概要
『Pokémon LEGENDS アルセウス』に登場するキャラクター。
コンゴウ団の長を務める青年。親分肌だが、ゆっくりと待つのが苦手(要するにせっかちである)で、細かいことは気にせず突き進む豪快な性格。
それ故にシンジュ団の長であるカイの方針を良く思っておらず、彼女に嫌味を言って怒らせる姿が確認される。
このような悪癖もあるなど一見軽薄そうに見えるが、冷静な判断力やコミュニケーション能力に優れており、身内が人様に迷惑をかけたなら素直に謝る等、かなり常識的で怒っても根に持つ事は殆どない。
思想の違いや対立してきた過去の因縁といった感情的な理由で、共通の問題に相対しても協力出来ないコンゴウ団とシンジュ団の非効率的な関係にウンザリしており、ギンガ団を仲介として上手く事が進められるのならそれでよしと考えている。
似たような立場にあるカイよりも団長としての経験は長いらしく、自身で全てをこなそうとはせず、自分や団員の得手不得手をふまえた上で他人に任す(適材適所)采配を心得ている。
その為、シンジュ団自体に悪感情は持っておらず、助けられた際には礼を言い、団員達がシンジュ団に助力した事も責めないなど、安いプライドより秩序を優先できる大局観が見て取れる。カイにだけはケンカ腰になってしまうのも、個人的な相性の問題ではないかと自己推察しており、主人公に対しても特に偏見は抱いておらず、初めから友好的と気さくで人当たりもかなり良い(年上以外には二人称が「お前」が殆どな中で主人公には「あんた」なので寧ろ曲がりなりに敬意を払っている節もある)。
このように分かりやすいお人好しで手持ちポケモンになつき進化が条件とするブラッキーがいると彼の優しさはポケモンにも見られる他、せっかちなところも人の心情を敏感に読みとったり、団長としての責任感に繋がる辺りプラスにもなっている。
ライドポケモンを呼べる重要アイテムカミナギの笛を主人公にくれるのも彼。本人曰く笛の才能がなく扱えないらしい。
無料アップデートにより追加された『ヒスイの夜明け』では、ムベから忍者の技と料理の腕を学び始めたことを話していた。
容姿
青色が目立つジャケットのような着物を着こなしており、右腕は包帯で覆れ、左眉だけ切れていたり、今でいうメッシュらしきものを入れていたりと、時代設定からいってやたら現代的でチャラい(この時代風に言うなら「カブいた」)印象を与える。
また、首輪などのリングには石がはめ込まれており、メガシンカ使いを思わせる身なりともなっている。
手持ちポケモン
他媒体
ポケモンマスターズ
2023年5月31日から実装が決定。バディポケモンはリーフィア。
CVはアニポケでカキとクロスのルガルガンをはじめとする『サン&ムーン』以降多くのポケモンを担当した石川界人氏。
能力は、相手全体のくさタイプの抵抗を下げ、くさタイプの大ダメージを与えるようになる。初登場時、B技使用時に晴れにする事ができるテクニカルのマスターバディーズ。
ちなみにトレーナーズサロンにも5月31日から招待可能。これは同時に実装が発表されたカイより早い。(後に向こうは1ヶ月後の7月1日に実装された。)
余談
中国語(繁体字)版の名前が「剛石」であることから、名前の由来は金剛石。もしくはショウブ科のセキショウ。
ある人物との関係から、昔の米の収穫量の単位である石高(読みは異なるが)、または世界という二文字のうち、時間を意味する「世」とも掛けられている可能性がある(もう片方の「界」は空間を意味する)。
『LEGENDSアルセウス』の発売時点では、彼の子孫にあたる人物は現代にはいなかったものの、その後『ポケモンSV』のエキスパンションパス「ゼロの秘宝」にて、彼と容姿や雰囲気がよく似た女性:サザレが登場。公式では両者の関係について特に明言はされていないが、加えてシンオウ地方出身でリーフィアを連れているのかファンの間では「セキの子孫ではないか?」と話題になっている。