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概要
ポケモン不思議のダンジョンシリーズにて登場したパルキアの通称。
経緯
初登場の『探検隊シリーズ』では、あまりよい印象を持たれないキャラになってしまった。
クリア後シナリオの終盤に突如として現れ、「世界を滅ぼすレベルの空間の歪みの原因がお前(主人公)にある」と言いがかりをつけ主人公・パートナーを強制的に連れ去り、自らの用意したダンジョンにてガチンコ勝負を仕掛けてくる。しかも一人称がオレ。
当のダンジョンの難易度もさることながらパルキア自身も物凄い強さで待ち構えている。何せ部屋全体攻撃「あくうせつだん」を離れたところから連発し、かつ急所に当たりやすいのだからたまったものではない。当然「いあつかん」持ち。
ただし状態異常耐性が全くないのでそこを突けば案外何とかなるかもしれない。
真相
なお空間の歪みの真犯人はこいつで、パルキアは夢の中に出てきたこいつにまんまと騙されて主人公を消し去ろうとしたという文字通りの残念系だった。
一応フォローしておくと、主人公たちの周囲に空間の歪みが発生していること自体は本当(それでも世界の崩壊とかできっこない程に弱いものだったが)であり、事情を理解した後は世界の崩壊を食い止めるべく必死で空間を修正。
そして最後は舐めたマネをしてくれた真犯人に落とし前を付けるべく最終決戦の場に現れ、逃走寸前の黒幕にトドメを刺して事態を収拾した。
クリア後は再度「そらのさけめ」に挑戦し倒すことで仲間にできる。
また、主人公とパートナーの空間の歪みがなくなったことにより進化することも可能になる。
ディアルガとの比較
また、残念な印象を持たれたもう一つの原因はやはり、相方であるディアルガとの扱いの差であろう。
- 闇のディアルガに相当するオリジナル形態を与えられない。
- クリア前のストーリーや外伝のラスボスではない、ほぼポッと出の章ボス扱い。
- 本来のディアルガは極めて心優しい性格だがパルキアは元から短気でやる気が空回りするタイプ。
- 住処である「そらのさけめ」はディアルガの住まう「じげんのとう」とは異なり、特に世界の運営には関係ない場所となっている。
- 作中で鍵を握る「時の歯車」もディアルガ関連アイテムであり、UMAトリオも各湖にある歯車の管理者という扱いであり、原作で接点があったはずの彼女たちとの接点がまるでない。
- 上述したようにディアルガのような敵に回った理由に壮大なドラマがあるわけでもなく、単に騙されていただけという空間の神にあるまじき失態を晒す。
- 初参戦となったタイトルが「"時・闇の探検隊"」とディアルガやダークライを連想させるものでパルキアだけ蚊帳の外。
とはいえ、ディアルガ同様に専用テーマ(「パルキア襲来!」)があったり、きちんと空間を操る能力は使用されていたりと完全に不遇というわけではない…のだが、『超不思議のダンジョン』でのBGMは「ボスバトル!列強伝説!」…つまりボスバトル(伝説)の汎用BGMが採用されてしまっている…。
前作のカイオーガも同格の2体とは異なり、クリア後のボスという扱いだが、こちらは別に敵に唆されたとか、そんな理由で主人公に襲ってくる事はなく、グラードンに負わされた傷が癒えた折にテリトリーの最下層にまでやって来た侵入者の迎撃という伝説のポケモンらしい扱いをされている点で差が付いてしまっている。
尤も、発売時期が『プラチナ』より前だったがために単なる隠しボスとして登場したギラティナの方が本当に不遇だったりする。
実力
味方としての実力はというと、かしこさの面だけで見ても命中率アップのかしこさ「しゅうちゅう」やPP節約やPP自体を上げる「ようりょうよし」や「たげい」に加え、最大まで上げると、登場ポケモン中唯一自力で壁破壊ができる「あくういどう」が使えるようになる。その上専用アイテム「エアーブレード」がダメージ1.5倍、かつ部屋攻撃技が満載という至れり尽くせりの性能。
また、空の探検隊に対応するポケモンはシェイミであると同時にパルキアではないかとも考えられる。(パルキアの分類は『空』間ポケモンだが、空間と空は意味が似て非なるもの。)
余談
ちなみに彼の住処である「そらのさけめ」は空に出来た裂け目というだけあってひこうタイプや浮遊しているポケモンが生息している一方で、いくらか陸のポケモンで占められている(確認できるだけでもサンダース、ドラピオン、エレキブル、ドクロッグ、エルレイド、ヤミラミ、ユンゲラー、スリープ、スリーパー。東京上空の四次元空間に生息するトドラのような扱いなのだろうか?)
超不思議のダンジョンに登場するパルキアはこのパルキアであるようでその証拠に一人称がオレである。