概要
イーロッパ全域に勢力を伸ばしている巨大マフィア・エゴボスラーファミリーの長。
かねてからギャラクターに憧れを持っており、ベルク・カッツェやゲルサドラの肖像画を自室に飾っていたほど。
ファミリーの保持する軍事力を以って世界征服に乗り出そうとするが、総裁Zが鉄獣メカを手土産に提携を申し入れてきたため、その提案を受け入れてギャラクターを襲名。新生ギャラクターの首領となり、野望達成のために動き出す。
そして、前2作の幹部と異なり、総裁Zにやられながらも最後に意地を見せ、壮絶且つ誇り高い最期を遂げる。その生きざまは仇であるジョーですら感服するほどだった。
過去
元は先代の長であるエゴボスラー大伯爵の妾腹の子であり、本名はエルン(DVDボックスではエルゴと誤記されている)。
母親は女中だったマーゴットであり、母子揃って父や本来の後継者であった異母兄カセルに虐げられていた(当時は自身がエゴボスラー大伯爵の子と知らなかった)。やがて自身がカセルを傷つけた際に母が折檻された末に死に至らしめられた際に出自を聞き反逆。カセルそっくりに顔を整形した上で先代を殺害しカセルを幽閉し成り代わった。
余談
シリーズ初のミュータントでない敵側のキャラクター。人間であるために誇り高く正々堂々としたキャラとして描かれている。本作の裏の主人公と呼ぶファンもいるほど。
一方でファミリーの台所事情や首長にまで這いあがる彼の過去も描かれたことで、敵キャラとして深みを持たせる結果を残している。しかしこれは、味方側の描写が掘り下げすぎたための苦肉の策ともいえるものでもあった。