「あらゆる料理のレシピッピを捕らえ、レシピボンを満たし、すべての料理をわがものとするのだ!」
概要
『デリシャスパーティ♡プリキュア』にて登場する敵で、ブンドル団を支配する団長(ボス)。
猫もしくキツネのような顔をデザインしたイメージ映像越しに部下達に命令する。
第2話で初登場するもその声にはエコーが掛かっており、その正体をつかむことはできない。
人物像
クッキングダムから奪ったレシピボンをレシピッピで満たす(=本の中に閉じ込めて封印する)ことで、全ての料理を独り占めしようと目論んでいる。
その野望の実現のため、あらゆる料理のレシピッピを部下に集めさせている。
ちなみに第4話のセクレトルーの台詞によればパンが好物とのこと。ただし彼女は続く第5話ではスープが好きと言っていたことから、どこまでが本当のことなのかは不明。
他者を洗脳する能力を有し、劇中ではそれによって人間界・おいしーなタウン出身の菓彩あまねの正気を奪い、組織の構成員ジェントルーとして利用していた。
怪盗の長の二枚舌
第28話にてナルシストルーはプリキュア達との決戦に敗れ、セクレトルーがナルシストルーに最終通告を出していたためナルシストルーは捕縛され第29話にてクッキングダムに収監される。しかしセクレトルーはナルシストルーを助ける気はもはや無いようで、第30話にて、アジトでのゴーダッツの会話にてセクレトルーから「ナルシストルーはもともと捨て駒 放っておいてよいかと」と発言した。それに対しゴーダッツも特に異論を言うこともなく会議を進めていた。
…第23話の「お前達のことは、ずっと気にかけている」という言葉はやはり調子の良いことをいってナルシストルー達にやる気を出させていたに過ぎないと思われる。
正体
以下ネタバレ注意。
第41話にて、セクレトルーと戦闘後に解放したおむすびのレシピッピを奪い、ゆい達へと攻撃を加えた人物……それは、クッキングダムの近衛隊長であり、ローズマリーの上司でもあったフェンネルであった。
正体を明かした後の格好のモチーフはおそらく、海賊のバイキング(ヴァイキング)と、食べ放題の料理システムを意味するバイキングを掛け合わせたものなっているのかもしれない。
ゴーダッツとして活動するに至った経緯はフェンネルの記事を参照。
怪物態
第44話で披露した、スペシャルデリシャストーンとその模造品のスペシャルデリシャストーンの力を取り込み変貌した姿。
巨大なオオヤマネコの姿をした怪物で、強大な戦闘能力を有する。
余談
名前の由来はそのまま「強奪」から。
部下たちとは異なり、食に関するトラウマが描写されていない。
好物を適当に答えていたのも、特に好き嫌いが無いものと思われる。
分け合うことは…
第41話で、フェンネルは少年時代にジンジャーに連れられて来た弟弟子(おとうとでし)のシナモンにおむすびを分け与えたことを思い出していた。
…しかし、その心・技・体の才能からジンジャーの後継者に選ばれたのはシナモンだった。
現代のフェンネルは悔しげに拳を握り締めていた。
いつしか、彼にとって「分け合うことは自分が損をするだけ」という認識にになっていったのかも知れない…。
決めた…。最後は、あの料理にしよう…。
かくして、フェンネルはキュアプレシャス達の前にゴーダッツとしての本性をあらわにしたのである。
関連タグ
プリキュア関連
その他の作品関連
- 総裁X:50周年のタツノコアニメ作品の敵組織首領。素顔を見せず、部下の前では顔をデザインしたイメージ映像でのみ登場する。デザインも似ている。
- ブイキン:同じ局の国民的人気シリーズ作品の劇場版及びその漫画版の敵勢力の大ボス。こちらも全宇宙を支配せんが為に、伝説にあるという人魚の剣を宇宙を股にかけて捜索している。しかも漫画版では「全ての生命は水から生まれ、水なくして生きられない。その水を支配する事は生命の支配に繋がる」とも説明しており、この辺りも多くの生物は食べる事せずして生きられない=それを独占・支配する事は生きる者達や世界そのものを支配するのに繋がるというゴーダッツに通じる所がある。
プリキュアシリーズ歴代首領
あとまわしの魔女←ゴーダッツ→カイゼリン・アンダーグ