概要
ゲーム『ポケットモンスター 金・銀・クリスタル』及びそのリメイク版である『ハートゴールド・ソウルシルバー』内で起きるイベント。
(正しい表記は「カイリュー はかいこうせん」だが、空白有りだとタグとして機能しないため、本記事タイトルでは間にアンダーバーが入っている。)
ジョウト地方のチャンピオンであるワタルが、カイリューにロケット団の仲間の男に向かって「はかいこうせん」を放つように指示したのがこのセリフである。
テレビアニメ版「ポケットモンスター」ではトレーナーに攻撃はよく見られる光景だが、ゲームでは一切無かったシーンであるためネタにされる事が多い。
喰らった相手は吹っ飛ばされて壁に叩きつけられており、描写が省かれているだけでポケモンバトルが行われていたのだと解釈しても余波で人が飛ぶレベルの一撃を見舞っているという事になる。
相当に容赦が無い。
経緯
いかりの湖での異変を解決するため、ワタルは主人公に協力を要請する。
早速、湖の南側にある町「チョウジタウン」が怪しいと睨んだ彼は主人公に一緒にくるように促し、二手に分かれて調査をすることになる。
怪電波が発せられている(ポケギアのラジオ機能を活用することで突き止められる)「木」を発見した主人公は、木、もといアンテナの横にある土産物屋の中に入ると、既にワタルが土産屋の店員に扮したロケット団の仲間の男を問い詰めていた。
いつまでもアジトの場所を吐かない男に痺れを切らしたワタルは、カイリューに「彼に向かってはかいこうせんを撃つ」よう指示した。
当然「はかいこうせん」を喰らった男は無事で済むわけなく、吹っ飛ばされた勢いで壁に叩きつけられ、気絶した。
もう一人の仲間である男はこの光景を見て身がすくんだことで動かなくなり、ようやく異変の原因を調査できるようになった主人公達は隠し階段を発見し、アジトの中に潜入した。
余談
普段はチャンピオンとして正々堂々と戦うはずの彼をここまで怒らせた理由としては「相手がカイリューに何か危害を加えようとした」「特殊な電波でコイキングを無理やりギャラドスに進化させるなどポケモンを粗末に扱う相手が許せず、礼儀を重んじる必要性も無いと判断した」というのが考えられる。(彼の手持ちにもギャラドスがおり、進化前のコイキング共々愛着のあるポケモンであった事が窺える。)
また、後日談のようなものとして『ポケマス』では、はかいこうせん事件の被害者当人と思しいトレーナーが出演している。