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戦略的撤退

せんりゃくてきてったい

敗戦を覚悟して、傷口が広がらないうちに撤退すること。

全体の戦況を不必要に悪化させず、長い目で見て勝利を得るために、戦術的には不利であっても一旦撤退すること。
一般的にも、態勢立て直すためにとりあえず逃げることを指して用いられる。(まさに「逃げるんだよォ!」という感じである。)
とはいえ、この時点で「敗戦」が確定しており、勢いに乗った敵からできるだけ犠牲を少なくして逃げなければならないため、口で言うほど「撤退戦」は簡単ではない。
ドイツのモルトケは各国の記者からプロシア最高の指揮官と称賛されたが、それに対して「私は撤退戦を指揮していませんから」とその言葉を否定したという程に撤退戦は困難で知られる。
歴史的な事実としては、浅井長政の裏切りにより窮地に陥った織田信長を逃がすべく、羽柴秀吉明智光秀徳川家康が死を覚悟して朝倉勢に立ち向かった「撤退戦」が有名である。
そしてそれと対をなす失敗としては刀根坂での朝倉義景が軍を撤退させようとしたところを織田信長の徹底的な追撃戦を受けて壊滅状態となり、朝倉家の滅亡へと繋がっている。
慣用句でいう「三十六計逃げるに如かず」(不利な状況の策として「走為上」(勝てない状況なら逃げろ)というものがある)であり、「負けるが勝ち」の一つの形とも言える。

一応「戦術的撤退」という概念もあるのだが、慣用的な意味での「戦略的撤退」に含まれるためか、こちらはあまり使用されない。

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