フローラ(特捜戦隊デカレンジャー)
ふろーら
地球に不時着しデカレンジャー達に保護されたアンドロイド。当初は人間だと思われていたがジャスミンのエスパー能力でアンドロイドということが判明。内部を解析するために分解するように提案されたがセンちゃんはこれを拒否。その後センちゃんが彼女にフローラと名前を付けバンと共に同行し感情を育むことになるが………。
作中で最も深く交流したセンちゃんを演じた伊藤陽佑氏は、放送から16年が経過した2020年時点でフローラ役の彩月女史のTwitterアカウントを発見、本作での関係性を反映させた呟きを以て反応している。
ヒューマギア：感情の無い人型ロボットだが人間の使い方次第で良い方にも悪い方にも行く先を迎える等共通点が多い。
この先、彼女にまつわるネタバレとその後が含まれています。
メテウス「フローラ？これは俺の作った機械、メリアだ！」
その正体は、ティタン星人メテウスにより、マシンモンスター・ギーガスの頭脳として作られたアンドロイドであり、本名は「メリア」。その経緯ゆえに、メテウスから狙われていた他、この事が発覚してからは地球署の面々からも本来の目的のために覚醒することを警戒され、保護方針が「破壊プログラムが覚醒した場合、問答無用で破壊する」に変わってしまう。そんな中、センちゃんにより様々な感情を教えられたことで、自らギーガスに取り込まれ、破壊を止めることを決断し、独断でメテウスの元に向かうまでの成長を見せる(※)。が、推理によってその思いに気付いたセンちゃん（とボス）が間に合った事で、メテウスはデリート、ギーガスも爆散し、事なきを得た。その後、「人間以上の感情を持つ」と宇宙警察本部から認められ、デカレンジャーの面々に見送られながら本部へと旅立っていった。
※この判断を下させた最大の要因は、センちゃんとのやりとりの中で彼が発した「皆の幸せを守る為、時には誰かが危険を冒さなきゃいけない」という言葉を言葉通りに受け取ってしまった事と、彼が命がけの戦場に赴き続ける事への心配である（厳密には、この後ボスとスワンの「デカベースロボでもギーガスを止められなかった場合、地球の運命を握るのはフローラかもしれない（要約）」という会話を盗み聞いてしまったことが最後の一押しとなっている。また余談だが、この際声をかけた職員に対し、目から強烈なフラッシュを浴びせて目潰ししている）。これに関してセンちゃん自身が補足しているが、前述の台詞の真意は「それこそが自分たちデカレンジャーの役割であり、そのために日々訓練しているので、心配せず自分たちに任せて欲しい」というもの（この台詞を直接話したシーンでも触れてはいるのだが、センちゃん自身から学んだ優しさの表れか、納得し切れていないような反応を示していた）。
