CV:田中信夫
概要
地球から200万光年離れたアンドロメダ星雲のセレクトロ星からやってきた謎の存在。ベルク・カッツェを首領として秘密結社ギャラクターを組織し、地球侵略を狙った。
第1作では正体不明のまま地球を去ったが、第2作「ガッチャマンⅡ」にて舞い戻り、ゲルサドラを首領に据えて地球侵略を再開。その正体は高度の知性を持つ人工頭脳・スペースブレインであることが明かされる。故郷セレクトロ星を滅ぼした敵対星系への報復として、太陽系の惑星を爆弾としてぶつける「ソーラーシフト計画」を決行しようとするも、科学忍者隊に阻まれ、アジトの爆発と共に粉々になった。
しかし完全に滅びてはおらず、第3作「ガッチャマンF」で唯一生き残っていた部品(手の平に乗るほどちっぽけな物)が金属や機材を引き寄せて体を再構成し、巨大な機械の塔のような姿を持つ総裁Z(CV:加藤精三)として蘇った。エゴボスラーと手を組んでネオギャラクターを結成し、今度は科学忍者隊を叩き潰すためにエゴボスラーの野心を利用する。
最後は反物質惑星を地球にぶつけて滅ぼそうとするが、科学忍者隊の活躍によりちっぽけな本体を潰され、体である塔も反物質に呑まれて、完全に滅び去った。
余談
デザインモチーフはあっかんべーの舌出しを逆さにしたものである。
正体は幹部が造りだした虚像であるという設定も考えられていたが、放映された1972年当時では難解であると没になっていた。
なお、ギャグアニメであるタイムボカンシリーズでその設定が使われるようになった。
第1作の67話で総裁Xはカッツェに総裁Zの称号を与えると言ったが、まさか第3作で自身が総裁Zになるとはこの時は知らなかった。
関連タグ
科学忍者隊ガッチャマン ギャラクター ベルク・カッツェ ゲルサドラ エゴボスラー
闇の皇帝ジークジオン:とある悪の軍団の支配者。総裁Xもモチーフに入っているとのこと。