概要
『大乱闘スマッシュブラザーズX』のゲームモードの1つ「亜空の使者」に登場する敵組織。
平和な「この世界(=ファイター達の住む世界)」に突如として姿を現した謎の軍団。
「亜空間爆弾」と呼ばれる装置を使い、世界の一部を切り取っている。
幹部格を除いて、戦闘員はマリオシリーズの敵キャラ、ロボットの同形機、本作オリジナルキャラクターで構成されている。
『大乱闘スマッシュブラザーズ_for_Nintendo_3DS』でも一部のキャラクターがフィールドスマッシュの敵キャラとして続投。なお、ここで登場するキャラクター達が、タブー消滅後の亜空軍の残党なのかどうかについては語られていないため不明。
『大乱闘スマッシュブラザーズ_for_Wii_U』でのピットのスマッシュアピールの一部に前作の『大乱闘スマッシュブラザーズX』の話題が含まれている為、少なくとも時列的では『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』は亜空の使者の後であるのは確かである。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では亜空軍関係のスピリットが存在する他、ガレオムが一部キャラの「勝ちあがり乱闘」やアドベンチャーモード「灯火の星」のボスキャラクターとして登場している。
原作ありきのキャラクターを除き、この世界の外側の存在ではあるものの、影虫由来の存在だからかスマッシュプレートでフィギュア化が可能になっている。
構成員
首領
亜空軍を操っていた黒幕。「亜空の使者」のラスボス。亜空間でしか存在することができず、「この世界」を手中に収めようとマスターハンドを操り、侵略活動を繰り広げる。
ファイター達を一撃で戦闘不能にする「OFF波動」が彼の必殺技。ソニックの不意打ちによって翼を壊され、OFF波動の規模が弱まった(それでも対戦中のファイターを即死させる威力は維持した)状態でファイター達と最後の戦いを繰り広げる。
「この世界」の創造主でありながら、亜空間のモノに近い存在であり、双方を自由に行き来することができる。
ガノンドロフとクッパに指令を与える亜空軍の首領と思われていたが、実際はタブーの光の鎖によって操られていただけだった。
終盤では正気を取り戻してタブーに挑んだが、あっさり返り討ちにされてしまった。
マリオシリーズではお馴染みのボスキャラクター。
実働部隊の隊長的な役割で、手下のクッパ軍団を率いてファイターたちを攻撃しフィギュアを収集。
ガノンドロフとはそもそもウマが合わなかった模様で、ひそかに対立していた。一方でマスターハンドには忠実だったようで、タブーに敗れたマスターハンドの姿を見ると肩を落としていた。
後にガノンドロフによってフィギュア化されてしまうが、デデデらによって復活させられ、彼らと戦闘を繰り広げた後和解し、共に亜空軍の打倒に向かう。
マリオのライバルキャラの一人。
一応亜空軍所属で、クッパ同様にファイター達をフィギュア化して回っていたが、ガノンドロフやクッパとは行動を共にせず「自由気ままに行動していた」とのこと。
リュカとポケモントレーナーの戦いに敗れてフィギュア化され、その後ガレオムの体内に内蔵された亜空間爆弾の爆発に巻き込まれて亜空間に飲み込まれてしまうが、後にデデデらの手によって復活させられた彼は、なし崩し的に戦いに参加している。
魔術師のような幹部。空を飛んで亜空間爆弾を輸送するが、亜空間爆弾が起爆する際にロボット達が犠牲となることを悲しんでいる。
その正体はエインシャント島に住むロボットのトップである「マスターロボット」である。高度な科学技術に目をつけたタブーに島を占拠され、住民であるロボット達を人質に取られたことで、無理矢理亜空軍の侵略計画に加担させられ、姿を変えて亜空間爆弾の起動・設置を担当していた。
ロボット達からは絶対的な忠誠を誓われており、本人もロボット達のことを大切に想っていた為、ロボット達を犠牲にして起動する亜空間爆弾のことについて苦悩していた。 その後、ガノンドロフが亜空砲戦艦を完成させたことで用済みになり、「この世界」への入り口を開けるためにエインシャント島を亜空間爆弾で爆破しようとしたことを知った彼は亜空軍に反旗を翻す。
だがガノンドロフにロボット達を強制コマンドで操られてしまい、亜空間爆弾の発動を止められずにロボット達を助けることもできず、彼だけが他のファイター達に無理矢理連れられて脱出した。
結局、大量の亜空間爆弾の爆発に飲まれたエインシャント島はタブーが滅び亜空間爆弾が収束した後も「この世界」に戻ってくることはなかった(OPおよびクライマックスで映し出される「X」字型の光がエインシャント島のあった場所とされる)。
戦艦ハルバードの操縦および影虫の生成を担当している。
影虫は彼の体内に存在する物質から無限に抽出されるものであり、亜空軍のモンスターはその影虫を基に生み出されていた。
Mr.ゲーム&ウォッチ自身も影虫から作り出された自身の分身と共にハルバードを操縦し、世界各地へ影虫や亜空軍の兵士を送り込んでいた。戦艦に侵入してきたスネーク達に追い詰められた際には、多数の影虫を吸収しデュオンに変貌する。
彼自身は元々善悪の概念を持っていない模様で、自身が与えている影響についても充分理解していなかった状態で亜空軍に加担していた。
スネーク達に敗れた後でピーチに説得されて改心し、亜空軍からファイター側に寝返った。
その他の構成員
亜空軍兵士
Mr.ゲーム&ウォッチの体内から抽出される影虫から作り出された兵士。
- プリム
亜空軍の一般戦闘員。 /> 肉弾戦を主体とする基本型に加え、
- ブーメランによる遠近の攻撃を使うブーメランプリム
- ビームソードで斬りかかってくるソードプリム
- 3連射の通常弾とチャージしてからの波動砲を使い分けるバズーカプリム(放ってくる弾はPSIマグネットやリフレクトの対象)
- 重たい上に投げ以外で怯まず、飛び道具を反射するメタルプリム
- 口から火の玉を飛ばしたり火炎放射したりするファイアプリム
- とにかくデカイビッグプリム
といった派生個体が存在する。
ちなみに顔のパターンは20種類ほど存在し、ゲームを起動するたびにランダムで変わる。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではスピリットの一つとして登場。憑依ファイターはもちろんMr.ゲーム&ウォッチ。
- ガルファイア、ガルアイス、ガルサンダー
中心部に目を持つ円形のタイヤのような敵。ウィリーにそっくり。
壁や天井も関係なしに地形に沿ってコロコロ転がってきて、敵を確認すると体を展開して攻撃を加える。
差し色が赤のガルファイアは炎属性。移動は遅いが、攻撃力が高くタフ。氷に弱い。
青のガルアイスは氷属性。攻撃範囲が狭めだが凍結効果があり、移動が速い。炎が苦手。
黄色のガルサンダーは雷属性。放電は攻撃範囲が広めな上に連続ヒットする。苦手属性無し。
「フィールドスマッシュ」にも登場している。
亜空軍の兵士の中でも悪意を持たない珍しいキャラクター。
恥ずかしがり屋で気が小さく、近づくと色々なゴミを投げ捨てながら逃げていく。
投げ捨てるゴミの中には回復アイテムが混じっていることもよくある。一方で、投げ捨てるゴミに当たった際に受けるダメージ・吹っ飛ばし力が意外と高いので油断はできない。おまけに逃げ回るのでフィギュア化にも一苦労する。
「フィールドスマッシュ」にも登場。持っているアイテムも種類が増えるかも?
その可愛らしい容姿や仕草からファンからの人気はかなり高く、pixivにおいては亜空軍のキャラクターでは最も多くのイラストが投稿されている。
- バイタン
1つ目のボールのような容姿をした敵。ビリリダマやマルマインに似ているような。
単体では大したことはないが、一定時間が経過すると目から新たなバイタンを生み出し、鼠算式に増殖していくので地味に厄介。分裂する前に倒したい。
4倍近い体格を持つ個体も存在し、こちらは体力・攻撃力共に通常の個体と比べて高い。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALにもスピリッツで登場するが、スロットゼロのスピリッツとしてはパワーが最下位の上に無個性と出番は極めて少ないだろう。
- ローダ
一輪のバイクのような容姿をした敵。
画面外から突進してくる。突進をかわされても方向転換して再度突っ込んでくることがあるので油断しないように。
徒党を組んで襲いかかってくることもある。
- ボンヘッド
その名の通り頭が爆弾になった敵。爆弾である頭を投げつけて攻撃する。
頭がなくなると再生するまで逃げ回る。なお頭に炎攻撃を当てると一発で誘爆させて倒すことができる。
- ギラーン
そのデカさに違わず中ボスとして登場してくるモンスター。序盤の強敵である。
両腕が大きな鎌になっているのが特徴。鎌を振り下ろしたり回転切りで攻撃してくる(ただし、地面に鎌が刺さるとしばらく無防備になってしまう)。頭部が弱点。
よく見ると乳母車に乗った赤ちゃんがモチーフである事がわかる。
- ブチュルス
植物に擬態して地中に潜み、付近を通りかかる者がいると飛び出して棘の生えた唇で吸い付いて攻撃してくる。
敵に吸い付くとボディが肥大化するのが特徴。ここには吸い取った体力を溜め込んでいるらしく、最大まで溜めさせた状態で倒すとマキシムトマトを落とす。
- タウタウ
ヒツジあるいはツノを巻いたバッファローのような容姿のモンスター(名称も恐らくTaurus(牛)の捩り)。
普段はかわいらしい顔ですやすやと眠っているが、敵を視認すると恐ろしい形相へと変貌して突進してくる。距離を取っても雷で攻撃してくるので油断できない。
図体はデカいが、体力は他の中型敵と比べると少なめ。
- フロウス
怨念をまとった不気味な亡霊。ファイターに覆いかぶさるようにして怨霊を放つ連続攻撃を加える。
受けたダメージは攻撃された後しばらくすると回復し、その間は動かなくなる。その際、HPが攻撃を受ける前よりも少し増える。
- アロアロス
七色の翼を持つ鳥のような姿をした敵(画像右下)。
細長く鋭い嘴を武器に急降下攻撃を仕掛けてくる。ただし、その鋭さが仇となり、攻撃後は嘴が地面に刺さって隙を晒してしまう。なお地面に刺さった個体は拾って投げつけることができる。
- パッチ
空中を浮遊する、巨大な瞳を持つ金魚のようなモンスター(上の画像右上)。
帯電した触手で攻撃してくる。
『光神話パルテナの鏡』に登場する「モノアイ」がこれに近い立ち位置か。
- ボトロン
ヘリコプターのようなプロペラを頭部につけた敵(上の画像左上)。
焼けた鉄くずを落として攻撃してくる厄介者。
- ジャキール
厳密には敵ではなく障害物。なので攻撃を加えても倒すことはできず、スマッシュプレートでのフィギュア化もできない。そのため、こいつのフィギュアはゲーム内で一定条件を満たすことでクリアゲッターで手に入る。
電撃タイプや火炎タイプなど様々な種類が確認できる。
- ギャムギャ
巨大な仮面のような敵。
プレイヤーを確認すると突然地面から飛び出し、目から怪光線を放って攻撃してくる。
本体のギャムギャと土台となるギャムギャベースの2つで構成されているが、ギャムギャベースを全て倒さないとフィギュア化できない。ギャムギャを倒すとギャムギャベースを一掃できる。
- ファウロン
空飛ぶ絨毯のような敵。
普段は一定の範囲を右往左往しているが、敵を視認すると下降してきて赤いバンパーで敵を跳ね上げて背中に乗せ、そのまま飛び去って場外へ運び出そうとする。
滞空頻度が高く、上昇後は消えてしまうため、フィギュア化がやや難しい。
- デスポッド
主に中ボスとして登場してくるモンスター。
髑髏のような顔を持つ浮遊固定砲台ロボ。
体の左右に2門の鉄砲を持ち、これを連射して攻撃してくる。
銃弾は直線上に飛ぶので(矢印状の体が攻略のヒントになっている)、軌道の間に入れば当たらない。攻撃を加えて怯ませるとぐるぐると回転する。
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』の「フィールドスマッシュ」にも登場。『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』でもスピリッツ(NOVICE)で登場。ブキチの商店で買う事になる。亜空の使者ではなかなかの難敵だが、スピリッツとしての能力はプリムとトントンである。
- スパー
雷雲のような容姿の敵。見た目通り雷を放って攻撃してくる。
普段は白い色をしているが、ある程度ダメージを与えると黒くなり、攻撃が苛烈になる。背中の電池のような部位が弱点で、ここを攻撃すると簡単に倒せる。
- コッコン
不気味な操り人形のような敵。誰が操っているのか、そもそも本当に操られているのかも謎な敵。
引っ掻きや目からの怪光線で敵を攻撃する。意外にしつこく、かなり遠くまで相手を追跡してくるため、初見の際にはかなりビビる。
- ジェイダス
双頭と両腕の鋭い鎌が特徴の不気味な影のような敵。
胸のコアが弱点だが、移動中は両腕で覆うように守っているためダメージを与えることは難しい。
攻撃後の隙を狙って確実に撃破しよう。
- マイト
亜空軍のシンボルマークに胴体のついた、棒人間のような敵。
一体一体は大したことない(プリムよりも弱い)が、十中八九徒党を組んで襲いかかってくるうえ超小型ゆえの面倒さもあるためかなり苦戦する。
「フィールドスマッシュ」にも登場。
- シェリー
主に中ボスとして登場してくる敵。
カブトムシような鎧をまとっているが、攻撃を加えると鎧がはがれ、青虫に手足の生えたような珍妙な本体が姿を現す。
なお、フィギュアは鎧付きと本体の2つがあるので注意。
- ンガゴグ
関取のような姿をした敵。攻撃を加えると2回まで巨大化し、それに伴って体色が青→黄→赤に変わる。
最も巨大化した状態ではプレートを無効化する。小さい内にフィギュア化を狙おう。
- サイマル
丸いメカ。常時空中に浮遊しており、近寄った敵を4枚のブレードで切り刻む。
体力は低いので倒すこと自体は難しくないが、メタルプリム同様に飛び道具を反射する。
- テキン
ニワトリのような容姿をした敵。体は重いが、短時間なら飛行可能。突進や、埋め込み効果のヒップドロップで攻撃してくる。
本体はヒヨコのような姿の小型モンスターで、倒すと鎧が取れて空へ飛び去る。
- アラモス卿
「ファッファッファッ!」という不気味な笑い声と共に登場してくる、甲冑を纏ったアンモナイトのようなモンスター。
剣で斬りかかってきたり、剣そのものを投げつけてくることも。
- ブーバス
金管楽器のような頭部を持つ人型エネミー。
普段はダンスを踊っているなど陽気な性格だが、敵を視認するなり口から猛烈な突風を吹き出して妨害してくる。息を吹き始める瞬間の頭に攻撃判定あり。
- キャタガード
騎士甲冑でボディを覆った戦車。
騎乗槍のような部位で相手を刺突して攻撃するほか、槍を発射して攻撃してくる。
ある程度攻撃すると兜が壊れ、弱点であるパトランプ型の頭部が露出する。
- アーマン
主に中ボスとして登場してくるパワーショベルのような敵。アームで敵を殴ったりアームから光弾を発したりして攻撃する。
本体(操縦者?)は緑色のスライムのような形状をしている。倒すにはアームを破壊して、この部位を集中攻撃する必要がある。フィギュア化には一苦労する難敵である。
- ミズオ
ハルバード艦内に展示されている敵。ここでしか登場せず、邪魔もしてこない。
フィギュアはゲーム内で一定の条件を満たすとコインシューターで手に入れることができる。
ロボット軍兵士
元はエインシャント島で平和に暮らしていた住人で、エインシャント卿の忠実な部下達。体格はファイターのロボットと比べると一回り小柄。
それぞれが自我を有しており、亜空間爆弾発動の際には本人達やエインシャント卿が悲しそうな顔を見せるほど同族間での結び付きは強くて感情は豊か。
- ロボットアタッカー
ロボット軍団の一般戦闘員で前衛担当。配色はプレイアブルのロボット(マスターロボット)のデフォルトカラーと同じ赤色(国内ロボット版)だが、マスターロボットに比べてやや暗めの色をしている。
アームによる肉弾戦を仕掛けてくる。ムービーでは目からビームを撃っているが、ゲーム中では使ってこない。
- ロボットブラスター
ロボット軍団の一般戦闘員で後衛担当。配色は灰+紫色(海外R.O.B.版)。
目からビームを放って攻撃してくる。動かないタイプと、宙を飛び回るタイプが存在。
- ロボットランチャー
ロボット軍団の特殊戦闘員。
顔の目がホーミングミサイル砲に改造されている。その場から動かない。全身が迷彩色なのが特徴。
クッパ軍兵士
クッパ軍団の一般戦闘員。突進で攻撃してくるが、例によって上から踏みつけることで消せる。
通常より巨大な体を持つ「デカクリボー」も存在するが、こちらは3回踏んで消せる。
クッパ軍団の一般戦闘員。赤い甲羅の個体と緑色の甲羅の個体がおり、フィギュアも別々。
踏まれたり攻撃されて甲羅にこもったノコノコは、ミドリのこうらとして投げることができる。
赤い個体を投げても追尾したりはしない。
クッパ軍団の一般戦闘員で、羽の生えたノコノコ。
赤い甲羅の個体と緑色の甲羅の個体がおり、フィギュアも別々。攻撃すると羽が取れてノコノコになるが、一撃の威力が高い場合は甲羅に入らせぬまま消し去ることができる。
クッパ軍団の戦闘員。どこからともなく飛んできて攻撃を仕掛けてくる。一直線上に飛ぶパターンとホーミングしてくるパターンの2つがある。リフレクト可能だが、リフレクトしても攻撃判定は消失しない。
的が小さく、滞空しているためフィギュア化はかなり難しい。
クッパ軍団の上級戦闘員。ハンマーを投げつけてこちらを攻撃してくる。
ボスキャラクター
マリオシリーズからのゲストキャラクター。最初に戦闘することになるボス。
ピーチとゼルダを両腕の籠に閉じ込め、救出しようとするカービィと激突する。籠はそれぞれにHPが設定されており、どちらかのHPを削りきれば倒せる。削りきった方の姫を助け出すことができ、ストーリーが分岐する。
直接言及はされていないが、恐らくクッパ軍団のメンバーだったと思われる。
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』からのゲストキャラクター。
原典では高高度に生息している伝説のポケモンが、本作ではなぜかジャングルの湖に生息している。
ハルバードに撃墜されたフォックスと、たまたま現場に居合わせたディディーコングと激突する。
厳密には亜空軍の一味だったかどうかは不明。
『MOTHER3』からのゲストキャラクター。
荒廃した動物園にて登場。リュカを襲おうと現れたプリム達に続くようにキングのぞうの姿で現れ、彼を執拗に追い回す。その後、ネスが放ったPKフラッシュによって破壊された像の中から正体を現し、リュカ&ネスと激突する。
戦闘は二回戦に分けられ、一回戦は前述のキングのぞうの形態での戦闘となる。原作での鬼畜ステータスを意識してか、この時はこちらの攻撃が一切通じず、横スクロールステージをひたすら逃げ続ける事になる。
二回戦は、『MOTHER3』における不気味な姿で登場。レーザー光線やクモの足のような手で連続攻撃をしかけてくる他、原作の中ボスである「ポーキー01〜10」を放ってプレイヤーの近くで自爆させる。
厳密には亜空軍の一味だったかどうかは不明で、キングのぞうの形態時もザコ敵の亜空軍達を躊躇なく踏み潰したり蹴飛ばしている。
本作オリジナルのキャラクター。
亜空軍の戦闘兵器で、ロボットと戦車の2つの形態を持つ。
2回戦闘する機会があり、前半はマルス・アイク・メタナイトと、後半はリュカ・ポケモントレーナーと戦闘する。
何かと登場機会に恵まれており、後作の『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』にてボス枠として復活している。
メトロイドシリーズからのゲストキャラクター。
リドリーはエインシャント島に潜伏しており、サムス、ピカチュウと激突するが敗北。
その後、ファルコンフライヤーでエインシャント島から脱出しようとするキャプテン・ファルコン、ドンキーコング、ディディーコング、サムス、ピカチュウ、ロボットの前にメタリドリーとして再来。ファイター達と戦闘する。
厳密には亜空軍の一味だったかどうかは不明だが、リドリー・メタリドリー共に亜空軍の一員であることを示唆するように亜空軍の施設内に現れたこと、メタリドリーの姿になって再登場したのは亜空軍に回収されて改造を施されたためだと考えれば一応辻褄は合うか。
ちなみに『大乱闘スマッシュブラザーズX』以降のメトロイドシリーズや『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』でリドリーが使う飛びながら相手を地面や壁に擦り付ける技「グラビングスクラッチ」は、本作のムービーでサムスに行った攻撃が元ネタ。
本作オリジナルのボスキャラクター。
追い詰められたMr.ゲーム&ウォッチが、多数の影虫を吸収して変貌した姿。
陰陽太極図柄の車輪を持つ下半身を持ち、そこから2つの騎士の甲冑を思わせるロボットの上半身が生えたような姿をし、上半身は前面部の刀剣を装備した青い体(ソードサイド)と、背面部の砲塔を装備したピンク色の体(ガンサイド)とで構成され、それぞれが異なる攻撃を仕掛けてくる。
スネーク、ピーチ、シーク(ゼルダ)、フォックス、ファルコ、ルカリオと激突する。
ファイターキャラクターの影
ファイター達の戦闘データを元にタブーが生み出した「影」(ダークキャラクター)。
不気味な虹色をしており、体格もオリジナルより若干大きいが、それ以外はオリジナルとほぼ同じ能力を持つ。
大迷宮の守護者として、再生された上記のボスキャラクター達と共にファイター達を待ち受けている。
装備
戦艦ハルバード
亜空軍が移動手段として用いていた空中戦艦。船体下部のハッチから影虫を地上に散布し、兵士として送り込む事が可能で、本来はメタナイトの所有物だが、移動手段として目をつけたタブーが強奪した。ハルバードが亜空軍に強奪された経緯はゲーム中では明かされず、後に裏設定として「スマブラ拳!!」に記述された。
作中では、スターフォックスシリーズに登場するアーウィンやグレートフォックスと激しい砲撃戦を繰り広げる。また、星のカービィシリーズに登場した戦艦ハルバードに比べ武装が強化されており、新たにレーザー砲や対空機関砲が多数装備され、2連主砲に取り付けられているアームもアーウィンに命中させるだけの精度と射程距離、グレートフォックスを艦底に締めつけるだけの力、更にグレートフォックスの攻撃を無効化するほどの強い装甲を持つ。後に亜空間の穴に突入する際の囮(デコイ)となり、亜空砲戦艦に撃沈された。
亜空間爆弾
タブーが「この世界」を亜空間に引きずり込むために開発した兵器。
エインシャント卿が自身の移動メカ下部にぶら下げて輸送し、ロボットアタッカー2機が爆弾本体を左右に引っ張る様に展開する事で起動。カウントダウン(ゲーム中では基本的に3分後。ほかに設定可能かは不明)終了後にブラックホールの様な空間を広範囲に発生させ、爆発した箇所とその周囲を亜空間へと引きずり込み、引きずり込まれた世界は宙に浮くシャボン玉のようなコロニーになり亜空間に残される。
一度起動させると二度と解除する事が不可能な上、爆発の際、起動役としてロボット2体が必ず犠牲になるという代償があり、エインシャント卿を苦悩させている。
ただし、起動前に破壊すれば無力化は可能で、アイクの攻撃で地面に落下した物は起動不能になっている。
ガレオムも頭部に自爆用として装備(起動の際は頭の棘のハッチが開き隠されていた爆弾が上下に展開する)していたが、こちらは起動してから15~16秒ですぐ爆発する。
タブー撃破後は切り取った亜空間の穴は全て元に戻ったものの、エインシャント島だけは多数の亜空間爆弾が爆発したことによる影響が大きすぎたため元に戻らず行方不明になってしまった。
ダークキャノン
タブーが「この世界」に存在するファイター達をフィギュア化するために開発した兵器で、矢印状の光線を放ち、命中した相手を一撃でフィギュア化してしまう。
作中ではワリオが持っているもの、クッパが持っているもの、クッパがニセピーチorニセゼルダに与えたもの、ガノンドロフが持っているものの4つが確認できる。
このうちニセピーチまたはニセゼルダのものは、リンクまたはピットによって破壊され、クッパが持っていたものもファルコによって破壊されている。
最終戦でタブーがこれに酷似したレーザーを放つが、関係は不明。
亜空砲戦艦
亜空軍の最終兵器である巨大戦艦で、戦艦というよりは巨大な砲台のような外見をしている。エインシャント島で設計され、亜空間で極秘に建造されていた。
先端の主砲からは亜空間爆弾の爆発と同様の効果を持つ光線を放ち無限に「この世界」を切り取ることが出来る他、戦闘火力も凄まじくファイターたちに奪還された戦艦ハルバードを撃墜するが、その直後に破壊されたハルバードから出撃したアーウィン、スターシップ、ファルコンフライヤー、ドルフィン初号機による陽動作戦に翻弄された結果、先回りしていたカービィの乗ったドラグーンの突貫により一撃で崩壊した。
カーゴ
正確には亜空軍の製造兵器であるかは不明だが、クッパとワリオが所持していた輸送機。クッパ用のものはクッパ軍団とともにドンキーから奪ったバナナを輸送、ワリオ用のものはマジックアーム付きでフィギュア化したピーチ/ゼルダ、ルイージ、ネスを輸送していたが後にデデデに奪われる。
ワリオ用のもののみフィギュア化されているが、説明文にはクッパ用のものについても触れられている。
その他
影虫
Mr.ゲーム&ウォッチの体内から無限に抽出される物質。
亜空軍の兵士を構成する物質である他、フィギュア化したファイターのデータを読み取ることで、そのファイターの偽者を作り出すことも可能である。さらに作中では、ファイターではない「サムスのパワードスーツ」のコピーが登場していることから、部分的でも情報があればコピー可能と思われる。また、偽ファイターは周囲の影虫を吸収することで巨大化することもある。
大迷宮
ストーリー終盤においてタブーが亜空間へ切り取った世界を再構成し築き上げた虚構の迷宮。「亜空の使者」におけるラストステージ。
亜空軍による戦闘の分析によって生み出した再生ボスや、ファイター達の偽者を守護者として配備している。
余談
上記の幹部の紹介を見れば分かるが、実はファイターの中で亜空軍にまともに忠誠を誓っていたのはクッパだけだったりする(ガノンドロフは野心を持っており、ワリオは目的を考えておらず、Mr.ゲーム&ウォッチは善悪の概念が無い、エインシャント卿は脅されて従っていた為)。