概要
アンドロメダ星雲のセレクトロ星からやってきた謎の存在総裁Xが率いる秘密結社。鉄獣メカや様々な兵器を駆使して、地球侵略を狙う。
科学忍者隊ガッチャマン
ベルク・カッツェを首領とし、地球侵略を開始。鉄獣メカを使った破壊活動を多数行った。
その規模は極めて大きく、19話に登場したルーサン王国など、国家規模で支援する団体も存在するほど。
カッツェの他にはいわゆる戦闘員である一般隊員、現場指揮を担当する各隊長、女性のみで構成された暗殺部隊デブルスター、対忍者隊特殊部隊ブラックバード、鉄獣メカの開発を担当するオガワラー博士やナカモーラといった科学者、工業団地で暮らす作業員、カッツェの後釜を狙ったドクターフィンガーが存在する。劇中で安月給と明言されたり、いざとなれば使い捨てにされるなど一般隊員の待遇は良いとは言えないため、全体の士気は低く、カッツェも隊員の質の低下に頭を抱えていた。また各部署の横の連絡が取れておらず、ガッチャマンの策略で互いを科学忍者隊と思い込んで同士討ちを演じたこともある。
最終回で総裁Xは故郷に戻る為に地球から去り、見捨てられたカッツェの死と共にギャラクターも壊滅する。
科学忍者隊ガッチャマンⅡ
地球に再来した総裁Xが、今度はゲルサドラを首領として活動を再開。「ソーラーシフト計画」を軸として、後半はストーリーが展開してゆく。その計画の真意を知って反旗を翻したゲルサドラと、コンドルのジョーの決死の活躍で、総裁Xも滅んだかに見えたが……。
科学忍者隊ガッチャマンF
総裁Xは「総裁Z」として生まれ変わり、結託したエゴボスラーファミリーがギャラクターを襲名した。エゴボスラーのカリスマ故か全体の士気がきわめて高く、今までのような秘密結社ではなく、大規模且つ本格的な機甲師団の投入や、「アイアンコマンド」「ライダーコマンド」「レスラーコマンド」といった複数の特殊部隊の存在、鉄や水などの軍事物資の確保といった兵站重視の姿勢など軍事国家の様相を呈しており、大々的な軍事作戦による侵略活動を堂々と行い、短期間で複数の国家を武力制圧していった。だが14話で拠点であるサタンホーフェンが陥落してからは、総裁Zが用意したギャラタウンに拠点を移し、従来の様な暗躍を主にした姿勢に移行していく。
GATCHAMAN(OVA)
300万年前に地球に飛来した総裁Xに率いられ、人類の歴史を影から操ってきた組織。様々な暗躍の末、最終回では『リゼネレーションシステム』を用いて人類文明を一度滅ぼし、ベルク・カッツェを王とした新たな理想国家を築こうとした。しかしその野望は科学忍者隊の奮闘によって阻まれ、地球一時脱出を図ったギャラクターの中枢は超バードミサイルによって破壊された。
余談
- ギャラクターの名を冠する組織は、タツノコプロが1965年に制作放映した宇宙エースで既に登場している。
- 『科学忍者隊ガッチャマン』では、この手の作品では珍しく真面目に組織内部での兵士の育成や福利厚生などの様子が描写されている。
関連タグ
科学忍者隊ガッチャマン ベルク・カッツェ ゲルサドラ エゴボスラー