データ
全長 | 116m |
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全高 | 62m |
重量 | 510t |
走行速度 | 時速150km |
概要
物語後半より登場する「獣騎神」の二つ名を持つ守護獣の使徒。
前脚に大型のタイヤを一輪、後脚に小型のタイヤを三輪備えた、他の守護獣よりも一回り大きなブラキオサウルスの姿をしており、白を基調に金や黒、それに細やかな紋様で彩られているのが特徴。守護獣の中で唯一パートナーたる戦士を持たず、完全に自らの意思で行動する。
主要な攻撃手段として、口から「ガイアトロンエネルギー弾」を火球のように放つ他、首からは「吸引ビーム」を放つこともできる。また、その長い首はビル等の高所における救助活動等にも活用される。体内には保温室も備わっており、物語の鍵を握る「恐竜の卵」が再びジュウレンジャーの元に戻った際、これを利用して孵化が近づいた恐竜の卵を保管する役割を担う。
そしてもう一つの主要な能力として尻尾を構成する一対の「テイルキャノン」を左右前面に展開し、胸部装甲を変形させた「超獣戦車キングタンカー」への変形機構が挙げられる。キングタンカー時には、背面の装甲を開くことで空いたスペースに大獣神を始めとする巨大神や守護獣を乗せることができ、これと連携しての攻撃も可能とする。実際に作中でも、大獣神を乗せてドーラユニコーンと戦ったことがある。
キングタンカーにドラゴンシーザーから分離したパーツを合体させ、さらに獣帝大獣神を載せることで大獣神の真の姿たる「究極大獣神」が完成するのである。
登場当初は、サンダースリンガーが安置されていた「神秘の沼」の番人として登場し、これを手に入れるための試練としてゲキとブライの前に立ちはだかっている。
この試練を乗り越えたことでジュウレンジャーの実力を認めたのか、程なくして大サタンが復活したのに伴い、ジュウレンジャーが自分達の使命を再確認して窮地に陥った大獣神達を復活に導いた際、彼等の呼びかけに応じてキングブラキオンもまた姿を現し、究極大獣神へと合体を遂げるに至った。
その後は前述の通り、その体内に恐竜の卵を保護して孵化する時を待っていたが、それ故に最終決戦では、大サタンと結託したバンドーラに真っ先に狙われることとなり、彼女の計略で自ら出撃せざるを得なくなった結果、砂地獄へと落とされ、恐竜の卵もろとも死に絶えたかに思われた。
・・・が、後に大獣神達までもが敗れ去った折、亡きブライの導きによって魔法界に生きながら閉じ込められている事実が判明。ジュウレンジャーの奮闘の末に無事救出され、バンドーラ一味との戦いに終止符が打たれた後、孵化を間近に迎えた恐竜の卵をジュウレンジャーに返却した。
備考
放送当時のDX玩具では電動走行ギミックが搭載されており、付属のチェーンを介する形でダイノタンカーを牽引し、究極大獣神の状態でも問題なく走行可能となっている。また走行の際にはこれと連動して、左右のテイルキャノンが上下に可動するギミックも備わっている。
2019年に発売された「超合金魂」版では流石にこのギミックはオミットされたものの、先行して前年に発売された「スーパーミニプラ」版ではDX玩具に準じる形で、電動走行ギミックも盛り込まれている。
スーパー戦隊シリーズの英語版ローカライズ作品『パワーレンジャー』シリーズにも、第1シーズンの終盤より「タイタヌス」の名で登場。原典と同様にウルトラゾード(獣帝大獣神)を背に乗せメガウルトラゾード(究極大獣神)へとパワーアップさせる役割を担う。
同作ではその後、『忍者戦隊カクレンジャー』を原典とした第3シーズンにおいても再登場し、作中ではニンジャメガファルコンゾード(隠大将軍)やショーグンメガファルコンゾード(無敵将軍)との合体形態も披露している。この第3シーズンへの再登場に合わせて、一部パーツを追加の上で玩具も再発売されている他、実現には至らなかったものの新規デザインでの登場も検討されていたという。
後年「パワーレンジャー レガシー」として他のメガゾードが新規に商品化された際、このタイタヌスも通常バージョン、それにブラックバージョンが発売されている。
関連タグ
爆竜ブラキオサウルス ブラギガス:いずれも後年の恐竜スーパー戦隊に登場する、ブラキオサウルスをモチーフとした巨大戦力達。それぞれ同属の他の巨大戦力達を凌ぐ巨躯の持ち主である、という点で共通している
大邪竜ドルド:『轟轟戦隊ボウケンジャー』に登場する敵怪人、および巨大戦力の一つ。デザインモチーフとしてキングブラキオンが採用されている