概要
かつて存在したポケモン攻略サイト「POKeDEX250」の育成鑑定板で、ある一般投稿者がパーティの鑑定を頼んだ際、そのパーティは全て特殊アタッカーだった事を指摘した返答者のコメントが由来。
「ハピ」とはハピナスのことである。
そこから
- パーティのアタッカーが特殊型に偏っている
- ポケモンの種族値が特殊に特化している、または物理技を持たない
場合、この言葉が書きこまれるようになった。
また、ハピナスの進化前であるラッキーも同じような性能であるため、「ラキで止まります」と書かれる場合もある。
残念ながら「POKeDEX250」は荒らしが原因で現在は閉鎖されているため、元ネタの書き込みは現在は参照できない。
解説
ハピナスはHP種族値255、特防種族値135とという、特殊防御、いわゆる「特殊受け」に特化したステータスを持つ。さらに高速回復技「タマゴうみ」と自身のHPの1/4を用いた新たな壁「みがわり」を備えるため、特殊アタッカーは最大打点がハピナスのHPの1/4を越えられない場合、一撃でハピナスの「みがわり」を壊せなくなるためハピナスを倒せなくなってしまう=「止まってしまう」のである。
かといって一撃で「みがわり」を撃破できたとしても、最大打点がハピナスのHPの半分を越えられない場合は自身のダメージがハピナスの回復量を上回れなくなり、やはりハピナスを倒せなくなる。
第三世代に登場したラティオスが当時それほど評価されなかったのは、「めざめるパワー」(ほのおかじめん)の厳選難易度、メタグロスに一致打点が通りにくかったことも然ることながら、ハピナスやカビゴンなどの特殊受けの存在も大きい。
ちなみに対策は簡単で、物理技で押せばよい。ハピナスの防御種族値はたったの10であるため、弱点のかくとう技ならば大ダメージを与えられる。ただしそれでも素のゴローニャ並みというとんでもない耐久力であるため、うかうかしていると「みがわり」で防がれたり回復されたりして返り討ちにされてしまうだろう。膨大なHPと低過ぎる防御のハピナス(ラッキー)相手に「とびひざげり」(近年の仕様)を外すと自分が即死してしまうリスクを抱えている。また、「カウンター」の採用も十分有り得る。
再来?
現在ではポケモンGOにおいてもハピナスがジムへの挑戦者を撥ね退ける頑丈さと「サイコキネシス」の発生の速さで猛威を振るっており、「ハピで止まります」の再来と評されている。
とはいえ攻撃力は高くないため、ある程度鍛えていれば倒すのに時間がかかるだけであり、(相手が近くに居れば倒すまでに全快されるリスクはあるものの)そこまで脅威ではなくなる。