ドデカイオー
どでかいおー
ジュウオウキューブ10番キューブホエールが動物変形した4体目の巨大ロボ。
かつては古代のジューマン、ケタスの相棒だったキューブホエールだが、彼がこの世を去ってからは長い間深海で眠っており、先んじて起動した大王者の資格=ホエールチェンジガンの呼び出しにも応じなかった。
しかし、自分を狩ろうとする巨獣ハンター・バングレイから身を挺して自分を守る風切大和の姿と彼が変身したジュウオウホエールにケタスの面影(並びにジューマンパワー)を感じたキューブホエールは大和を受け入れる。
そして、その大和にホエールチェンジガンを介して自らを操縦させ、自分のもう一つの姿であるドデカイオーへと変形した。
変形シークエンスはまず、頭の上の潮吹きがドット状へ実体化、それが正面にくる形でキューブホエールが立ち上がる。その体勢から顔の両脇と尾びれが変形して両腕両足となり、天辺からは頭部が突き出る。そして、胸部分に来た潮吹きのパーツが分離・変形した専用武器「カイオースピア」を手にして完成する。
コクピット内のジュウオウホエールは左腕からホエールチェンジガンを取り外しコクピットシートの前に接続、それを操縦桿にしてドデカイオーを操る。
両手持ちであるカイオースピアを軽々と振り回す程のパワーを有し、単独変形で有りながらワイルドトウサイキングと同等以上の戦闘力を持つ。なお、カイオースピアは人間が持てるサイズに縮小可能でジュウオウジャーの武器としても使用できる。
必殺技は、大砲型に変形したカイオースピアから錨状のエネルギー砲弾を連続発射して敵を粉砕する『ドデカイオーシャンスプラッシュ』。
ネーミングはおそらく、「どでかい」+「海王(かいおう)」から来てるであろう。
番号の10番はジューランドでも特別扱いの数字だが、「どでかい」の原型となった「でかい」の語源がデカ(10倍を意味する単語)から来ているので、そこも意識しているのかもしれない。
劇中では唯一の「単独変形」ロボである。必殺武器が銃や大砲等、手持ちの飛び道具である戦隊ロボは割と多いが、ドデカイオーと同じ『大型サイズの砲弾を打ち出す手持ちの必殺武器』を装備した物に限って言えば、電磁戦隊メガレンジャーに登場するメガボイジャー以来となる。
モウギュウダイオー:侍戦隊シンケンジャーに登場した戦隊ロボ。1機のメカから単独変形する、手持ちの大砲が必殺武器、登場時期が物語後半等と共通点が多い。
ダイカイオー:こちらも侍戦隊シンケンジャーに登場した戦隊ロボで同じく「海王」