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概要編集

Quest40「天空島、滅ぶ」に登場した邪気がブリキの玩具に宿って身体を作り出した事で誕生したオルグ魔人

外見と名前通りブリキでできた玩具のロボットと言う姿を持ち、右手は回転ノコギリで左手は金魚、頭頂部にはプロペラが付いており、ジェットパックの付いた背中には謎のON/OFFスイッチがある等、非常にレトロな外見となっている。

胴体も良く見るとオルグらしくの顔となっており、まるで『超力戦隊オーレンジャー』のマシン獣を思わせる。


一見すると脆くて弱そうに見えるがかなり凶悪なオルグであり、そのボディは相手の如何なる攻撃も無効化する程頑丈で、右腕の回転ノコギリであらゆる物を切り刻み、左手の金魚から発する火炎放射は鋼鉄も溶かす高温。そして頭部のプロペラは爆弾にもなり、両目からは光弾を発射する等、凶悪なまでのスペックを有する。

これだけでも十分恐ろしい戦闘マシーンなのだが、ブリキオルグ自身は至って無口で人語を喋らず、ただ「ウィーン、ウィーン」と無機質な機械音を発するだけ。

このため、上記のスペックと相まって「人類を機械的かつ無情に滅ぼして行くだけの存在」であると言う不気味さと恐ろしさを醸し出していると言えよう。


活躍編集

ラセツの策略で環境破壊を続ける人類に対して不信感を抱いた風太郎(=ガオゴッド)によって「今の人間にガオレンジャーの資格はない」としてレッド達が全てのパワーアニマルと隔離されてしまった矢先、某所の工場地帯に出現し、左手からの火炎放射などで人々に襲い掛かる。


そこへシルバー以外のガオレンジャーが駆けつけたために交戦。持ち前の戦闘力で5人を追い詰める。ガオイエローを左手の金魚で逃げられないように拘束し、そのまま右手の回転ノコギリを押し当て切り刻んだ(イエローの激しい苦しみ様から、チェーンソーを彼のスーツに押し当てながら、同時に左手の金魚の熱で彼の身体を責め立てていた可能性もある。)左手からの火炎放射で止めを刺そうとするも、「人間の希望を信じて共に戦う」ことを決意したシルバーに阻まれる。そして改めて、6人揃ったガオレンジャーに立ち向かうも、シルバーの破邪聖獣球を撃ち込まれて敗北。


直後にオルグシードによって再生巨大化、巨大戦では召喚不能のガオキングに代わって出撃したガオハンターを苦戦させる程の力を発揮するが、青き月の力によって強化したガオハンターブルームーンの驚異的な戦闘力とパワーに押されてしまう。更に出現したガオゴッドの神獣荒神剣で斬りつけられ、怯んだところに続けざまに放たれたリゲーターブレード三日月斬りで大ダメージを負い、そのまま止めの「月下咆哮・ブルームーンハート」を喰らって爆散した。


戦いの後、月麿は今回の戦いで体力をかなり消耗し(次話ではずっと眠っていてガオの宝珠も黒ずんでいた)、ガオハンターブルームーンも1度限りの登場となった。

また、今回の件でガオゴッドは改めて6人のガオレンジャーとしての資格を再認定し、全てのパワーアニマルの召喚権を彼等に戻している。


余談編集

彼はかつて有効活用されていたものの、時代の流れと共にあまり使われなくなっていったブリキを含む器物がモデルである点は前回のオルグ魔人の存在同様「人間による文明の暗黒面の象徴」を、無感情に破壊活動を行う点は「心を持たず、破壊衝動のままに暴れ回るオルグ本来の性質」をそれぞれ如実に表しているかのようだ。


モチーフはブリキの玩具。ブリキのロボット玩具はある意味「ロボット玩具の始祖」と言うべきもので、ガオハンターを苦しめる強敵のモチーフにはもってこいと思える。


関連タグ編集

百獣戦隊ガオレンジャー オルグ(百獣戦隊ガオレンジャー) オルグ魔人

ブリキ レトロ


カネダマ忍者戦隊カクレンジャーに登場する、ブリキのロボット人形モチーフの戦隊怪人先輩。

マシン獣:『超力戦隊オーレンジャー』に登場した似たような造形の怪人群。

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