概要
『時・闇の探検隊』およびマイナーチェンジ版『空の探検隊』に登場。
本編より前に突如彗星の如く現れ、一匹でダンジョンに挑む腕前、豊富な知識で探検家のヨノワールさんとして一躍有名になった。
振る舞いも物腰柔らかでギルドのメンバーの憧れの的。ジュプトルの悪事を止める為に主人公やギルドのメンバー達に協力するが、時折不敵な笑みを浮かべる。
作中での行動
- chapter-10で初登場。「きりのみずうみ」から遠征で帰ってきたプクリン達のもとへギルドへ訪れる。
- 主人公達がドクローズの罠にはまりエレキへいげんでレントラー・ルクシオ(『空の探検隊』では主人公・パートナー候補にコリンクが追加された関係上、ライボルト・ラクライに変更されている)の群れによってピンチになった時、助けた縁でパートナーから主人公の境遇を教えられる(主人公の名前を聞いた時の顔のグラフィックを見ていると……)。
- そしてときのはぐるまが盗まれている事件でギルドの面々と協力。エムリットが守るちていのみずうみのはぐるまは奪取されてしまうが、アグノムが守るすいしょうのみずうみのはぐるまは防衛。その際、ジュプトルを知っているような口振りをしたとパートナーが指摘すると、自分と彼の正体を話し始める。
- 実は未来から来たポケモンで、時の歯車を盗むことによって世界全体が時間停止を迎える星の停止を引き起こそうとしているジュプトルを阻止して捕らえる為に来たという。
- その後chapter-13終盤でジュプトルを逮捕して、彼を未来へ連れてハッピーエンド……
- パートナー「これで おわかれだね……。ヨノワールさん……。いままで ほんとうに……ほんとうに ありがとう!」
- ヨノワール「…………。これで……おわかれ…か……。それは どうかな?わかれるのは まだはやい!」
- パートナー「うわっ!」
- ヨノワール「オマエたちも……オマエたちも いっしょに くるんだッ!!」
物語は急展開を迎える事になる。
正体(chapter14以降のネタバレ注意)
- 正体は闇のディアルガの部下であり、星の停止を食い止めようとする主人公とジュプトルを始末するべくやって来たポケモン。
- 主人公達に協力したのも途中で主人公がジュプトルのパートナーだと気づいた為、いつでも捕獲できるように信頼を得て自身の手元に置くためであった。
- 上述で見せた不敵な笑みは、主人公の名前と不思議な力を知って正体に確信を得たからである。
- 本性は、目的の為なら直接関係の無いパートナーさえも始末しようとする冷酷な性格で、未来でジュプトル・主人公もろとも処刑を執行しようとするなど。
- パートナーは盲目的なまでにヨノワールに心酔していた為、真実を知った後も吹っ切れるまで時間がかかってしまった。
- 終盤、「まぼろしのだいち」でヤミラミ達と共に主人公達の前に立ちはだかるが、最終的には主人公達に倒される。
- 主人公に「歴史を改変すると自分が消えてしまうという」という残酷な真実を告げ、なおも自分の未来を守るべく立ち上がるが、じくうホールに押し込まれジュプトルと共に未来へと帰っていった。
スペシャルエピソード『あんこくのみらいで』
『空の探検隊』で追加されたスペシャルエピソードでは、未来に帰った直後について語られる。
未来に帰った後もジュプトルを追うが彼もヤミラミに襲われてしまう。ヤミラミに自身を襲わせたディアルガの真意を知るためにとジュプトルと同行する。
だが、それはジュプトルを嵌めるための演技で、ジュプトルの身体に魂を入れ替えてジュプトルを装い再び過去へ向かおうとしていた。
しかし、ジュプトルと冒険したことによって彼との間に本当の友情が芽生え始め、それに伴って考えも変わり彼と完全に和解する。
同時に彼が歴史変革を止める執念の原因も「ディアルガへの忠誠心」というよりも「歴史を変えた事による消滅への強い恐怖心」からという事も判明する(つまり、冷酷な面は恐怖心の裏返しで、chapter14以前のギルドで見せたような温和な性格の方が本来の性格である)。
ジュプトルから「生きる価値はその長さではなく輝けるかどうか」ということを教えられて心境が変化。最終的にディアルガに反抗し彼を助け、その後は歴史が完全に変化するまでの時間を稼ぐべくジュプトルとセレビィとともに暴走するディアルガに立ち向かい、ジュプトルに教えられた「生きる価値」を理解し満足したまま悔いなく消滅する。
ヨノワール
「ジュプトル………おしえてほしい………。」
「わたしの……わたしの いのちは……」
「かがやいていたか……?」
ジュプトル
「ああ。とびっきりな。」
その後、ディアルガよりもさらに上位の存在とされる者の能力で未来世界の復活とともにディアルガやジュプトル、セレビィらと共に彼も復活する。
余談
『ポケモン超不思議のダンジョン』でも同一個体が登場している