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「こんばんは、私は伝説の一角獣ユニコーンだ。君のお父さんの魂が、この私を作り上げたんだよ。だから私は、君の忠実な下僕なんだ」


CV:森篤夫


概要編集

第45話『バカヤロー少年』に登場。


プリプリカンが作ったドーラモンスター

原典のユニコーンを元にした外見だがのように厳つい馬面の魔人という姿には優雅さの欠片もない。また、ユニコーンでありながら背中に翼が生えているのも特徴の1つで、空を飛ぶ事も可能。


戦闘ではから発射する光弾や目から放つ光線、翼から放つ竜巻で攻撃してくるが、最大の能力は「光る角から発せられる脳波で任意の相手とシンクロする」もの。これによってドーラユニコーンが戦闘でダメージを負えば、そのダメージはシンクロした人間にも及んでしまうので、迂闊に手が出せない。


劇中では環境保護を訴えながらも亡くなった父を持つ少年・光一を依り代に選び、「共に動物や植物を絶滅させている悪い人間をやっつける者同士」であるという建前の元に破壊活動を行った。


活躍編集

シアン化合物のような有害物質の含まれた産業廃棄物不法投棄する業者に対し、自然を愛する光一が喧嘩を吹っ掛け、足を踏んづけて逃げる所をジュウレンジャーが目撃して追跡して来たため、光一に用心棒代わりに呼ばれる形で出現。

空からの攻撃で一方的に叩きのめすと、光一と共にその場を撤退した。


その後、河川敷に再び2人の業者が産業廃棄物を不法投棄に現れたのを受けて光一に呼び出され、業者の2人を襲撃して遠くへ投げ飛ばしてしまう。

すると再びゲキ達5人が駆け付けたために再度交戦。ゴーレム兵を素手で倒して行くジュウレンジャーに対し、同じく援軍に現れたグリフォーザーラミィが応戦しようとするも、「ちょっと待て。俺に任せろ」と言ってジュウレンジャーの前に立ちはだかり、自らのダメージが光一にもフィードバックする事をこの場で見せ付ける。突然のダメージを痛がる光一に対して「俺達は一心同体だ!」と言って目から光線を放ち反撃し、この場を切り抜ける。


その後、光一はゲキ達に捕まり、その場の流れで真実を話す。父が亡くなった後で絶滅した動物の事を調べていたのだが、その時光一は「人間によってこれまで絶滅させられた動物が生き返って、悪い人間達をやっつけてくれないか」と考えていた。するとそこへドーラユニコーンが冒頭の台詞と共に現れ今に至ったのだと。


一方、ドーラユニコーンは街で光弾を放ち、工場を破壊していた。バンドーラ一味に利用されているだけだとゲキ達に諭された光一が「やめろ、ユニコーン!」と叫ぶが、対するユニコーンは「何を言っているんだ!? 俺達はお互いに手を結び、動物や植物を絶滅させている悪い人間をやっつける約束だろ!?」と返してそのままジュウレンジャーに襲い掛かって来る。

生身の身体で応戦するゲキ達だが、ドーラユニコーンが角を光らせた状態で彼に攻撃すると光一もダメージを受ける。止む無く6人はその場を撤退した。


撤退後、ラミィからドーラユニコーンによるシンクロ能力のカラクリを聞かされた上で煽られる5人だったが、ゲキは相手の脳波対策として、光一に死んだ父親とのハイキングの記憶を思い出す様に提案する。


そうしてドーラユニコーンの前に現れた5人はダイノバックラーで変身して決戦に挑む。

グリフォーザーとラミイを他の4人に任せ、ティラノレンジャーは単身でドーラユニコーンに向かって行く。

龍撃剣を取り出し、自身と対峙するティラノレンジャーに「ジュウレンジャー!俺を攻撃すると、子供が死ぬぞ!」と脅すドーラユニコーンだったが、当の光一はゲキの指示通り楽しかった父親とのハイキングを思い出していた。彼の楽しい夢に妨害されて、ドーラユニコーンは脳波を操れず、光一の存在を人質に取れない。

やがてティラノレンジャーはドーラユニコーンが角で光一の脳波を操っている事に気付き、龍撃剣で角を斬り落とそうとする。だが、ドーラユニコーンの激しい攻撃に手も足も出せない。

一方のマンモスレンジャー達4人も、ラミイとグリフォーザーの猛攻に追い詰められていた。

それでも諦めずにティラノレンジャーは立ち上がり、ダイノバックラーを金色に変化させてアームドティラノレンジャーに強化変身。獣奏剣を取り出し、ドーラユニコーンに立ち向かうアームドティラノレンジャーは相手の光弾をアーマーで弾き飛ばし、そのまま光らせた龍撃剣と獣奏剣で見事にドーラユニコーンの角を斬り落とすのだった。


直後にバンドーラドーラセプター地球に投げたため、ドーラユニコーンは巨大化し、ジュウレンジャー側の大獣神と交戦。

空から襲い掛かりドーラユニコーンは、翼を広げての大風で大獣神を吹き飛ばし、目からの光線で追い撃ちを掛ける。だがティラノレンジャーがキングブラキオンを呼び出した事で形勢は逆転。

大獣神を上に乗せたキングブラキオンのガイアトロンエネルギー弾を喰らっても物ともせずに立ち向かい、目から光線を出して攻撃するドーラユニコーンだったが、その一瞬の隙を突いてキングブラキオンの背から飛び上がる大獣神の超伝説雷光斬りを喰らい爆散した。


余談編集

モチーフはそのままユニコーンだが、翼も生えているのでペガサスも含まれる。


声を演じた森氏は『地球戦隊ファイブマン』のデンキウナギン以来2年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演となり、本作ではドーラナイトの声も兼任していた。


リメイク版にあたる『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』ではユニコーンモンスター名義で登場し、伊藤栄次氏が吹き替えを担当する。


関連タグ編集

恐竜戦隊ジュウレンジャー バンドーラ一味 ドーラモンスター

ユニコーン


ゴミジゲン毒ガスネズミ前作に登場した怪人で、どちらも登場回の内容が『人間による不法投棄、環境汚染』だった。また前者の登場回のラストシーンでは、戦隊メンバーの1人がゲストキャラの光一のようにバカヤロー!と叫んでいる。


ハエマツ恐竜スーパー戦隊第2作目『爆竜戦隊アバレンジャー』に登場する、自身のダメージを他者にも反映できる戦隊怪人の後輩。


幻獣ユニコーン拳ハク:『獣拳戦隊ゲキレンジャー』に登場するユニコーンモチーフの後輩。こちらも脳波で子供を支配する。


ユニベロスヘッダーのバリ・ボル・ダラ:『天装戦隊ゴセイジャー』に登場するユニコーンモチーフの後輩怪人だが、こちらはケルベロスも入っているので純粋ではない。


ユニコーンマイナソー:恐竜スーパー戦隊第4作目『騎士竜戦隊リュウソウジャー』に登場するユニコーンモチーフの後輩。


ケンタテロイド:相手の能力への対抗策が喪った家族との大切な思い出である点が共通という20年後戦隊怪人。


フェミゴン:自身のダメージを他者へ反映できる怪獣。

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