概要
『スターフォックス』シリーズの登場キャラクターでやとわれ遊撃隊「スターフォックス」のメンバーの1人。
「ファルコ」という名前からファルコン、すなわちハヤブサをモチーフにされたと思われがちだが、実際はキジをモチーフにデザインされている。ちなみにファルコとはハヤブサの事ではなくイタリア語で鷹を意味する言葉である。
キャラクター像
当初からぶっきらぼうな性格であった。時には独断で敵兵器を潰しに行くなどの面も見せる。
『スターフォックス2』では標準型のアーウィン搭乗者。
『スターフォックス64』以降でもこの辺はあまり変わっていない(というかSFC版⇒64版の世界観変更にあたり一番性格の変わっていないキャラ)。
『スターフォックス64』以降の設定では、過去に宇宙暴走族FREE AS A BIRD(フリー・アズ・ア・バード)のヘッドを務めており、かつての仲間であるキャット・モンローとは64本編で再会することとなる。
エース・パイロットとして非常に優秀な腕を持っており、アーウィンの操縦に関してはフォックスと一二を争う程の腕前である。
ただしたまに致命的な整備ミスをやらかすなど、局所的な盲点も抱えている。
「ちくしょう!調子が変だ!!思い通りに操れねぇ!!」
また「こんなもんより、俺は空がいいぜ」というように、潜水艦「ブルーマリン」や戦車「ランドマスター」のように飛ばないメカや、戦闘機を使用しない戦いを非常に毛嫌いしている模様。『スターフォックスアサルト』においても、フォックス、スリッピー、クリスタルがブラスターを手に出撃する機会があるのに対し、ファルコだけ全ミッションを通じてアーウィンのみで戦っており、キャラとしての性能もスピードが高くアーウィンの扱いは全キャラトップクラスだがランドマスターの扱いはいまいちライフは全キャラもっとも低めである。
一方で『零』ではウォーカーの形態に対して「飛べない鳥も悪くないかもな」と言っている。
ぶっきらぼうな言動でクールな印象を与えているが、実際は誰よりも仲間思いな熱血漢であり、口には出さないもののチームメイトを家族と思っているようだ。
64版の頃は協調性を欠く言動が多かったが、後の作品になるにつれ素直になってきている。
また、『スターフォックスコマンド』でフォックスに「いつも遅れてやって来る」と称されており、実際フォックスに危機がせまりギリギリのところで現れるという展開が多い。
『スターフォックス64』から『スターフォックスアドベンチャー』の間に一度スターフォックスを脱退しており、『スターフォックス アドベンチャー』ではファルコ不在でゲームが進行するものの、メイズの井戸で魔神メダルを投げ込む事で聞ける謎の声の台詞によると、「去った友は常におぬしの事を気に掛けておるぞ。おぬしらの友情は以前とは変わってはおらぬ…。いずれおぬしの前に姿を現すであろう。その時は心から彼を受け入れるのじゃ。」と、謎の声はフォックスに忠告しており、実際にアンドルフとの最終決戦に於いてフォックスを助けに現れており、フォックスを援護し、そのままスターフォックスに復帰した。
脱退した経緯についてはゲーム内では語られなかったが『スターフォックス アドベンチャー』発売時に任天堂ホームページに掲載された漫画『さらば愛しのファルコ』(外部リンク)にて補完されている。
身体的特徴としては、他のメンバーよりも身長が高い。
『スターフォックス アサルト』では骨格や筋肉の付き方がしっかりしている事から、職業軍人らしい筋骨逞しい体を持っているとされる。
怒りっぽい性分が災いしてか、ゲームはあまり得意ではないらしく、『さらば愛しのファルコ』や『スターフォックス アサルト』のアートワークでその様子を見せている。
『スターフォックスゼロ』のプロモーションアニメでは、スリッピーの開発したバイザーをつけるまでは割と凡ミスでゲームオーバーを連発していた。
『スターフォックス ガード』のPVでは、終盤にスリッピーの設定したユニットを自信満々にプレイ。メンバーに茶化されてイライラしながらも粘りのプレイを見せたが、次第に劣勢になった挙げ句、焦って倒しかけの敵を放置するというミスをやらかしている。
デザイン
シリーズを通しての服装デザインはさほどフォックスと変わらないが、『スターフォックス アドベンチャー』のみ一時的にスターフォックスを脱退していたためか、チームの制服からパンクスタイルの様な服装に着替えている。
頭部には白いバンダナの様なものを巻いており、サングラスをかけている。
『スターフォックス アサルト』ではデザインが新調され、赤を基調とした戦闘服を着用している。
漫画版
別冊コロコロコミックに掲載されていたやましたたかひろの漫画版『スターフォックス64』では、ほぼ原作準拠の性格で登場。フォックスがとんでもないボケキャラになっているのでツッコミ役に回っている。ゲームよりもキザな性格で一匹狼を気取るところがある。最終話では、敵に捕まりブラックホールへ流されるフォックスのアーウィンを仲間たちと共に目の当たりにする。フォックスを助けに行けば自分たちもブラックホールに飲み込まれる。これはそういう罠であった。
フォックスは仲間たちの悪口を言って追い払おうとするが、それは皆を巻き込まないようにするための配慮だった。そのことを察しながらも侮辱されたことで怒ったファルコは「一発殴ってやらないと気が済まない」として真っ先にフォックスの元へ向かった(フォックスに文句を言われた時は「助けに来てやったのに」と苦笑交じりに言い返している)。その後、アーウィンを爆発させることでブラックホールの引力から脱出。高みの見物を決めていた敵をやっつけたのだった。
主な名言(迷言)
「こちらファルコ。少々ずれているが、問題ない」
「俺の獲物に手を出すな! フォックス!!」
「サルの言うことを信用するのか?」
外部出演
大乱闘スマッシュブラザーズ
第2作『大乱闘スマッシュブラザーズDX』から参戦。
フォックスに大きく劣るが、ジャンプ力で大きく勝る…どころかぶっちぎりのトップを誇る。ちなみに『スターフォックス アサルト』では逆にスピードはファルコのほうが高くジャンプ力は同等である。
また、通常ワザはほぼ蹴りワザのみで構成されたフォックスに対し、ファルコは手刀で相手を切り裂いたり、嘴で相手を抉ったりといった刺突攻撃も織り交ぜながら戦う。
リフレクターを相手に蹴り飛ばし、相手をけん制しつつ飛び道具を打ち返すといった芸当も可能。
詳しい解説はファルコ(ファイター)を参照。
『スターリンク バトル・フォー・アトラス』(Nintendo Switch版)
フォックスのアビリティによる援護要員の一人として駆けつけてくれる。DLCを購入すればプレイアブルとして操作可能。
固有アビリティはスターフォックスシリーズでお馴染みのスマートボム。
スキル詳細文から自らも機体の調整を行なっているようであるが、中には「機体に怪しげな改良を施し、シージ武器の攻撃ダメージを上昇させる(ボンバード)」、「スマートボムの安全装置をハックして爆発範囲を拡大する(リバべレート)」といった説明も…。本作はパイロットと機体の自由な組み合わせが特徴であり、当然コラボ先の機体にも上記の調整を行なっていることになるがスターリンク側から何も言われなかったのだろうか…?
レオンとの戦闘時は攻略上ファルコが必須となるわけではない(この点は他のパイロットも同じ)が、歴代においてもその因縁は比較的色濃く描かれており、掛け合いも多数用意されている。プロスペクターに借りたグラップラーを用いてレオン捕獲作戦を提案したのもファルコ自身。
声優
日本語音声
- 高口公介
- 『スターフォックス64 3D』
- 『スターフォックスゼロ』
- 『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』
- 『スターリンク バトル・フォー・アトラス』
英語音声
- ビル・ジョーンズ
- 『スターフォックス64』
- ベン・カラム
- 『大乱闘スマッシュブラザーズDX』の通信シーン
- 『スターフォックスアドベンチャー』
- マイク・メディオイ
- 『スターフォックス アサルト』
- デックス・マンリー
- 『大乱闘スマッシュブラザーズX』
- マーク・ランド
- 『スターフォックス64 3D』
- 『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』
- 『スターフォックス ゼロ』
- 『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』
関連イラスト
pixivでは『スマブラ』仕様で描かれる事が多い。
関連タグ
ファルコ スターフォックス フォックス・マクラウド ペッピー・ヘア スリッピー・トード クリスタル(スターフォックス) キャット・モンロー
ネタなど
そうめん だまれトリ(パンサーのネタでもある。) きれいなファルコ
リーバル:別世界におけるそっくりさん。スマブラでコラボした。
次元大介:主人公チームのNo.2で射撃の名手で少し気取った喋り方をする繋がり。
ファルコ(『北斗の拳』):名前繋がり。また他社発売のゲーム『真・北斗無双』にて本項ファルコの初代声優である江川央生氏が声を担当しているが、彼を意識してのキャスティングだったのかは不明(一応、江川氏は原作の無双シリーズ2作品それぞれで持ち役があるため縁故採用の可能性も)。
???:鳥キャラであり決定的な共通点がある(他作品の話ではあるがリンク先ネタバレ注意)