概要
惑星ゼーベスで撃破されたリドリーがスペースパイレーツの遺伝子工学とサイボーグ技術で機械化して蘇ったメタフォーム。
いわゆるリドリーのクローンであり、機械化に伴い人工知能ユニットや装甲プレート等を配したメタ遺伝子的改良が施され、攻撃力・機動性・外皮強度の全てが向上している。
なお、スペースパイレーツの指揮官だったオリジナルとは異なり、こちらは生体兵器の様な扱いとなっている模様。
作品別の解説
シリーズ初登場。
サムスが序盤に訪れるパイレーツの宇宙船「フリゲートオルフェオン」の内部で姿を表すも、サムス襲う事は無くすぐさま近辺の惑星「ターロンⅣ」へと移動。サムスがターロンⅣに降り立つきっかけになった。
その後、本作終盤にてアーティファクト神殿の封印を解いたサムスの前に立ちはだかる事となる。
戦闘時には追尾性のある熱線、胸部のマルチミサイルシステム、広範囲に絨毯爆撃可能なボムランチャー、高熱エネルギーを凝縮した衝撃波などを用いてサムスを苦しめる。
ある程度ダメージを与えると翼が燃えて飛べなくなり、地上戦へと以降。こちらでは強烈な突進や鋭利な尾での薙ぎ払いといった近接攻撃を行ってくる。
冷気系の攻撃が有効ではあるが動きが素早いため、弾速が速いかつ威力の高い技で攻撃する事をオススメする。
また、スリムな見た目とは異なり体を覆っている外皮の強度は高く、サムスの攻撃は効かないものの、薄い腹部装甲(コア)が唯一の弱点となっている。
ただ、地上戦時では口腔部に一定のダメージを与えないとコアに攻撃するチャンスが生まれ無い上、その口腔部へ攻撃出来るタイミングも少ないため、慣れるまで苦戦は免れられないだろう。
因みにコア目掛けてブーストボールによる体当たりを行うと、一撃で飛行不可能になるほどの大ダメージを与えることが出来るのだが、これはバグ技だった様で、移植・リマスター版であるWii版と『リマスタード』では修正され、実行不可となっている。
こちらでは、惑星ターロンⅣの個体とは別に復活させた最新型の個体が登場。
有機的なサイボーグ技術が施され装備も拡張されており、従来のリドリーより若干大柄になっている。
口からの火炎弾や追尾性ブレス、複数の形態で使用するマルチプラズマキャノンに加え、四肢先端部に強化クローを装備している。
堅い外皮による防御力は健在で、欠点であった胸部コアも廃止されたが、拡張機能の構造的欠陥に伴い口中のプラズマキャノン周辺部のみ低強度となっており、こちらが弱点となっている。
このメタリドリーとの戦いは制限時間つきの落下しながらの激しい攻防となる。上記の武器に加え外壁の破片を飛ばしてきたり掴みかかって近距離でのクローによる殴打で攻撃してくる。
最終的には弱点である口に至近距離でサムスにパワービームを叩き込まれて撃破されるが、後にスペースパイレーツの本拠地である惑星ウルトラガスのリヴァイアサン・シードでフェイゾン強化を受け、オメガリドリーとして蘇る。
アドベンチャーモード「亜空の使者」にボスキャラの1体として登場。亜空間爆弾の仕掛けられたエインシャント島からファルコンフライヤーで脱出しようとするファイター達の前に突然現れ、戦闘となる。島に時限式の爆弾がセットされているため、戦闘はわずか2分という制限時間の下行われ、その間に倒せないとタイムアップとなる。
攻撃方法は口から吐き出す光弾や巨大火球の他、滑空しながら四肢の鋭い爪を用いて引っかいてくる攻撃など。また、ボディプレスやステージを傾けさせることでプレイヤーを場外に落とそうとする、体力が減ってくるとステージから離れたところから攻撃する。
これ以前にも通常のリドリーが出現し、サムスやピカチュウと戦っているが、そちらと同一個体かどうかは不明。また、リドリーとメタリドリーは亜空軍の一味だったかどうかも不明である。
ただ、襲撃地点はいずれもエインシャント島内部であったことから、亜空軍と何らかの関わりがあった可能性は否定できない。また、倒されたリドリーが亜空軍に回収され、強化されたことでメタリドリーに変じたと仮定すれば、あの場に突然出現したとしても何の不自然もない。
なお、本作では『メトロイドプライム』で使用されたメタリドリー戦のBGMも存在するが、「亜空の使者」ではファルコンフライヤーのある場所まで脱出する行程で流れ、なぜか肝心要のメタリドリーとの戦闘時では流れない(リドリー戦と同じBGMが使用される)。
ちなみにこのメタリドリー、フィギュア化させることが最も困難なボスキャラクターとして悪名高い。
- まず、メタリドリーの登場するステージだが、恐ろしく行程が長い。メタリドリーのいる場所へ到着するまでは急いでも軽く10分は掛かる。当然、道中では敵との戦闘もあるため、途中で集中力が切れてやられてしまうこともある。
- そして、ようやくメタリドリーのいる場所にたどり着いても、今度はたった2分という時間制限が大きな壁となって立ちはだかる。敵キャラをフィギュア化できるスマッシュプレートが出現するかどうかは完全に運。こればかりは戦闘時間内にプレートが出現してくれることを願うしかない。
- さらに、体力が減ってくると場外ギリギリの地点に居座るようになるため、プレートを当ててもステージ外に落下して自キャラが取れなくなってしまう可能性が高い。
- ボディプレスをかまして、自キャラをステージごと場外へ叩き出そうとしてくることがあり、その際には予備動作時にステージ中央上空へと上昇していくので、その際にあらかじめ置いておくような間隔でプレートを投げ上げてやると成功しやすい。ただこの場合、タイミングを逃すと自分がステージごと場外へ放り出されて一撃KOになってしまうので、相応のリスクを覚悟する必要がある。
非常に高い入手難易度から、プレイヤーの間では悲鳴が続出、遂にはフィギュア化を諦めてしまうプレイヤーも存在した。
プレイアブル参戦したリドリーのカラーバリエーションの1つとして登場。
勿論単なる色替えに過ぎないので、原作のように小型ミサイルや追尾性のブレスを放ったりといった特別な能力は持っていない。
