ヒスイ御三家一覧
くさタイプ
ほのおタイプ
みずタイプ
概要
『LEGENDSアルセウス』の舞台、「ヒスイ地方(後のシンオウ地方)」におけるパートナーポケモン(ポケモン御三家)。また「9代目御三家」と言ったりもする。
昔の時代を描く本作では、以前の作品でデビュー済みな8組24種のポケモン御三家の中から、この3匹がパートナーとして再選出された。
初登場作品(世代)は見事にバラバラだが、これはラベン博士によって別々の土地(地方)から連れてこられたという設定である。
また、現在のシンオウ御三家の3匹に関してはヒスイの地で野生出現している。
最終進化系は御三家初のリージョンフォームになるが、何れも和を意識したデザインとなっている。すべて複合タイプだが2024年現在、歴代の御三家と同じ複合タイプの御三家ポケモンがいる(ヒスイジュナイパーのくさ&かくとうはブリガロン、ヒスイバクフーンのほのお&ゴーストはラウドボーン、ヒスイダイケンキのみず&あくはゲッコウガ)。
また今作では、進化レベルが全て同じレベルに統一されている(1進化→レベル17、2進化→レベル36)。
これらの3匹のチョイス理由として、北海道はアイヌ文化では「フクロウ」「火山」「ラッコ」が信仰対象になっていた事が由来だという説が有力。また、ヒノアラシはトガリネズミと容姿が似ており、日本でトガリネズミが生息するのは北海道のみ。なので、北海道の土着生物縛りも兼ねているのだろう。また最終進化形は「マタギ」(ジュナイパー)、「イタコ」(バクフーン)、「サムライ」(ダイケンキ)といった和風テイストが強めなデザインにもなっている。
投稿イラストによっては、各々の進化系も交えた組み合わせになることもある。
アニポケでは奇しくも全てサトシの手持ちに加わっており、何の因果か全員が最終形態に進化しきっていない。
また、彼らが最初に御三家を務めた地方はいずれもこの人が訪れていた地方でもある。
なお、本作では選ばなかった2匹についても、クリア後には改めて貰えるようになる。
それのみならず、進化形も含めクリア後の次元の歪みや大大大発生などで野生でも登場する。もちろん、オヤブン個体もちゃんと存在する。
各シナリオでの評価
本作の最大の特徴はストーリー攻略上捕獲が必須な一方、既存の作品と異なるダメージ計算が適用されるため単騎攻略が不可能なゲームバランスである。
要するにどの御三家を選んでもストーリー攻略の格差は生じにくく、団員ランクを上げてオヤブンなどを捕まえることで御三家を補うのが前提と言える。
キング・クイーン(ヒスイ)については厳密には直接バトルしなくてもよい(ただしその場合主人公のアクションがバトルした場合より多く要求される)ことも格差が生じにくい一因となっている。
もし迷ったら?
ヒスイ地方には第4世代の新ポケモンが全部いるので、先にパーティに入れたいポケモンを考え、そこから逆算して選ぶ御三家を決めるのが最も無難か。
(フローゼルを入れたいので、弱点の被っていないモクローやヒノアラシを選ぶ、といった感じ)
ちなみにミジュマル(→ヒスイダイケンキ)はシナリオの山場で戦うコイツやコイツやコイツ(重度のネタバレ注意!)に対して弱点を突くことができる。
「最高の強敵を打ち破るのはやはり御三家で」という拘りのあるプレイヤーはミジュマルを選ぶのも一興。ただし前述の通りレベルを上げて弱点を突くだけでは倒せないのがLEGENDSアルセウスなので、仲間によるお膳立ては必要になるが。
他作品との連動
ゲームの仕様上、現代のシンオウ地方へ連れて行けるのはヒノアラシのみとなっており、そちらでは大大大発生も発生しないので他2体の捕獲も不可能(ただし、ヒスイバクフーンは連れて行けない)。
しかし、現代のパルデア地方へはストレンジボールに変化するものの全員連れて行くことが可能。
第9世代
ポケモンHOMEとの連動に伴い入国が解禁。
また、最強のテラレイドバトルにおいてヒスイ御三家の原種がそれぞれ抜擢されており、それを元手に厳選した個体をHOME経由でヒスイ地方に連れて行って最終進化させ、またパルデア地方に送り返すということもできるようになった(これにより、ヒスイ御三家のオシャボ厳選も事実上解禁された)。
ただ、いずれのケースにおいても『LEGENDSアルセウス』のソフトとポケモンHOMEが不可欠であるため、これらの手段を持っていないプレイヤーにとっては少々敷居の高い存在でもあった(もっとも、ヒスイ御三家に限らずすべてのリージョンフォームに言えることであるが…)。
そうしたプレイヤーに対する救済も兼ねてか、DLC前編配信開始後から、ヒスイ御三家を対象とした最強レイドが順次実施されており、クリアすることができればわざわざ上記の手段を取らなくてもヒスイ御三家を入手することが可能となった。
なお、あまり注目されないがヒスイ御三家の最強レイドは、「リージョンフォーム初の最強レイド」かつ「(ブルーベリー学園のような特殊な状況でなければ)パルデア地方以外では出現しないポケモンの最強テラレイドバトル」である。
今更な話ではあるが、ヒスイ地方という過去でしか見られないはずのヒスイ御三家が現代に登場している事実だけを鑑みれば、SV本編に登場したパラドックスポケモンに近しい存在と言える(もっとも、ゲーム内イベントをそのまま世界観や設定にどこまで反映できるかは怪しいものがあるのだが)。
これについては、DLC後編終了後のとあるイベントで「高濃度のテラスタルの結晶には異なる時代・次元同士をつなぐ作用がある」ことが明かされており、この説に則れば、ヒスイ御三家は大昔のヒスイ地方からテラスタル結晶の作用で現在のパルデア地方に出現したという説が成り立つ。ヒスイ地方にも異なる時間軸のポケモンが出現する「時空の歪み」と呼ばれる現象が発生することがあり、恐らく時空の歪みとテラスタルの結晶の力が何らかの形でリンクした結果、こうした事態が起きたのではないかと考えられる。
余談
本作のライバル枠のトレーナーがピカチュウを相棒にしており、御三家をゲットしない関係で、他作品と違ってストーリー内で御三家を使うトレーナーと戦うことはない。
関連イラスト
地方別御三家タグ
カロス御三家は同様にタイプ2つを含めて完全に有利な相性となっているという共通点がある。
関連タグ
パートナーポケモン(ポケモン御三家) LEGENDSアルセウス
リザードン:ベクトルは違うが、最終進化系の種類が二つある御三家ポケモンつながり。