「あらゆる料理のレシピッピを捕らえ、レシピボンを満たし、すべての料理をわがものとするのだ!」
CV:???(第41話まで非公開。リンク先ネタバレ注意)
概要
『デリシャスパーティ♡プリキュア』にて登場する敵で、ブンドル団を支配する団長(ボス)。
猫もしくキツネのような顔をデザインしたイメージ映像越しに部下達に命令する。
第2話で初登場するもその声にはエコーが掛かっており、その正体をつかむことはできない。
人物像
クッキングダムから奪ったレシピボンをレシピッピで満たす(=本の中に閉じ込めて封印する)ことで、全ての料理を独り占めしようと目論んでいる。
その野望の実現のため、あらゆる料理のレシピッピを部下に集めさせている。
ちなみに第4話のセクレトルーの台詞によればパンが好物とのこと。ただし彼女は続く第5話ではスープが好きと言っていたことから、どこまでが本当のことなのかは不明。
尚、エビフライは尻尾まで食べる方らしい。
他者を洗脳する能力を有し、劇中ではそれによって人間界・おいしーなタウン出身の菓彩あまねの正気を奪い、組織の構成員ジェントルーとして利用していた。
出番は少ないのだが、その少ない出番の中で部下達を圧迫するような言動が少なく、それどころか部下に対して気にかけたり激励したりする場面が多いため、視聴者の間ではホワイト上司と呼ばれることも。
例えば、第12話でジェントルーの脱退かつプリキュア側に寝返ったことをブンドル団の中で唯一悔やんでたり(他2人は「せいせいした」と言わんばかりの冷たさで悔やんでいる様子は全くなかった)、第23話では失敗続きのナルシストルーを叱咤するどころか「お前達のことは、ずっと気にかけている。これからもレシピッピ集めにいそしみ、レシピボンを満たすのだ」と慰撫した。第26話では人の話を聞かずにゴーダッツに無礼な態度を取るスピリットルーに対しても寛大な態度でこれからの活躍に期待すると激励した。第30話でも、その前話でクッキングダムに直接潜入するという大胆な計画を実行したがたまたま同じくクッキングダムに来ていたプリキュアに撃退されるという醜態を晒したセクレトルーに対し、「クッキングダムへの遠征、大義であった」と労っている(これについてはセクレトルーの第29話の行動の真意が第41話で明らかになる)。
だが、ゴーダッツが本当に優しい性格なら女子中学生を洗脳などしないはずだし、甘い言葉でやりがい搾取しているだけではないかという声もあるが、その真意は不明。
なお、第26話のセリフから、如何やらブンドル団の新幹部・スピリットルーに付与されたスペシャルデリシャストーンの試作品を作ったのは彼のようだが…?
怪盗の長の二枚舌
第28話にてナルシストルーはプリキュア達との決戦に敗れ、セクレトルーがナルシストルーに最終通告を出していたためナルシストルーは捕縛され第29話にてクッキングダムに収監される。しかしセクレトルーはナルシストルーを助ける気はもはや無いようで、第30話にて、アジトでのゴーダッツの会話にてセクレトルーから「ナルシストルーはもともと捨て駒 放っておいてよいかと」と発言した。それに対しゴーダッツも特に異論を言うこともなく会議を進めていた。
…第23話の「お前達のことは、ずっと気にかけている」という言葉はやはり調子の良いことをいってナルシストルー達にやる気を出させていたに過ぎないと思われる。
謎
実はこのゴーダッツだが、謎が多い。
例えば、部下の解雇を一切行っておらず、部下の解雇(切り捨て)を行っているのはセクレトルーであり、ゴーダッツ自身はセクレトルーよりも立ち位置が上なのにも関わらず部下の解雇を行わないどころか、セクレトルーが解雇を行っても何も言わない。
このため、一部の視聴者からは
「実はゴーダッツは存在しないのでは?」
「セクレトルーはゴーダッツの分身体ではないか?」
等と予想されていた。
正体について
これらの通り、謎の多いゴーダッツであるが、正体もまた謎に包まれている。猫よりもキツネに近い顔付きで、その色合いからギンギツネ(シルバーフォックス)に似ているという点はあの子なのか、例のスペシャルデリシャストーンの模造品を作れる点や声を編集した点からはあのお方やあの人ではないかと考えられる。そして第34話にて需要な情報を採取した。それは、猫の被り物をしたローズマリーの師匠ではないかと…(名前の綴りもGから始まるし…)。
4クールを過ぎても正体と思しき人物が現れないことから、師匠以外だと既に登場しているクッキングダムかおいしーなタウンに住んでいる誰かの可能性も浮上している。
余談
名前の由来はそのまま「強奪」から。
関連タグ
デリシャスパーティ♡プリキュア ブンドル団 セクレトルー ジェントルー
プリキュア関連
- ジョージ・クライ、ダークネスト(蛇遣い座)、キングビョーゲン(ネオキングビョーゲン):物語の中盤及び終盤までキャストが非公開だった歴代シリーズのボス繋がり。キングビョーゲンは部下を手駒として使い捨てにしたのも共通している。
その他の作品関連
- ゴーダ(仮面ライダーOOO):ニチアサのゴーダ繋がり。こちらも名前の由来は「強奪」と思われる。
- 総裁X:50周年のタツノコアニメ作品の敵組織首領。素顔を見せず、部下の前では顔をデザインしたイメージ映像でのみ登場する。デザインも似ている。
- 三虎:同じく食の独占を目論む組織のボス繋がり。局は違えど日曜の朝にアニメが放送されていた作品のキャラ繋がりでもある。
- ギフ、元老院:ニチアサ同期における首領。
- ブイキン:同じ局の国民的人気シリーズ作品の劇場版及びその漫画版の敵勢力の大ボス。こちらも全宇宙を支配せんが為に、伝説にあるという人魚の剣を宇宙を股にかけて捜索している。しかも漫画版では「全ての生命は水から生まれ、水なくして生きられない。その水を支配する事は生命の支配に繋がる」とも説明しており、この辺りも多くの生物は食べる事せずして生きられない=それを独占・支配する事は生きる者達や世界そのものを支配するのに繋がるというゴーダッツに通じる所がある。
プリキュアシリーズの首領
あとまわしの魔女←ゴーダッツ→女帝(仮)
ネタバレ注意!
第41話にて、セクレトルーと戦闘後に解放したおむすびのレシピッピを奪い、ゆい達へと攻撃を加えた人物……それは、クッキングダムの近衛隊長であり、ローズマリーの上司でもあったフェンネルであった。
そう、彼こそが、ブンドル団団長ゴーダッツだったのである。
正体を明かした後の格好のモチーフはおそらく、海賊のバイキング(ヴァイキング)と、食べ放題の料理システムを意味するバイキングを掛け合わせたものなっているのかもしれない。
なお、正体を明かした直後の第41話のエンドクレジットはフェンネル名義のままだったが、第42話で「ゴーダッツ(CV.三上哲)」となり、クレジット位置も第3画面(敵組織の関係者)に移動した。
ゴーダッツとして活動するに至った経緯はフェンネルの記事を参照。
怪物態
第44話で披露した、スペシャルデリシャストーンとその模造品のスペシャルデリシャストーンの力を取り込み変貌した、ゴーダッツの最終形態。
巨大なオオヤマネコの姿をした怪物で、凄まじいまでの戦闘能力を有する。
お兄ちゃんは辛いよ…(?)
関連タグ(ネタバレ)
プリキュア関連
- キンググアイワル:角とか衣装のセンスが似ているという声も。
その他の作品関連
- ダークザギ:最初は味方側の勢力の上官でありながら、最後において本性を見せた敵のトップ繋がり。
- マザースフィアザウルス:2022年12月に本体を現したラスボス繋がり。
- ダース・ベイダー:STARWARSの元主人公にして闇堕ちし、息子の前でその正体を明かした繋がり。
- ギフ/仮面ライダージュウガ/仮面ライダーバイス、王様鬼/ソノナ/ソノヤ:ニチアサ同期作品におけるラスボス。
- メガロゾーア:上記と同様に令和3作目の作品におけるラスボス。
プリキュアシリーズラスボス
あとまわしの魔女/バトラーヤラネーダ→ゴーダッツ/フェンネル→???
- 農林水産省:第43話での所業について、食を管轄する国家機関としてTwitterで遺憾の意を表明