概要
SPEC
全長 | 890sm |
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全高 | 375sm |
最高速度 | 314skm/h(大気圏内) |
※sm:スペースメーター
肩書きが超弩級強襲巡洋母艦となっている通り、「フォックスチームの移動拠点」として様々な機能を有している。
アーウィンと同じくスペース・ダイナミクス社の製品である。
後部垂直尾翼にスターフォックスのエンブレムが付いてるのが特徴。
ちなみに、本艦は初代フォックスチームがスペース・ダイナミクス社との80年ローン契約で購入したという設定があり、ジェームズ・マクラウドは息子にとんでもない額の借金を負わせたことになる(4コマ漫画でもネタにされている)。
下手すると孫の代まで背負う羽目になる?
登場は『スターフォックス64』から。以前の作品では仲間のアーウィンもシールド切れになると撃墜されて二度と復帰しなかったのに対し、この「拠点」ができたおかげで仲間機は撃墜される寸前にここへ逃げ込んでリペアーする設定に変更された。
ステージによっては主砲による援護射撃やフォックス機に補給パーツを送り出してくれる。
※ちなみにセクターZにて、ボスであるミサイルを落としきれないと、船体上部の左翼が破壊される(グレートフォックスから見て左上辺りからミサイルが襲来するため)が、この状態でも大気圏離脱や突入は可能な模様。
『スターフォックスアドベンチャー』では、老朽化と度重なる戦によって蓄積されたダメージ(よく見ると、外装がほとんど剥げている。この為なのかは不明だが、大気圏突入はせず、サウリアの軌道近くに停泊していた)をスリッピーの尽力で何とか持ちこたえていた状態であった。惑星サウリアでのミッション終了後に支払われた報酬によりやっと全体的に修理ができるようになった(サポートメカのナウスもガタがきていたが、修理ができるようになった)と同時に新戦力が加わった。そして、あの男もフォックスチームに帰ってきた。
『スターフォックスアサルト』では、船体全体を修理(そのため外見が『スターフォックス64』より鋭角になっている)されただけでなくアーウィンやランドマスターも大きくグレードアップ。転送装置が追加され、アーウィンやランドマスターを瞬時に転送することが可能になった(ただしこの転送装置、座標計算がおかしいのか、転送先がずれる事がある)。アパロイド事件を解決するべく幾多の戦場を潜り抜けるのだが、最終決戦で多数のアパロイドに付着され、母星内にフォックスチームを送り出すための道を作るべくシールドにフルチャージの主砲を撃ちシールドをぶち抜いた後、ほぼ墜落同然のように特攻し、果てた(この為、コマンドでは別の宇宙艦が登場する。)。
『スターフォックス零』では『スターフォックス64』と同様の活躍をしていくが、小型の攻撃ロボに取りつかれる災難にあう。更にスペースドドラの襲撃を受けてしまうがフォックス機のアーウィンとの連係プレーにより退いた(フォックスが艦正面まで誘導、スペースドドラに対してフルチャージした主砲を二度放って撃退した。
船体
船体は4枚の主翼と垂直尾翼を持ち、宇宙艦と言うよりは航空機に近い印象の外見。
主翼の形状はユンカース製の航空機のような菱型翼となっている。
船体下部には艦載機の発進口を設けている。アーウィンだけでなくランドマスターやブルーマリンもここから発進する。
またランドマスターが本艦に帰還する際は、車体下部のブースターで浮上して発進口から回収されるというプロセスを取っている。燃料大丈夫か。
垂直尾翼の根本には着艦用のハッチがあり、アーウィンはここから帰還する。
セクターZではここからグレートフォックスに着艦すると回復及び機体(主翼)の修復を行うことができる。
艦橋の部分はモジュール式脱出装置となっている(『スターフォックス アサルト』では、前述のアパロイド本星に特攻した際に無事だった艦橋を切り離すことで脱出し、ペッピーとナウスは生還している)。
※この時、明らかに艦橋部分が本星シールド内部に入り込んでるが、おそらく気にしたらダメ。
艦橋の下には大型レーザー砲が備え付けられており、援護射撃やアステロイドベルトに於いての小惑星破壊などに使用している。『スターフォックスコマンド』では武装がレーザー砲からミサイルランチャーに変更されている。
レーザー砲の上部には補給物資を搭載したコンテナを射出するための射出口が設けられている。
エンジンとしては超大型プラズマエンジンを採用し、惑星間ワープ航行も可能となっている。
オープニングなどでアーウィンに乗り込む際に長い通路を駆け抜けるのはお約束。非常に長い上、確認できる限りでは通路の途中に他の部屋へと通じる扉はないうえ、移動用のリフトもなく、少々移動に不便。まあ、ただでさえ凄まじいローンをかけて建造した船だからリフトの設置までは出来なかったのだろう。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
フォックス/ファルコ/ウルフのホームステージとして採用されている。
『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』では「セクターZ」、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』では「惑星コーネリア」と「惑星ベノム」として登場。なお、「惑星ベノム」のみグレートフォックスを正面から見た状態(主翼の上)で戦うことになる。いずれの作品においても、左右方向にかなりの広がりを持つステージとなっている。
足場は(時折乱入するアーウィンを除けば)ないものの、右側の垂直尾翼はジャンプ力の低いキャラの場合は復帰技を併用しなければ上がれないこともある。
ちなみに後部のハッチから「着艦」することはできないぞ。
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』、『大乱闘スマッシュブラザーズX』、『大乱闘スマッシュブラザーズ_for_Nintendo_3DS』、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』に登場する「惑星コーネリア」では、レーザー砲は稼動状態となっており、時々エネルギーをチャージした後でレーザーを発射する。復帰時にレーザーで邪魔されてしまうというのもよくあること。またチャージ中にも強力な当たり判定が発生しているので要注意(一応、平時にレーザー砲の上に立つことはできるが、本体上部への復帰は形状のせいで部の悪すぎる賭けになるので、焦って強引にでも復帰しようとするよりはダメージを覚悟して立てこもるか、素直に自滅を覚悟した方が楽かもしれない)。
意外と知られていないしやるメリットもないが、このレーザー砲は攻撃で壊せます。
フォックス「80年ローンがあああああ!」
むしろスマブラメンバーらによる大乱闘の過激さが増していき彼らは勿論のことボム兵やハンマーといった初代アイテムから伝説ポケモンやアシストフィギュアの皆さんにまで攻撃される最新作でも撃墜されず意図的に攻撃してもレーザー砲ぐらいしか壊れないこのグレートフォックスの強度は相当なものかも知れない。そこフォックスも攻撃してるだろとか言わない
ヤクモノとしては時々ステージ中にアーウィンが乱入し(『大乱闘スマッシュブラザーズDX』の「ライラット系 惑星ベノム」ではウルフェン。『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』ではコーネリアにもウルフェンが飛来する)、無差別にレーザーで攻撃をしてくる。上に乗ることもできるがロール機動で振り落とされてしまうこともあるし、何より何も考えずに乗っているとそのまま画面外へ連れて行かれて1ミスになってしまう。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』ではステージ「ライラットクルーズ」の背景でアーウィンやウルフェンと共に飛行している様子を確認できる。
また、「亜空の使者」にも登場しており、亜空軍に乗っ取られた戦艦ハルバードと砲撃戦を繰り広げるシーンもあった。
『大乱闘スマッシュブラザーズ_for_Wii_U』では、「オービタルゲート周域」ステージに『スターフォックスアサルト』仕様が登場。(このステージを選ぶ際にZL/ZRやZボタンを押しっぱなしにしていると…?)
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』の開発に携わったバンダイナムコゲームスが、かつて任天堂と『スターフォックス アサルト』を共作した縁によるものだと思われる。
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』には『スターフォックス64 3D』仕様のフィギュアも登場している。