曖昧さ回避
- 1977年の映画『世界が燃えつきる日』に登場する特殊車両。
- 1987年のゲーム『ファンタシースター』とその続編に登場する乗り物。
- 1993年のゲーム『スターフォックス』に端を発するシリーズ等で登場する戦車。
世界が燃えつきる日
タイヤを三角形に配置した走行装置を、前後左右に配置した構造が最大の特徴。
車体そのものは、中央で曲がる連接構造になっている。
関連イラスト
ファンタシースター
登場作品ごとに形状は異なるが、ストーリー前半〜中盤ほどに登場し、高速移動と悪路の通行を可能にする点が共通している。
ファンタシースター
シリーズ第1作目ではショップで買える乗り物として登場し、道中で訪れる村カスバにて5200メセタで購入出来る。
普段は手荷物として持ち運び可能で、街の外で使用すれば青いボディのマシンが現れる。これにより徒歩では通行出来ない蟻地獄を通過可能。戦闘には特に関与せず、エンカウント時は通常と同じくパーティメンバーが戦う。乗車中にアイテム欄を開き再度使用すれば徒歩に戻る。
続編の2、3では登場しない。セガエイジス2500シリーズのリメイク版ではベージュ色の厳つい形状になっている。
千年紀の終りに
第4作目では万能装甲車として登場。過去作のものと比べて形状の大幅な変化が認められ、カラーも銀色になっている。しかし2以降の文明衰退を経たこの時代に於いては嘗てのようなありふれた存在ではなく、ロストテクノロジー的な扱いとなっている。
取り扱いや移動に関する事柄はほぼ変わっておらず、移動速度が向上し徒歩では踏み込めない流砂を乗り越えられる。エンカウント時はランドマスターに乗り込んだまま戦う仕様へ変更されており、車体に搭載された兵器で砲撃し、敵からの攻撃も車体が引き受ける。車体の耐久値(SP)が底を突いてしまうと車体の破壊に飲み込まれる形で全滅しゲームオーバーとなる。下車は操作が簡略化され、A〜Cいずれかのボタンを押すだけで徒歩に戻る。
スターフォックス
またの名を「超高性能回転式地対空戦車」。
SPEC
全長 | 24sm |
---|---|
全高 | 8.5sm |
瞬間最高速度 | 97sm/s(ブースト使用時) |
装甲厚 | 前面:1sm 側面:0.75sm |
※sm:スペースメーター
製造はスペースダイナミクス社。
設定によると、もともとスターフォックスチームが地上探査用として使用していた車両を戦車へ改造したものらしい。初登場時は操作性に難があり、とっつきづらい印象が強かったが、登場するごとに改造・改良が施されて徐々に軽量化していっており、動きもスピーディーになっている。
『スターフォックス64』と『スターフォックスアサルト』に登場し、『スターフォックスコマンド』には登場しない。また、後に大乱闘スマッシュブラザーズシリーズにも、スターフォックス勢の「最後の切りふだ」として登場する。
最新作『スターフォックス ゼロ』では久々に登場。
本作では戦車であるにもかかわらず飛行形態:グラヴマスターを手に入れ、これまで苦手としていた上空からの攻撃への対抗手段を手に入れた(とはいえ、さすがに機動力ではアーウィンに劣る上、制限時間も設定されている)。
装備
武装はレーザー砲。『64』では球状をしており連射式だったが、『アサルト』では逆に連射性が低く、単発式で細長くて威力の高い、より戦車砲らしいものへと変更された。一方で下記のスマートボムはオミットされている。最新作『ゼロ』では再び連射式に戻されている。なお、こちらではチャージするとミサイルを同時発射する。
スマートボムはアーウィンが直線状に飛ばすのに対し、こちらは放物線上に飛ばす。
また、アーウィンと同様、チャージショットやスマートボムのロックオンも可能。64では、ベノム2(エリア6経由)で勲章を獲得するとバトルゲームで使用できるようになり、このモードでのみレーザーエナジーの取得が可能。パワーアップすると螺旋状に弾を発射し、砲身がない巨大なガトリングにも見えなくもない。3DS版ではバトルゲームでの使用ができないので、当時の64版(及びVC版)でしか見ることができない。
機体の後方および底部に小型のプラズマエンジンを搭載しており、これにより短時間のホバリングが可能。ちなみに、滞空中にもブーストはおろかローリングも可能で、主砲を発射したりスマートボムを発射することも可能である。
また、どちらか片方の噴射口を使用することで横方向へスライドしたり、ローリングして敵の攻撃や障害物を回避することが可能(ただし、アーウィンのように光学系の攻撃を弾くことはできない)。ローリングの際は、左右動きたい側のボタンを押さないと、素早い動きができずに逆効果となってしまう。SFC版スターフォックスのアーウィンにも似た感覚なので、あの作品で修羅場をくぐったプレイヤーならば使いこなすのは容易いだろう。アサルトでは、わずかだが前方へのブーストも可能で、自身もダメージを喰らうが強力な体当たりが可能。ただし、ホバーの速度はかなり遅く使いづらいものとなっている。
駆動系は64版およびスマブラシリーズではキャタピラだが、アサルトのみ車輪となっている。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』まで.スターフォックス勢共通の「最後の切りふだ」として登場。デザインは『64』のものと『アサルト』のものを融合させたようなオリジナルのデザインとなっている(なお、このデザインは『64 3D』および『ゼロ』へと受け継がれている)。
このうち、ウルフのものは「ランドマスター改」という名称となっている。
作中のフィギュア解説によると「ピグマがスターフォックスのランドマスターのデータを解析して作り上げたもの」という設定になっており、早い話がスターウルフ仕様のランドマスターである(設定上は原作にも本当にスターウルフ版ランドマスターが存在しているのかは不明)。
ステージ上をキャタピラで移動することができ、攻撃ボタンで主砲発射、ステッィクを下に倒すことでローリング、ジャンプ動作でホバリングを行うことが可能。また、各キャラクターごとに少しずつ性能が異なっている。
なお、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では最後の切り札がアーウィンに取って代わられた為、廃止されることになった事が桜井政博のコメントにより明らかとなっている。
フォックスのランドマスター
地上での移動速度が早く、主砲の威力も高い。反面、空中での制動力にやや難がある。
ある意味、原作におけるランドマスターの性能を最も忠実に再現しているといえる。
召喚時の台詞は「ランドマスター!!」
ファルコのランドマスター
デザインとカラーリングはフォックスのものと同じ。
フォックスのものと比べると地上での移動速度が遅く、主砲の威力も低め。
一方で、全キャラ中トップのジャンプ力を誇るファルコのキャラ設定を反映してか、空中での機動力が非常に高く、相手を乗せてそのまま場外に追い出すといった戦法を取りやすい(一応、狭いステージでならフォックスのランドマスターでも同様の戦法を行うことは可能)。
召喚時の台詞は「こんなモンより、オレは空がいいぜ!!」
ウルフのランドマスター改(=スターウルフ版ランドマスター)
デザインはフォックス、ファルコのものと同じだが、カラーリングがウルフェンと同じ赤と黒になっている。
地上・空中問わず高い機動力を持ち、主砲の威力も高いなど、フォックスとファルコのランドマスターの長所を兼ね備えたような性能を持つが、可動時間がフォックスとファルコのものと比べると短いのが欠点。どちらかといえば短期決戦型の性能であり、一度召喚させたらあまりもたもたしている余裕はない。
召喚時の台詞は「コイツで遊んでやるぜ!!」