概要
正式名称は「ポケモンギア」。
『ポケットモンスター 金・銀・クリスタル』およびリメイクの『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』に登場するシルフカンパニー製の携帯端末。
時計、電話、ラジオ、タウンマップの機能を搭載しており、今で言うスマートウォッチに近い。ただし、ラジオとタウンマップの使用には「拡張カード」が必要。
形状も1990年代後半の時計と携帯電話を合体させたかのような丸と四角になっている。
取扱説明書によれば腕時計のように手に巻いて使用するそうだが、男主人公は黒いポケギアを左腕に付けるものの、女主人公は白いポケギアを首から提げている。
また、冒険の先々で勝負をしたトレーナーの電話番号を登録することで再戦や会話を楽しんだり、『クリスタル』以降は便利な道具をもらうこともできる。洞窟では圏外になるあたり携帯電話らしい。
ジョウト地方とカントー地方ではラジオ局がそれぞれ異なるため、受信できる番組に違いがある。
時折変な電波も拾ってしまい、アルフの遺跡ではアンノーンの出現率が上がる「なぞのでんぱ」、ロケット団アジトでは「かいでんぱ」が流れる。
『HGSS』では、ニンテンドーDSを意識した二画面のデザインに変更された。
男主人公は青いポケギアを左腕に付け、女主人公はピンクのポケギアを鞄にぶら下げている・・・結局、女主人公がまともに手に巻いて使用することはなかった。
また、ラジオ番組「ポケモンミュージック」内に「ホウエンサウンド」や「シンオウサウンド」が流れている時に特定のダンジョンに行くと、ホウエン地方やシンオウ地方のポケモンが出現するようになった。
なお、リメイク前は電話番号の登録件数の上限が番号を教えてもらえるトレーナーの数より少なく、全員の登録は不可能だったが、今回は全て登録できるようになっている。
現在まで続く携帯端末機器の第1号であったのだが、アニメ版ではあまり使用されておらず、サトシは劇場版で他人から借り受けたものを使った程度。
一方、DP編の終盤ではタケシが『HGSS』版のものを活用している。