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十五少年漂流記

じゅうごしょうねんひょうりゅうき

「十五少年漂流記」とは、『SFの父』と呼ばれるジュール・ヴェルヌが1888年に発表した少年向け冒険小説である。原題は「二ヶ年の休暇」。さまざまな訳書があるが、主に新潮文庫、波多野完治訳を基に記述する。
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ストーリー

新潮文庫、波多野完治訳の背表紙より

14歳のゴードンを頭に15人の少年たちだけを乗せたスクーナー船が、ふとしたことから荒海に出てしまった。大嵐にもまれたすえ、船は、とある岸辺に座礁。島か大陸の一部かもわからないこの土地で、彼らは生きるためにさまざまな工夫を重ね、持前の知恵と勇気と好奇心とを使って冒険に満ちた生活を始める……。

登場人物

①ブリアン(フランス人、13歳)

ジャックの兄。2年前に、ニュージーランド北島の中央にある沼沢地の、排水工事の指導の為に招かれた父と、ジャックとともに渡ってきた。
あまり勉強には精を出さないが、心の豊かな少年。クラスで一位を占めるより、ビリでいる方が気楽でいいと思っている。それでも、すばらしい記憶力と持ち前の明るさで、たちまちクラスの人気者になった。スポーツが好きで上手であり、明朗で素直。そして身なりは一向に構わないというまったくのフランス少年。幼い生徒たちも彼を頼りにしている。日頃からの信頼のおかげで、皆を指図することができた。

②ジャック(フランス人、10歳)

ブリアンの弟。学校一のいたずらっ子だったが、スルギ号の遭難の後は、沈みがちで無口な少年になってしまった。この裏にはある大きな秘密がある。歌とスケートがうまい。

③ゴードン(アメリカ人、14歳)

15人の中では最年長で、唯一のアメリカ人。常識に富み、慎重に物事に当たる。ブリアンとドノバンの仲裁を行うこともしばしば。ペットに猟犬のフゥンがいる。
生まれたのはアメリカのボストン。幼いころに両親を亡くし、オークランドの郊外に住むある紳士に育てられた。チェアマン島初代大統領。

④ドノバン(イギリス人、13歳)(訳によってはドニファンとも)

大地主の息子。クロッスの従兄弟。勉強家で優等生。きちんとした身なりで、つんとすましているので、「お殿様(ドニファン卿)」とあだ名をつけられている。実はいい成績をとるのはクラスの者に威張りたい気持ちから。人気のあるブリアンを妬み嫌っているが、根は優しい。射撃の名手で、集団で狩りに行くときはよく隊長になる。

⑤クロッス(イギリス人、13歳)(訳によってはクロスとも)

大地主の息子。ドノバンの従兄弟。取り立てて言う所のない平凡な少年。ドノバンに心から敬服している。なので、ドノバンの言うことにはいつも賛成する。

⑥バクスター(イギリス人、13歳)

商人の息子。おとなしく、手先が器用。特に大工仕事が上手い。書記に任命され、島での日記をつける。その日記を元にこの本が出来たという設定。

⑦ウェッブ(イギリス人、13歳)(訳によってはウェップ、12歳とも)

父親は裁判所に勤めている。我の強い性格だが、ドノバンを尊敬している。

⑧ウィルコックス(イギリス人、13歳)(訳によっては12歳とも)

父親は裁判所に勤めている。島での狩猟のための弾薬の節約のために投げ縄などの罠を考案し、大いに重宝された。ドノバンを尊敬している。

⑨ガーネット(イギリス人、12歳)

父は退役海軍士官。サービスと仲がいい。アコーディオンが大好きで、島にもしっかり持ってきている。

⑩サービス(イギリス人、12歳)

いつも冒険を夢見ている明朗型。冒険小説ばかり読み、愛読書は『ロビンソン・クルーソー』や『スイスのロビンソン』。家畜の飼育や料理を担当。料理は、モーコーの助手を務めるうちに上達した。

⑪ジェンキンス(イギリス人、9歳)(訳によってはジェンキンズとも)

ニュージーランド王立科学協会の会長の息子。一番の優等生。

⑫アイバースン(イギリス人、9歳)(訳によってはアイバーンとも)

牧師の息子。優等生。

⑬コスター(イギリス人、9歳)(訳によっては8歳とも)

海軍士官の息子。なお、訳によっては陸軍将校の息子とされる。食いしん坊。

⑭ドール(イギリス人、8歳)(訳によっては9歳とも)

海軍士官の息子。なお、訳によっては陸軍将校の息子とされる。本によって、コスターと最年少の座を競い合うw。意地っ張り。

⑮モーコー(黒人、12歳)(訳によってはモコとも)

見習い水夫として乗り込んでいた、唯一のスルギ号の乗組員。黒人であるため、島の大統領選挙権はないが、被選挙権はある模様。料理やボートの操縦などをこなす。ジャックの秘密を兄へ告白した時に知った唯一の漂流仲間。

フゥン(犬)(訳によってはファンとも)

ゴードンの連れてきた猟犬。狩りで活躍するが、節々で重要な役割をこなす。

年表 ☆ネタバレ注意☆【製作中 追記禁止】

出来事
1860215午後校門から大勢の生徒が走り出て来た31
   待ちきれず少年たちがスルギ号に押し掛けた35
   夜明け救助船がスルギ号の落ちた名札の切れ端を発見38
  16早朝当初の出帆予定35
 37 メーンマストが吹き飛ばされた9
  9物語開始時点5
  10午前1時ごろ帆がちぎれて飛んだ10
   午前2時近く海つばめを見た12
   午前3時ごろ帆の残りが裂けた 
    モーコーや羅針盤他が波にさらわれる13
    モーコー発見15
   午前4時半ごろ夜明け。陸地発見16
   午前6時少し前岩の多い海岸にたどり着く。座礁18
   午前7時近く引き潮に。上陸用意。ボート発見23
   昼食26
   正午前?ブリアンが泳ぎに行く28
   正午過ぎブリアン回収 
   午後2時少し前船が波に乗り、上陸29-30
   午後3時過ぎごろゴードンとブリアンによる海岸探検39
   10分後林が尽き、岩壁が立ちはだかる。南へ探検に40
   30分後川に出たので、探検を打ち切った 
   夕食後少年たちはぐっすりベッドで寝た。甲板でブリアン、ゴードン、ドノバンは見張り41
  11祈りを済ませ、船に積んである品物調査 
    モーコーが幼年組を貝拾いに連れて行った 
   正午に近い頃幼年組が獲物の入った大きな袋を背負い帰ってきた44
   午後1時頃モーコーが腕を振るった昼食が出来た45
   午後船内の修繕。幼年組は、川へ魚釣りに 
   夕食後寝た。見張りはバクスターとウィルコックス 
  13スルギ号から引っ越す相談46-48
  14終日雨が降り、屋内で様々な作業49
  15昼間のうちに雨が上がったため、翌日ブリアン探検出発決定50
  16明け方ブリアン探検出発 
   1時間後ドノバンらすら来たことがない所へ 
   午前10時近くブリアン、岬のふもとに着き朝食。その後休憩52
   午前11時ブリアン、岬の頂上へ出発 
   午後2時潮が引き始める。ブリアン帰投へ。東に海(仮)を視認54
   15分以下ブリアン、岬を降りる55
   午後?5時ブリアン、スルギ号に帰還(「朝の道」となっているのはミスか?) 


関連作品

銀河漂流バイファム:本作がモチーフとなっているロボットアニメ

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