カロス御三家一覧
※山括弧〈〉内はフォルムチェンジ
くさタイプ (草御三家)
ほのおタイプ (炎御三家)
みずタイプ (水御三家)
ケロマツ → ゲコガシラ → ゲッコウガ 〈サトシゲッコウガ〉
概要
第6世代におけるにおける「パートナーポケモン」を指すトリオタグ。
名前の由来は、非公式通称およびグループタグの「ポケモン御三家」+上記作品の舞台となっている「カロス地方」。
また「6代目御三家」と言ったりもする。
ポケモンXYでも従来通りくさタイプ・ほのおタイプ・みずタイプの3すくみ方式となっている。
そのうえ最終進化形に付加される副属性も3すくみで、しかもこの相性が主属性の3すくみのループと同じである。さらに、素早さが草<<炎<水で草は防御性能があり、炎はバフ/デバフを撒き、水は最速での攻撃や自己補助であるため戦法上も3すくみに近いという徹底ぶりである。
例えば、ブリガロンはゲッコウガに対して圧倒的に有利だが、マフォクシーに対しては最早どうしようもないレベルで不利ということである。
最終進化形は、全員が2足歩行で「口から技を出しそうにない」見た目と雰囲気である。
爬虫類がいないのも特徴。
また、最終進化のデザインが戦士(ブリガロン)、魔法使い(マフォクシー)、忍者(ゲッコウガ)とファンタジーRPG風なモチーフでまとまっている。
ゲームでの性能
たねポケモン
H | A | B | C | D | S | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ハリマロン | 56 | 61 | 65 | 48 | 45 | 38 | 313 |
フォッコ | 40 | 45 | 40 | 62 | 60 | 60 | 307 |
ケロマツ | 41 | 56 | 40 | 62 | 44 | 71 | 314 |
1進化
H | A | B | C | D | S | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ハリボーグ | 61 | 78 | 95 | 56 | 58 | 57 | 405 |
テールナー | 59 | 59 | 58 | 90 | 70 | 73 | 409 |
ゲコガシラ | 54 | 63 | 52 | 83 | 56 | 97 | 405 |
2進化
H | A | B | C | D | S | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ブリガロン | 88 | 107 | 122 | 74 | 75 | 64 | 530 |
マフォクシー | 75 | 69 | 72 | 114 | 100 | 104 | 534 |
ゲッコウガ | 72 | 95 | 67 | 103 | 71 | 122 | 530 |
フォルムチェンジ
H | A | B | C | D | S | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
サトシゲッコウガ | 72 | 145 | 67 | 153 | 71 | 132 | 640 |
カロス御三家は前世代より長所に特化した種族値配分をしており、平均種族値はホウエン御三家と僅差ながら2位となっている。
新要素のフレンドサファリにより、殿堂入り後からすぐに隠れ特性持ちが解禁されるのも特徴。
何れも今作で初登場の特性で、♂からも隠れ特性のタマゴ遺伝が可能になったこともあり、対戦で見かける機会も多い。
第7世代(USUM)では、マフォクシー以外が「グロウパンチ」を同時習得した。
ブリガロンについて
ハリマロンの最終進化形ブリガロンは進化するとかくとうタイプが加わり「こうげき」と「ぼうぎょ」に優れた物理アタッカーの種族値を持つ。
攻撃は草御三家の中で3位(御三家全体だと8位)タイ、防御は御三家の中でトップとなっている。
当時専用技だった「ニードルガード」により攻防にも優れるが、ひこうタイプの4倍弱点が辛い事や第7世代で環境を席巻したフェアリータイプの存在が重く不遇気味だった。
隠れ特性は砲弾系の技を無効化する「ぼうだん」で、メガフシギバナにとって天敵となり得るポケモンの1匹となった。
マフォクシーについて
フォッコの最終進化形マフォクシーは進化するとエスパータイプが追加。
バシャーモ、ゴウカザル、エンブオーと3世代に渡って続いた、かくとう複合からのマンネリから脱却した。
「とくこう」がカロス御三家の中で最も高く「とくぼう」「すばやさ」も高い特殊アタッカーの種族値となっている。
特に特攻は炎御三家の中で1位、ポケモン御三家全体だと3位と高く、特防も炎御三家の中で1位(御三家全体だと4位タイ)の能力で、素早さも炎御三家の中3位(御三家全体だと6位)と十分高水準。
専用技「マジカルフレイム」も特防が高いマフォクシーとの相性が良く、後の第8世代ではわざマシンとして多くのフェアリータイプに配られている。
隠れ特性は「マジシャン」で道具を持っていない状態で攻撃すると相手の道具を奪うという特性だが、如何せん安定しないので通常特性の「もうか」が使われることが多い。
ゲッコウガについて
ケロマツの最終進化形ゲッコウガは進化するとあくタイプが追加され、「すばやさ」がカロス御三家の中で最も高く高速両刀アタッカーの種族値をしている。
特に素早さは130族には劣るもののトップクラスの種族値で、ジュカイン・エースバーン・インテレオンを抜いて全御三家中最速。
物理・特殊・補助技も豊富に揃っており、後述の隠れ特性の凶悪ぶりも相まって様々な型で戦えるのが魅力。
隠れ特性は「へんげんじざい」で使う技と同じタイプに変化するという、まさに変幻自在な特性となっており、みずタイプの御三家の隠れ特性は総じて不遇というジンクスを打ち破っている。
第7世代では「げきりゅう」とZワザを組み合わせた瞬間火力特化型も存在しており、通常特性であっても油断できない。
いずれの型も甲乙つけがたく、第7世代のシングルバトルでは使用率が3位と御三家のトップメタとして活躍した。
特別ゲッコウガのみが持つ特性「きずなへんげ」は相手を倒すとアニポケ出典のサトシゲッコウガにフォルムチェンジする。
チェンジ後は「こうげき」「とくこう」「すばやさ」が大きく上昇し、元専用技の「みずしゅりけん」の性能が変化する。
残念ながら通常のレーティングバトルでは使用できないが、バトルツリーでは使用することができる。
またゲッコウガはスマブラシリーズに参戦し、2016年の「ポケモン総選挙720」と2020年の「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」では1位に輝く程の人気ポケモンとなっている。
所謂「オシャボ」について
カロス御三家は第6世代及び7世代でモンスターボール以外のボールに収めるチャンスがある(所謂「オシャボ」)。
サファリボール、コンペボール入りのカロス御三家については第九世代のDLC藍の円盤で実現可能になった。
各シナリオでの評価
XY
今回は最初のジム攻略後、次のジムまでが非常に長い道のりである上、プラターヌ博士からもカントー御三家を1匹貰える、序盤に三猿が野生で出てくるなど必要なタイプを揃えられるため、どれを最初に選んでも(パーティ編成さえ気をつければ)全く問題なく進行することが出来るようになっている。
そのためなのか、3匹とも前述の通り御三家としては少し偏った能力配分になっているため、役割を決めて他のポケモンと協力しながら使いたい。
サン・ムーン / ウルトラサン・ウルトラムーン
特定の曜日でしまスキャンをすることで野生の個体が出現する。
サン・ムーンはしまスキャンでも出現しないが、体験版経由で前述のきずなへんげのゲッコウガを使用することが可能。