概要
文字どおり河岸にある敷地、または河川の一部とされる敷地を指す。
現行の河川法によれば、両岸を堤防に挟まれた河道と堤防を含めた区域、つまり常に水が流れている部分である『低水敷』(低水路)と、洪水の際に浸水が起きる部分の『高水敷』を合わせて河川敷と呼ぶ。
高水敷のような河岸の平坦な氾濫原だけが河川敷だと思われがちだが、法律上は河道も含めた総称である。
多くは公有地であるため、河川敷の利用には河川管理者たる国、もしくは地方自治体の許可を必要とする。
河川敷は本来治水を目的として整備されるが、上記の占用許可を得られた場合にのみ、公園や運動場、自転車・歩行者専用の道路などに利用できる。
河川敷の読み方
『かせんじき』と連濁しても読まれるが、『かせんしき』読みが正式であるとされることが多い。
ただし河川敷は法令用語ではないため、現状ではどちらの読み方も認められている。
古くは河原・川原と呼ばれていた土地が、1960年代から緑地の少ない都市部で運動場などに盛んに利用され、河川敷という俗称が広まった。
その経緯からか国語辞書でも読み方は二分されている。
関連タグ
河川敷ミラクルズ:実況パワフルプロ野球シリーズに登場するチーム。