概要
『スターフォックス64』から初登場。主人公であるフォックス・マクラウドのアカデミー時代の親友。
現在はコーネリア防衛軍に籍を置いており、若干18歳にして確認できるだけでも2つの部隊(バーナード隊とドーベル隊)の隊長を務める、いわゆるエリート。さわやかな好青年であり、SFC版でのフォックスの性格に近い。
初登場作である『64』では、前述の部隊を指揮し惑星カタリナの前線基地でアンドルフ軍と戦闘しており、合流したスターフォックスと共闘することになる。
隊長機であるためか、ツインレーザー仕様。彼を追尾した際に発せられる特殊セリフはアカデミー時代の友情を感じさせるもので、ビルが狙う敵をフォックスが撃墜すると、その腕前を褒められる。
なお、同ミッションは敵味方の戦闘機が入り乱れており、文字通りフレンドリーファイアを連発することが多い。その際にビルの口から発せられる
「俺達を犬死にさせるつもりか!(味方機を撃墜した際)」
「うわぁっ! お前とは絶交だ!(ビル自身を攻撃した際)」
…などの台詞がファンの間で有名になっている。
作戦完了させると、後のステージ(惑星ソーラもしくはセクターX)で援軍として登場する。
更に作戦完了且つ、惑星カタリナの味方機に1度も攻撃を加えてない状態であれば、クリア時にビルの特殊な台詞を聞く事が出来る。公式攻略本のスタッフインタビューによると惑星カタリナの勲章獲得条件とする予定の名残である。このステージは前述の通り味方機の誤射が多く、加えて他のスターフォックスメンバー(特にペッピー)が誤射で味方を撃墜する事もあり、仮に勲章獲得条件として採用された場合間違いなくセクターZが生温く見えるレベルの無理ゲーで、最終的に他ステージと同じ条件「スターフォックスの仲間機全員健在且つ規定の撃墜数(カタリナは150)以上」で落ち着いた。(プレイヤーにはどうしようもないためか、ペッピーの誤射は対象外のようではある)。
スリッピーと同じように「どれが敵か味方かわかんないよ〜」とお嘆きの方は、ファルコの「敵と味方の区別もできねえのか!」という台詞ではないが、ロックオンできるか否かという見分け方はある。
が、友軍がチャージ弾の射線に入る事はもちろん誘爆に巻き込まれるという事故もあるため過信は禁物。
なお、(尋常でない耐久があるが)ビル機を撃墜する事もできる。
ただし、彼を撃墜しても普通に話が進み(既に撃墜されているのに普通に通信が入る)「ビルが戦死する」「円盤を撃墜しても作戦失敗になる」等の変化はなく、援軍にも来てくれる。
しかし、その後の続編ではなかなか出番に恵まれず不遇の時代が続いたが、『スターフォックスコマンド』にて再登場。しかもプレイアブルキャラクターに昇格するなどの出世を遂げた。
搭乗機は「コーネリアファイター」。安定した性能だがロックオン機能がないのが玉に瑕。
容姿について
犬の姿をした青年。
黄色いラインの入った緑色のヘルメットを被っており、頭頂部から垂れた耳が露出している。
また、ヘルメットにはバイザーが備わっており、第一作では目元が完全に隠れていたが、『コマンド』ではバイザーが薄いグリーンになり力強く凛々しい目元が確認できるようになった。
(64のエンディングで他の隊員が同様の衣装を着ているため、コーネリア軍の配給品と思われる)
なお、毛色については作品によって微妙に異なり、初登場の『64』では茶毛に鼻先のみ灰色、『コマンド』では鼻先がベージュ、『64 3D』では耳まで真っ白の姿になっている。
上記のようにデザインが安定しないため、pixivにおいても絵師によってデザインが異なる傾向が強いキャラクターでもある。