『我らオルトウロスヘッダーの……』「ナモノと」「ガタリに」『どうぞ御命令を!』
スーツアクター:村岡弘之
データ
身長:203cm (巨大化時51.8 m)
体重:311kg (巨大化時793.0 t)
分類:ダークヘッダー
属性:大地
特技:再生能力、突進の気性ダンス
趣味:反芻
概要
地球救星計画の為に救星主のブラジラが生み出した邪悪なゴセイヘッダー・「ダークヘッダー」の一人。
双頭の魔犬・オルトロスと牛人・ミノタウロスをモチーフに生み出されており、2つの牛の頭を持つ獣人の姿をしている。また斧の特性も混合されており、頭に生えた金色の双角からそれは窺い知ることができる。
頭はそれぞれ別の人格を持ち、右半分の赤い目のナモノは冷静沈着、左半分の青い目のガタリは豪放磊落と正反対の性格。だがそのコンビネーションは完璧で、斧状の巨大な角による突進攻撃が得意としている他、角からも雷撃や斧の形状をした光のカッターを放つ。
また、頭部の2本の角からみなぎるパワーによってどんなダメージも瞬時に再生できる。この再生能力を破るためには、2本の角を全く同じタイミングと威力で破壊するしかない。
とはいえ角自体の強度は決して高くはなく、ランディックアックスやゴセイブラスターで容易く破壊できる程度には脆い。
活躍
epic46「狙われたゴセイナイト」に登場。
ゴセイナイトを連れ去るサポートをすべく、ブラジラのサモンコールによって召喚されて登場。持ち前の角を武器とした攻撃や再生能力を駆使してゴセイジャーを圧倒する。
ブラジラによってゴセイナイトが攫われた後、彼の行方を捜すゴセイジャーの前に再度出現。同じ様に自慢の再生能力でブラックとイエロー以外の3人を圧倒するが、再生能力の仕組みを見抜いたランディック兄妹の抜群のコンビネーションによって2つの角を同時に破壊され再生能力を喪失し、続け様にスーパーランドダイナミックを同時に受けて敗北する。
直後にビービ虫の力により巨大化したものの肝心の角は修復されず、拠り所の再生能力を失った状態で戦うことになったため、そのままゴセイグレートに圧倒されてしまう。倒す前にゴセイジャーはブラジラの居場所を聞き出すべく、本拠地であるラビリンデルまで案内を強要するもナモノ・ガタリはこれを拒否。仕方ないのでランディックゴセイグレートのランディックストライクの直撃を喰らい「この身は、ブラジラ様のためにぃぃぃっ!!」という断末魔と共に爆散した。
だがナモノ・ガタリの亡骸はネガー・エンドの楔へと変貌し大地に突き刺さり、地球救星計画の第一段階は完了した。
余談
裏モチーフは自身を倒したランディックゴセイグレート。そして名前の由来は『ナルニア国物語』である。
ダークヘッダーは隠しモチーフとして陸海空のゴセイグレートを取り入れており、頭部がクワガヘッダーのかぶとに見えなくもない。またランディック「アックス」なのも由来か。
ちなみに同僚のバリボルダラがスカイック、ロオザリがシーイック。
ナモノの声を演じた今村は『忍風戦隊ハリケンジャー』のマンマルバ以来8年振り、そしてガタリの声を演じた津久井は『炎神戦隊ゴーオンジャー』のキャリゲーター以来、2年振りのスーパー戦隊シリーズ出演となった。
関連リンク
ザッカス:星獣戦隊ギンガマンに登場する怪人で同じく斧がモチーフ。
幻獣ミノタウロス拳シユウ:ミノタウロスモチーフの怪人の先輩。角が刃物の意匠になっている点も共通している。
ケンタテロイド:2年後の『特命戦隊ゴーバスターズ』に登場する怪人で、1つの身体に2つの異なる人格を有した怪人繋がり。ただし、こちらは最初から1つの身体だったのではなく元々2体の別々な怪人を1つにして誕生した存在。
ケルベロスマイナソー:モチーフはケルベロスだが、弟であるオルトロスも含まれるため、その意味で言えばオルトロスモチーフの後輩と言える怪人。