概説
一般には、敵地における戦略において部隊を後方に移動することを指し、「戦術的撤退」と「戦略的撤退」の二つがある。
転じて、事業から身を引く事などにも使われる。
どちらの場合でも退き際を見定めるのが重要であり、見誤って無意味に退却してしまうならともかく、撤退し損ねて大損害を被ることは何としてでも避けなければいけない。
孫子は「三十六計逃げるにしかず/数多の計略より撤退の方が優れた戦略である」としている。
「撤退」というのはあくまでも戦略の上の話であり、将兵が勝手に持ち場を離れて逃げるのは「敵前逃亡」という行為になり、当然、重罰が課せられる。
三国志大戦・戦国大戦 における「撤退」
なお、セガのアーケードゲーム「三国志大戦」および「戦国大戦」では戦闘不能を意味し、こちらの場合は、撤退から一定時間が経過すれば復活して戦線に復帰する一時的なものである。
よって、もちろん復活までの時間を減らす計略・家宝/奥義(兵法)も存在し、「その場で復活する」計略も存在する。
ただし、逆に「大幅に強化するかわりに自身が撤退してしまう」計略や「効果終了時、自身あるいは効果を受けていた部隊が全員撤退してしまう」という計略、「効果中に誰か1部隊でも撤退してしまうと効果を受けている部隊が全員撤退してしまう」計略、「敵を倒すと自身も撤退してしまう」計略なども存在する。
関連タグ
- 焦土作戦:撤退を行う際の作戦の一つ
- 滝川一益:「進むも退くも滝川」と称され、退却戦闘に優れていたとされる。
- ジョセフ・ジョースター:逃げる事においてはこの男をおいて他には無いッ!