「アハハ!」
「どんどん 実っていく!」
概要
『ポケモンSV』に登場するネモは、主人公と共にパートナーポケモンを選ぶライバルポジションである一方、既にチャンピオンにまで登り詰めていて周回プレイをしているような状態という、前例の無い存在として登場した。
この矛盾とも言える行動を成立させている動機は、ひとえに「ポケモンバトルが好きだから」であり、初戦の挑み方から「さっ 早く 戦(や)ろう」。そもそも『ポケモンSV』では基本的にこちらから話しかけないとバトルが始まらないところ、ネモ戦は例外が頻出するという「戦闘狂」と呼んで差し支えない存在だったのである。
また、「実る」は彼女の口癖であると共に「主人公に十分な実力を付けさせて存分に戦りたい」という光源氏計画のような願望の表れでもあった。
こうした様子から『HUNTER×HUNTER』に登場するヒソカ=モロウを彷彿とさせるとして、両者の名前を合体させた「ヒソカ=ネモロウ」と呼ばれるようになったのである。
ネット上では「H(エッチ)なお姉さんだと思ったらH(ヒソカ)なお姉さんだった」などといった感想が飛び交い、ネモの台詞にヒソカ特有の「♥♠♦♣」を付けたコラ画像が出回ったり、両者の台詞をシャッフルした「ネモかヒソカかクイズ」が作られたりした。
そして「違和感が迷子」と言われた。
このネタの流れで、同じくチャンピオンクラスである彼女がこのキャラに当てはめられることも。
実際のところは……
ヒソカが強敵を「狩る」ことに興奮を覚える特殊性癖の持ち主であるのに対し、ネモの目的はあくまで強敵と「戦り続ける」ことにある。そのためモチベーションとしてはリュウ(ストリートファイター)の「俺より強い奴に会いに行く」の方が近いと言える。
ネモは若くして優れた実力を身につけてしまったがために、他の生徒達から畏怖され、「強すぎるが故に誰も戦ってくれない」「その欲求不満を解消する為に手当たり次第にバトルを仕掛け遠巻きにされる」というジレンマ(と言うより悪循環)に陥っていた。
真の実力はと言うと、現役の最強チャンピオンにすら「私とのバトルでは全力を出していなかった」と評されたほど。それ故に「対等に戦えるライバル」を求めており、目を掛けた後輩を育てようとしていたのである。
そんな彼女がついに見つけた「自分以上に強くなる可能性を秘めた者」である主人公に執着するのは当然であり、ストーリー終盤に主人公が遂に全力の彼女を破ったことで、彼女は探し求めていた「宝」を得たのだった。
こういうわけで、ネモは主人公に危害を加えるつもりは毛頭無く、破られた後は実に満足気に次のバトルを申し込んでいる。戦闘狂か否かで言えば確実に戦闘狂なのだが、そこに悪意は一切無いのがネモという人物であり、彼女の生き様なのである。
ちなみにこの手の存在としては珍しく、快活ではあるが身体能力はそこまでではない。ついでにいいとこのお嬢様でもある。
未開の地「エリアゼロ」に赴いた際は、強いポケモンが闊歩している様にはしゃぎすぎたのかもしれないが、典型的なインドア派のボタンよりも先に息を切らしている。
関連イラスト
ヒソカや『HUNTER×HUNTER』と無関係なネタにもこのタグが付けられている場合がある。
ただし嫌う人も少なからず存在するので、安易に使わないよう注意していただきたい。基本的には作者自ら付けていなければタグの追加、コメントでの使用は控えた方が良いだろう。
関連タグ
ポケモンSV ネモ(トレーナー) HUNTER×HUNTER ヒソカ=モロウ
ポケモン(二次創作) ポケモンネタ化 戦闘狂 混ぜるな危険 謎のコラボ
スーパーマサラ人:ポケモンキャラの戦闘狂ぶりをジャンプ作品で例えた前例。ただし、こちらは身体能力の方が重視された。
夏油スグリ:『ポケモンSV』のDLCで発生した、新たなジャンプ作品との合体事故。
ヤンデネモ:ネモの執着ぶりをこう解釈したネタもある。
ネモい:公式のネモ評。出が遅かった上に長らく1回のみの使用だったため、本項の非公式ネタの方が広まってしまった感がある。