概要
デスガリアンの拠点となる宇宙要塞で、下に向けて矢を番えた弓矢の様な形状をしている。矢の中央の塔にはジニスを筆頭に幹部陣が屯する部屋があり、オーナーであるジニスやチームリーダー達はこの部屋でプレイヤーによるブラッドゲームの一部始終を面白おかしく観戦する。
室内は悪の組織と言うよりはさながらカジノの様相を呈しており、床はルーレットの様な模様でバーカウンターのスペースがある他、チェスやダーツ盤まで備え付けられている。ジニスは基本的にこの部屋で酒を飲んでいるが、何処かしらに彼やチームリーダー達が休む個室らしき場所もある模様。
物語開始の当初、ジニスはサジタリアークからのエネルギー供給により、その身体を維持していると言う弱点を抱えていた。
だが、中盤から後半へと差し掛かる頃にキューブホエールのメモリーデバイスを取り込んでシン・ジニスに進化。これによってサジタリアークの外でも自由に活動出来る様になった。
最終決戦の際、最後のブラッドゲームとして矢を地球の地面に連結してジニスの細胞のエネルギーを注ぎ込む事で地球を崩壊させる舞台装置に使われ、阻止せんと向かって来るジュウオウジャーを迎撃すると言うタワーディフェンスが行われたが、ワイルドトウサイドデカキングの渾身の力により宇宙から地表に引きずり下ろされ、そのまま地面に叩き付けられ破壊された。
そしてオーナーであるジニス自身も、体内のメモリーデバイスを破壊された事で元の姿に戻り、それと同時に既に失ってしまったサジタリアークからのエネルギー供給も断たれた為、ワイルドトウサイドデカキングを相手に何も抵抗できぬまま滅び去る末路を迎えた。
余談
デザインは豊田幸秀氏が担当。ゲーム感覚の敵という設定から、当初はすごろくをモチーフとしていたが不採用となった為、鉱物と弓矢をモチーフとしたものがそれぞれ再考された結果、後者が採用されて今の形となった。
最後のゲームも元は地球に刺した矢からエネルギーを吸う設定だったが、次回作である『宇宙戦隊キュウレンジャー』の敵組織と設定が被るため、逆に矢からエネルギーを送り込む形となった。