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ケンタテロイド

けんたてろいど

ケンタテロイドとは『特命戦隊ゴーバスターズ』に登場する敵怪人で、本編最後のメサイアロイドである。
目次 [非表示]

『さぁ、お前達の腕がどの程度か見せてみろ!』

CV:岸尾だいすけ(ケンロイド)、沖佳苗(タテロイド)/スーツアクター:矢部敬三


データ

身長:203㎝

体重:279㎏

製造モチーフ:日本刀、西洋

推奨動作環境:骨董品倉庫(貯蔵数200点以上)

メサイアカード:「09」、「12」

メサイアの力を宿す部位:両腕

オーダー:メサイアの完全復活に向け、ゴーバスターズの怒りのデータを集める


概要

日本刀メサイアカード「09」が融合して誕生したケンロイド、そして西洋にメサイアカード「12」が融合して誕生したタテロイドの2体がエンターの手で1体に合体する事で生まれたメサイアロイド

ラセツ合体冥獣人キマイラに続き男と女の声で話す特徴を持っている。


本来はケンロイドとタテロイドと言う別個のメタロイドとして誕生する予定だった為、それぞれ異なる意志と声を持つ。口を開くと相手を怒らせる暴言が尽きない点から、2体とも相手を挑発して攻撃を挑ませる性質のメタロイドになる筈だったと思われる。

メサイアの力を宿した両腕を持ち、右腕の最強の矛「滅災亜刀」と左腕の無敵の盾「メサイアシールド」を武器としている。


相手の闘争本能の源となる「憤慨」、即ち怒りの感情を感知し、ボディのヴァグラスのシンボルマークに吸収する事で弱体化させると言う厄介な能力を有する。

劇中では最強の矛と無敵の盾を駆使しての破壊活動で人々を苦しめ、上述の能力でゴーバスターズから怒りのデータを集めようと目論む(※「日本"刀"から生まれたのに何故矛なんだ」と突っ込んではいけない)。


活躍

「09」と「12」のメサイアカードがそれぞれ日本刀と西洋盾に宿りケンロイドとタテロイドが誕生。其処へ「折角ならば…」と、地区T-374ポイントにてエンターによってケンタテロイドへと合体させられて姿を現した。

そして「ハハハハッ!逃げたければ逃げよ(ケンロイド)!どうせ助からぬが(タテロイド)」ゴーバスターズを誘き寄せるために無関係の人々を襲い始める。

駆けつけたゴーバスターズ相手に上記の台詞と共に交戦すると、其処へ黒いサンタのコスプレをしたエンターとエスケイプが現れ、13年前のクリスマスの悲劇を引き合いに出して動揺を誘う。更にケンタテロイドも「それにしても何と酷い親がいた物よ(ケンロイド)。子供だったお前たちを戦いの中に放り出すとは。哀れな…(タテロイド)」 とゴーバスターズの家族を侮辱して挑発する。

そのままレッド達3人の怒りのエネルギーを吸収し、攻撃出来ない彼らを一方的に痛め付けるが、ニック「ヒロム、クールに行けよ!」と言う言葉と共にパワードカスタムになったレッドの起死回生のボルカニックアタックを受け、その場はエンター達と共に撤退した。


それから敵のメガゾードγとδ転送完了まで残り3分と迫った所へ大南地区D-004に出現。

他のメンバーをメガゾードの対応に当たらせ、ヒロムは「策を思い付いた」と単身再戦に臨む。


ケンゾード(γ)とタテゾード(δ)をレッド以外のメンバーが相手取る中、街で破壊活動を行うケンタテロイドの前にレッドが登場。バイクで突撃するも盾て防がれてしまう。


ケンロイド「哀れなレッドバスター…」

タテロイド「そう、愚かな親を持った…」

ケンタテ『レッドバスター!』


レッドの怒りを誘おうとそう挑発するケンタテロイドだったが、何故かレッドはその場に立ち尽くすだけだった。怒りを引き出そうと攻撃して来るケンタテロイドだったが、レッドは攻撃を受けるだけで何もして来ない。『おかしい…こやつに怒りが無い。腑抜けになったか?』と訝しむケンタテロイドは、ならばとビルを破壊しようとするも、レッドは素早く回り込んでそれを阻止。尚も怒りが感じられない事にケンタテロイドは焦りを見せ始め、「間抜け(ケンロイド)!赤ッケツ(タテロイド)!」と罵倒しながら攻撃を加える。


確かにレッドが怒らないならデータは採取されないが、これでは倒す事は出来ないと、オペレーターの2人は心配するが、そこへ黒木が怒らない絡繰りを暴露。それはレッドのメットの中に流れるジングルベルのメロディーだった。

そう、13年前のクリスマスプレゼントのオルゴールのメロディーを、物陰に潜んだニックが流し、それをひたすら聞き続ける事でレッドは気持ちを落ち着かせており、そのために幾等相手から罵倒されても怒りを吸収されなかったのだ。逆に自身が逆上してレッドに激しく襲い掛かるが、剣術を見切られてしまう。

「ノンノンノン!怒りを抑えるのは結構ですが、強さまで捨ててどうするつもりです。失望しましたよレッドバスター」とエンターが話し掛ける中、尚も攻撃を受けるレッド。だが、その目は死んでいなかった。


レッド「エンター、お前は2つ間違えた!1つ、人を強くするのは…うっ…怒りだけじゃない!」

エンター「ウィ。愛、悲しみ、エトセトラ。…が怒りもその1つでは?で、もう1つの間違いとは?」

「それは……今日を選んだ事!!」


作戦が地味だからと言って堪りかねたニックがジングルベルの歌を歌い出すのと同時にレッドが口にした答え……それは彼にとって…そしてブルーイエローにとってもこのクリスマスの日は決して悲劇の日では無く、犠牲になった家族達から希望を託された大切な日だった事。希望を託された忘れられない大切な日だからこそ、人類の為にも彼等に全てを託して逝った両親の為にも決して負ける訳には行かない。

そしてレッドはケンタテロイドの攻撃をソウガンブレードで受け止め、遂に反撃に転じる。

「お前の剣は見切った!」と叫ぶレッドに対し、『まさか、それを見極める為に…今まで大人しく…』と動揺するケンタテロイド。「It's time for buster!」の電子音と共に、エネトロンをチャージしたソウガンブレードでメサイアのエンブレムを破壊されてしまい、ケンタテロイドはそのままはレッドバスターパワードカスタムがエネトロンをチャージして放った止めのライオブラスター・ファイナルバスターモードの射撃を受け爆散した。

メガゾード2体もそれぞれRH-03ラビット、GT-02ゴリラ、そしてバスターヘラクレスタテガミライオーの連携と奮戦で各個撃破されるのだった。


爆散の直前、2枚のメサイアカードを「優秀なカード」と判断したエンター・ユナイトは回収するが、エスケイプ・エボルブが操縦するメガゾードζに吸収されてしまう。コックピット内で「パパは返して貰うわ」と微笑むエスケイプだが、彼女はそのままエンター・ユナイトを掴み上げ、憎々しげに「エンター、あんたはパパをペットの様に育て、遊んでるだけよ!最初から元通りにする気なんか無かった。もう、パパにも私にもあんたは必要ない!」と叫び、そのまま捻り潰すのだった。

対するエンターも、「お気の毒にマドモアゼル。あなたは不完全さにおいて、完全に人間のコピーです」と言い残して血飛沫の様にデータに分解、四散していった。


司令室のミホが悲鳴を上げ、現場にいる誰もが唖然とする中、進化したメガゾードζは凄まじい衝撃波を放ちヒーロー側のメガゾードを一蹴。その場に勝ち誇るエスケイプ・エボルブの哄笑だけが響き渡るのだった……。


余談

モチーフは日本刀と西洋ので、他にも騎士鎧武者も含まれている。


ケンロイドの方の声を演じた岸尾氏はEDを歌う「謎の新ユニットSTA☆MEN」の1人でもあり、彼を最後にメンバー全員が敵怪人役でゲスト出演した事になる。

尚、岸尾氏は『未来戦隊タイムレンジャー』にて連続窃盗犯ドーバ以来、実に12年ぶりに敵怪人の声を担当した事になるが、その間の2003年には『爆竜戦隊アバレンジャー』で爆竜ディメノコドンと言うヒーロー側のキャラを演じている。


タテロイドの方の声を演じた沖女史は『天装戦隊ゴセイジャー』の遮光器土偶のピカリ眼以来2年ぶりの戦隊シリーズ出演。後の2017年には『獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ』にてユン・ドヒ/ブレイブキョウリュウピンクの吹き替えを担当している。


関連タグ

特命戦隊ゴーバスターズ ヴァグラス メタロイド

みんなのトラウマ


合身銀河闘士:2体の怪人が合体した左右非対称デザインな戦隊怪人の先輩たち。

ドーラユニコーン:能力への対抗策が喪った家族との思い出である点が共通している20年前の怪人。

オルトウロスヘッダーのナモノ・ガタリ:1つの身体に個別の名前と人格を持つ前年の怪人。

ティターン元より本来別々の怪人が1つになったライダー怪人。ケンタテロイドは上記のナモノ・ガタリよりこちらに本質が近い。

イカリヅノードゴルド:同じく怒りを集める怪人。後者は翌年の作品の幹部怪人。

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