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「一番強いのはお前か?」

「我が名はガイソーグ。宇宙最強を求める者…」

「不屈の騎士 ガイソーグ! 俺の騎士道 見せたるわい!」


※リュウソウジャー本編及び「スーパー戦隊最強バトル!!」、「タイムスリップ!恐竜パニック!!」のネタバレ注意


CV関智一 / スーツアクター清家利一


概要編集

騎士竜戦隊リュウソウジャーに登場する謎の戦士で、6500万年前のリュウソウ族であるヴァルマが作り出し、強者を求める怨念によって自我を持った

このことから現代のリュウソウジャーのプロトタイプにあたると推測される(具体的な関係は不明)。

「ガイソーグ」と言う名称はこの武具一式もしくは騎士としての名前であり、装着者の名前ではない。

後述の鎧の仕様もあり装着者は複数人存在する。

主な装着者は劇場版では開発者でもあるヴァルマ、リュウソウジャー本編ではリュウソウジャーに選ばれなかったリュウソウ族であるナダ

ナダ使用時の名乗りは不屈の騎士


紫色ベースのリュウソウジャーに似たマスクと装備を持つ。(正確にはリュウソウジャーのキーアイテム・リュウソウルのナイトモードをそのまま等身大にしたかの様な外見をしている。)

クレオンはその容姿からリュウソウジャーと見間違えていた。

右腕に持つリュウソウケンに似た紫色の剣・ガイソーケンと左腕の盾を駆使した立ち回りを基本戦法とする。

必殺技はガイソーケンから放つ紫の交差斬撃『エンシェントブレイクエッジ』


装着者に鬼神の如き凄まじい力を与えるが、纏い続けるとガイソーグに心の弱みにつけ込まれて負の感情を増幅させられ最終的にガイソーグに精神を支配される副作用があり、装着者はただ最強を求めて破壊と殺戮を繰り返す狂戦士と化してしまう。

また、鎧も都合によって装着者を乗り換えている。


スーパー戦隊最強バトル!!」に先行登場。

リュウソウジャー本編には第12話から登場した。

スーパー戦隊最強バトル!!劇場版ではボスキャラクターを務め、リュウソウジャー本編中盤でも重要な立ち位置を持つ。


劇中の時系列は劇場版→本編の回想→スーパー戦隊最強バトル!!→本編となる。


この鎧自体は複製されたのか同型のリュウソウブラウンが登場している。


装備・戦力編集

変身アイテム兼メイン装備。リュウソウケンの色違いであり、造形的な差異は峰部分の形状のみ。戦闘では変身者を反映した戦闘力で巧みにガイソーケンを扱い、ガイソーケンを地面に突き刺してエネルギーを送り込み周囲に電撃を走らせて攻撃することもできる。

リュウソウケンと同じくリュウソウルをセットすることによりその力を発動する。

劇場版の展開から考えるにリュウソウケンのプロトタイプにあたると思われる。


玩具オリジナル機能としてリュウソウジャーの変身用リュウソウルなどをセットすることでリュウソウチェンジを発動できる(効果音はガイソーチェンジと共通)。


  • ガイソウル

ガイソーグの変身に用いる、リュウソウルの一種。見た目はレッドリュウソウルの色違いであり右手には紫の剣を、左手にはガイソーグの横顔が描かれた盾を持っている。

背面のロボ頭部は銀一色のガイソーグの顔になっている。


ガイソーケンに飲み込ませることで「ガイソーチェンジ」が発動し、ガイソーグの鎧が装着される。ただしこれは鎧を所持しているヴァルマ、マスターグリーン、ナダが変身する時に限られており、兜を被ったり鎧自身が乗り移ることでも装着が可能。長らく使用していたにもかかわらず、ナダはこの音声を知らなかったためこの変身プロセスを行わなくとも使用者は自分の意思でも装着ができると思われる。


強リュウソウルの一種で、リュウソウ族が最初に作った騎士竜ディノミーゴの力を宿している。凄まじい疾風を起こして攻撃する。

劇場版やテレビ本編第29話で使用。


独特なデザインの盾。特別な能力を持ったものではなく単純な防具に過ぎない模様。

リュウソウカリバーを使いエラスを封じたリュウソウ族(ヴァルマの娘ユノと思われる)が同じデザインの盾を使用していたが関係は不明。

劇場版の数シーンなどを除き基本的にガイソーケンとセットで装備される。


劇場版で搭乗。劇中の展開を踏まえると事実上の専用ロボであると思われ、短いながらも搭乗シーンが描かれた。

明確な関係が明かされていないガイソーグを含めた6500万年前の存在で唯一明確にプロトタイプと言われている。


必殺技編集

  • エンシェントブレイクエッジ/鎧装斬

リュウソウルの力を宿す必殺技。リュウソウケンとは違い竜装を行わず直接必殺技として放つ。

ガイソウルでの変身後に再度嚙みつかせる、もしくはその他リュウソウルをセットすることで発動する。

強リュウソウルで発動した際は鎧装斬→エンシェントブレイクエッジの順に発動され、ビュービューソウルでの「ビュー ビュー ビュー」の様に擬音を3度繰り返す。

先行登場時は手順を踏まず発動しており、これを手順の省略と解釈するとガイソウルを用いた発動であると思われる。

ガイソー斬とも。


戦闘力・能力編集

歴代のスーパー戦隊を複数人、リュウソウジャー全員、ドルイドン族幹部を相手にしても互角に戦える実力を持つ。

ただし、これは装着者のスペックも影響する面が大きいようで、上記の場合の装着者は同じく歴代スーパー戦隊の誰かやリュウソウ族のマスター、実力はリュウソウジャーと同程度と思われるナダなどによるもの。

ヴァルマはメラメラソウルを使用したリュウソウレッドとの1対1に敗れ、リタが装着していた際はリュウソウグリーンリュウソウブラックに容易く倒されている。

「スーパー戦隊最強バトル!!」では装着者の技も使っている。


鎧自体もティラミーゴが認めるほど硬い。

その頑丈さは様々な相手に倒されてきたにもかかわらず鎧自体は一切傷ついていないほど。

作中で破損したのはウデンを相手にした時のみである。

その硬さを無視して内部、つまり装着者に振動で直接ダメージを与えるドッシンソウルならば一方的な攻撃ができる。


ガイソーグは前述の負の感情を増幅させる機能を使って使用者の精神を乗っ取る。

これにはある程度抗うことができるがマスターグリーンは自分ごと宇宙に逃げ、ナダは自害を止められるなど鎧や装着者が失われる手段に出れていない。

ガイソーグ自身の脱ぎたくても脱げない鎧という発言から鎧が離れない限りは装着者の死亡でしかガイソーグは止められない様子。

一方、コウに乗り移ろうとした際にはコウに全ての装備が乗り移れば支配が完全に成功するような描写があった。

「スーパー戦隊最強バトル!!」においてはこのような経緯はなく意思を奪っており、装着者に固執する様子はない。

リタが使用した際にはリタ自身の意思で戦っていた。

これらの状況から鎧を自分の意思で装着した者には時間をかけて確実に支配権を奪い、装着者を鎧自ら欲する際には即座に意思を奪うという使い分けが行われていると推測される。


また、鎧の装着者はそれまでの装着者の装着中の記憶を共有する。

そのためかディメボルケーノの封印を解いていた。


経歴編集

※時系列順に並べる。各作品、各話での詳細は後述。


本編より6500万年前に当時のリュウソウ族の長老にして科学者でもあるヴァルマによってドルイドンへの切札として開発され彼自身が装着する。

しかし、ヴァルマはドルイドンが去った地球の支配者となる野望に目覚めガイソーグの力でほかのリュウソウ族を圧倒。

始祖マイナソーによってタイムスリップしてきたリュウソウジャーとも戦うがリュウソウレッドに敗れる。

このことでヴァルマは改心するが鎧自体は残していたらしい。


その後本編より500年前に一部ドルイドンが再び襲来したことでマスターグリーンが装着しマスターブラックを始めとしたほかのリュウソウ族と共に戦う。

300年前には突如現れたプリシャスとマスターブラックと共に戦いマスターブラックが弾き飛ばされ1対1となりながらも退けることに成功する(しかしこれはプリシャスによればリュウソウカリバーを抜かせるための演技だったらしい)。

しかしこの間にマスターグリーンの精神はガイソーグに支配されており、自身が守っていた村を破壊する惨劇を引き起こす。

このことによってマスターグリーンは誰もいない宇宙に逃げひっそりと最後を迎えたがこの時も鎧は健在である。


その後詳しい経緯は不明だがルカの身体を奪うことに成功。ゴーカイジャーを倒す。

そのままルカの招待プレートを使用してスーパー戦隊バトルに乱入。リタが招待プレートを確認しワイルドカードとして参加させたことでそのままスーパー戦隊と戦い天晴スティンガーの身体を奪っていった。

ルカの居場所を探るため兜を被ったマーベラスを支配しようとするがルカが兜を落としたことで妨害される。

リタが装着したが敗北し再び置き去りとなるがその後何者かによって拾われる(リュウソウジャー本編の描写からナダの可能性が高い)。


リュウソウジャーになれず周りを見返すために最強の鎧の噂を耳にしてガイソーグを探し出したナダを新たな装着者として再び活動を開始。


恐らくこの時にガイソーグの意思でドルイドン族と接触し協力者となる。

完全に信用されてないようでワイズルーからは「侮れんやつ」と警戒心を抱かれているが、ワイズルーやガチレウスとは本編時点で既知でワイズルーがエンターテイメントを求めていることを理解している。

一方でクレオンには知られていないことからクレオンの加入前にコンタクトを取ったようだ。


リュウソウジャー序盤ではガイソーグとして3度登場。

この頃はガイソーグとナダ、そして記憶の共有のためかマスターグリーンの意識が混在していたようで、ディメボルケーノの解放をしてワイズルーに教えながらもマイナソーによって孤立したトワにマスターと同じ言葉でアドバイスを行うというドルイドン、リュウソウジャー双方の援護を行なっていた。

この時に接触したリュウソウ族である狩野澪子は「英雄だった頃の過去の栄光が忘れられないのかしら」と発言しており澪子は中身をマスターグリーンと勘違いしていたと思われる(澪子はバンバの知り合いだったのでナダと知り合いでもおかしくはないが、ナダはむしろそういった過去がないことが負の感情に繋がっているのでやり取りに矛盾がある)。

しかし、死を望む彼女に挑発的ながら介錯してやろうかと話すなど知り合いかのように話している。


中盤となる第26話よりナダがリュウソウ族の前に姿を現わすと同時にガイソーグとしても行動を開始。

ドルイドンに協力しながらナダの意識を蝕み、彼のコウに対する羨望や嫉妬がピークを迎えコウを背中から切りつけるという凶行に及んだことでほとんどの意識を支配。その後のナダのわずかな抵抗も排除して完全に意識を奪うことに成功する。

その強さと中身がナダであること、そしてナダの苦悩を知ったことで手出しできないリュウソウジャーに倒さなければならない敵として立ちはだかる。

しかし、ナダからガイソーグの特性を聞いていたトワがドッシンソウルでナダを弱らせてガイソーグから切り離すことを思いつき、コウが自らの身体を使いガイソーグを乗り移らせる。同時に出現していた憎しみを雲に変換するジャックオーランタンマイナソーを利用してガイソーグの怨念を鎧から切り離す策をメルトが思いついたことで実行に移されリュウソウジャーは奮戦。バンバの叱咤やガイソーグを通じて流れてきた意識からナダの気持ちを知ったコウによってナダも意識を取り戻したことで再び抗われる。

作戦通り鎧と怨念を切り離すことに成功してガイソーグの怨念は消失した。

この際鎧も消失したが、機能自体は残りそのまま鎧としてナダの手元に残った。


しかし、リュウソウジャーとなったガイソーグだが次の第33話においてウデンに囚われたリュウソウジャーを救うために自分の身を犠牲にしてコウを解放する。

力尽きるナダの元にガイソーグの鎧が集まり、マックスリュウソウチェンジャーとマックスリュウソウソウルに変化。

不屈のソウルは受け継がれ、リュウソウレッドをマックスリュウソウレッドへとパワーアップさせた。


歴代装着者編集

ほかの装着者がいる可能性も考えられるが作中で判明している者のみ。

装着者編集

ヴァルマ編集

6500万年前の初代装着者。ドルイドンと戦うがその力に溺れ世界の支配者になろうとする野望を抱くもリュウソウレッドに敗れ改心する。

ファンの一部ではこの時点で既にガイソーグの負の感情を増幅させる機能が働いていたのでは? と考察もされている。


マスターグリーン編集

ナダによれば500年前の装着者だったが意識を支配されたため誰もいない宇宙へと旅立ちそこで静かに最期を迎えたとされる。村を破壊したためか表向きは戦いで死亡したことになっている。

なお、後にマスターブラックの回想でプリシャスで戦っているがこの時は300年前

リュウソウ族の寿命を考えるとおかしくないとは思われるが200年使用していたことになり恐らく最長である。

なおマスターブラックは先代のリュウソウブラックに変身しているためマスターグリーンもリュウソウグリーンに変身できたと思われるが、ガイソーグを使用した理由は時に一騎当千の力を見せたガイソーグを見るに彼もまた強さを求めた結果だと思われる。


ルカ・ミルフィ編集

伊賀崎天晴編集

スティンガー編集

「スーパー戦隊最強バトル!!」での装着者。ガイソーグが乗り移ることで使われ意思を奪われていた。


リタ編集

自分の意思で装着。しかしガイソーグ的に期待していなかったのかそのままリュウソウグリーンとリュウソウブラックに敗れる。


ナダ編集

現代の装着者。元々抱えていた負の感情をガイソーグによって増幅させられ意識を奪われるがリュウソウジャーの力を借りてリュウソウジャーとなる。

彼の最後と同時にガイソーグもまた終わりを迎え、新たな武器へと変化した。


一時的な装着者編集

キャプテン・マーベラス編集

ガイソーグの装着者の記憶を知る機能を知り兜のみ使用。


コウ編集

ナダから切り離されたガイソーグを乗り移らせ大部分のパーツが取り付く。ナダが意識を取り戻しマイナソーによって怨念が切り離されたことで鎧は消えた。


鎧の自我編集

ガイソーグの鎧には意思が存在するが具体的な発生時期は不明。意思は怨念の集合体である。

ガイソーグのものと思われる発言では比較的冷静で他者を挑発するような発言が目立つ。リュウソウジャー序盤では荒っぽい口調も見られた。

ルカの招待プレートを自分のものとして使い、自分の装着者や誕生経緯からすれば敵であるドルイドンに協力したり、ナダの自害に無駄だと言って止めてみせるなど状況を見極めて立ち回っている。

一方で最強を求める存在で強い相手と戦いたがるという戦闘狂でありその際には強い相手を求める発言を繰り返すのみとなる。


ガイソーグとしてドルイドンに協力している時に脱ぎたくても脱げない鎧であるとナダのものと思われる発言をしたり、装着者がナダであるにもかかわらずマスターグリーンの影響下にあると思わしき発言をしたこともあるためある程度装着者の意識が混じると思われる。


装着者に拘りらしいものは特にないようで次々と乗り換えている。

このことから強者と戦うのも自分が強くなるために次の装着者を求めているとも考えられる。

とにかく強い相手を求める発言を繰り返しているが誰かを倒す、その力で何かをするという目的もなく強くなることが全てであるガイソーグ自身も強さに囚われた存在と言え、鎧らしく空っぽの存在だったのかもしれない。


スーパー戦隊最強バトル!!編集

強い相手を求め、次々とスーパー戦隊ヒーロー達に襲い掛かる。

単純な太刀捌きは勿論の事、それに拘らないトリッキーな戦法(後述)も組み合わせてスーパー戦隊の戦士達を凌駕する実力を見せつけた。

宇宙最強となる事を最終的な目的としているらしく、スーパー戦隊に襲い掛かるのはあくまで自分の実力を高める手段の様子。その為襲ったスーパー戦隊は容赦なく叩きのめすが、その命を取る事まではしない。


活躍編集

BATTLE1編集

マーベラス率いるゴーカイジャーの前に出現。頭数の差も気にせず圧倒して打ち倒し、マーベラス以外のメンバーを戦闘不能へ追いやる。残ったマーベラスも、ワイヤーでガイソーケンを振り回して周辺を蹴散らすという、ルカの動きを彷彿させるトリッキーな戦法で翻弄し、そのままエンシェントブレイクエッジを叩き込んで倒した。

そして変身解除されたマーベラスを一瞥、自己紹介をしてその場を立ち去る。直後惑星ネメシスに飛ばされたマーベラスだったが、そこで繰り広げられる戦隊ヒーロー同士のタッグトーナメントをガイソーグが見逃す筈がないと踏み、『変わり者チーム』の一員にエントリーして待ち構える。


そして予想通り、第1回戦BブロックのチームVSチーム変化の試合が終わったタイミングで試合に乱入。勝利したチーム怪力へ襲い掛かって蹴散らした後、「もっと強さを…!」と呟きながら立ち去った。

その後、第2回戦Aブロックで変わり者チーム(天晴&スティンガー)が勝ち上がった直後に三たび現れ、二人を急襲する。


BATTLE2編集

2対1でも彼らを追い詰め、その直後に襲いかかったマーベラスも意に介さず突き飛ばす。エンシェントブレイクエッジを放ち、天晴/アカニンジャーを負傷させて姿を晦ます。

その後、ジェムが溜まるのを見ていたリタの前へ最強バトルのエントリープレートを携えて出現、彼女の判断でワイルドカード枠としてトーナメントへ飛び入り参加する事に。


その後、準々決勝Aブロックを変わり者チームが勝ち上がった直後、大和を迎えに来た天晴を強襲する。

そして程無くして、準々決勝Bブロックの格闘技チームリーダーチームの戦いが拮抗しているのを崩すべく、リタの判断で乱入。両チームを圧倒して叩きのめすが(※吹っ飛ばされたリュウレンジャーがジェムを掴んだ事で格闘技チームに軍配が挙がった)、その直後に再び現れたマーベラスのゴーカイチェンジによるデカレッドのハイブリッドマグナムやハリケンレッドの影の舞に苦戦する。

その戦いの最中、何故か天晴と同じ動きをしながら忍烈斬を繰り出すが、ゴーカイレッドに掻い潜られ、ファイナルウェーブを受けて兜を落とす。…だが兜の下から現れたのは、ガイソーグに襲われたはずの天晴の顔だった。


BATTLE3編集

目の前の光景に一瞬躊躇ったマーベラスへ容赦無くエンシェントブレイクエッジを放って倒し、落とした兜を拾い上げてその場を立ち去る。

そして兜を被り直し、今度は潜入調査を終えてドギーと別れたスティンガーを歴代戦闘員達に紛れる形で強襲する。


その後、Aブロック準決勝を勝ち抜いたカグラを襲撃するも、待ち構えていたマーベラス/ゴーカイレッドと大和/ジュウオウイーグルに妨害され交戦。デンジレッドマジレッドダイナレッドへとゴーカイチェンジしたマーベラスとジュウオウホエールに本能覚醒した大和に圧倒され、遂に敗北(この時に自我も消えた様子)する。

…しかし吹き飛んだ兜の下より現れた顏は天晴では無くスティンガーだった。ただ先程のダメージが効いたのか、鎧部分もすぐ消え去りスティンガーは無事解放される。


そして解放されたスティンガーによってガイソーグの正体が最強になる事への怨念に突き動かされる『意志を持つ鎧』で、様々な戦士の身体を乗っ取って強い存在へ挑み掛かり、その相手がより強ければそちらへ乗り移ると言う事を繰り返したことが明かされ、天晴やスティンガーもまた身体を乗っ取られていた。

更にこの二人の前にルカが身体を乗っ取られており、ガイソーグの持っていた最強バトルのエントリープレートも元はルカに送られていた物だった。そしてマーベラスはその真実を何となく察していたらしく、お宝=仲間を取り戻すべくガイソーグを倒す事に拘っていたのだった。


そしてスティンガーが突き止めた、最強バトルの裏で仕組まれた陰謀を叩くべく一致団結する変わり者チームだったが、マーベラスはルカと天晴を探すべく転がっていたガイソーグの兜を自ら被る。


FINAL BATTLE(最終回)編集

兜に宿るガイソーグの記憶を読んだマーベラスは、自分を乗っ取ろうとする怨念へ耐えつつルカと天晴が拘束されている所へ辿り着き二人を開放。更に自由になったルカに兜を落として貰う形で自らを開放した。

なおここで、ガイソーグを動かしていた怨念は宇宙を彷徨っていた戦闘民族の物だった事がルカから語られている。


その後、究極大サタンが撃破された事に納得のいかないリタがガイソーグの鎧を呼び出して装着。疲弊した変わり者チームへ襲い掛かるが、突如リュウソウグリーンリュウソウブラックが現れ、彼らと交戦。彼らの動きについていけず、カグラを人質にするも、竜装したブラックのノビソウルで取り返され、ハヤソウルの力で加速したグリーンに滅多切りにされて爆散。リタを残して鎧はバラバラに吹き飛んだ。

なお、この時は今までと違い、リタ本人の意識で戦っていた(その為、声も関氏の声ではなくリタの声。動きも何処となくぎこちなかった)。


しかし一連の事件が終わった後、何者かが残骸となったガイソーグの兜を拾い…。


騎士竜戦隊リュウソウジャー編集

本編での動向編集

第12話編集

「せっかく騎士竜の封印を解いてやったのに、あいつらにゲットされちまったか」

初登場回。

シンマイナソーの能力を用いたディメボルケーノの捕獲作戦が失敗しても、リュウソウジャーの戦いを見て満足な様子のワイズルーとクレオンの元へ出現。


復活させたにもかかわらずディメボルケーノの捕獲に失敗したことを嘲笑した為、それに怒って襲い掛かったワイズルーと互角の勝負の繰り広げた。

その際ワイズルーに「お前がリュウソウジャーをまとめて始末してくれても良かったんだよ?」との問いに「それじゃあ、つまらない。“エンターテインメントにはならん”だろ?」と返して剣を納め、また情報があったら提供すると伝えてその場を後にした。


第13話編集

日本初の女性総理大臣であり、リュウソウ族でもある狩野澪子が入院している病院へ来訪、気配に気づいたら彼女がグラスを投げ付けたのをそれを切り壊し、人間よりも遥かに長寿であるリュウソウ族であるが故、愛した人達に先立たれる経験を何度も経験してきた為に「愛する人と一緒に死にたい」と言う願望を抱いた事でミイラマイナソーを生み出した澪子に「死にたいなら、俺がやってやろうか?」と彼女にガイソーケンを突き立てた。

ただ、リュウソウ族の澪子とは面識があるようで、すぐにガイソーケンを収めている。


第20話編集

「一つ助言をやろう。力は頼る物ではない、生かせ」


グリモワールマイナソーの能力を用いたワイズルーの策略によってバンバ達が捕まり、一人ではどうすることも出来ないと頭を悩ますトワの前に姿を現して襲い掛かる。トワが変身したリュウソウグリーンを追い詰め、上記の台詞を口にすると何処かへと去った。それはかつてトワとバンバのマスターが言っていた教えの言葉であった。


第26話編集

「お楽しみはまだまだこれからだ…」


ワイズルー達と戦闘中のリュウソウジャーがドドメキマイナソーを撃破しようとした瞬間に攻撃を仕掛けて妨害、6対1でも彼らを圧倒し、そのまま姿を消した。


第27話編集

リュウソウジャーに追い詰められて方々の体でアジトへ逃げ帰ってきたガチレウス「おめおめと逃げ帰ったか。助けを請えば、手を貸してやったものを…」と嫌味を言う。「黙れ!その鎧、砕いてやろうか!」と毒付くガチレウスに対し、「是非頼むよ。この鎧は脱ぎたくても脱げないんでね。」と挑発と皮肉交じりに返した。


第29話編集

「もっと俺を楽しませろ…!」


ポルターガイストマイナソーの居場所を突き止めたメルトの連絡を受けたバンバやトワを襲撃し、2人を苦戦させる。


戦いの途中で、バンバが剣捌きを何処かで見覚えがあると気付いたが、動きが単調であることを突いてメラメラソウルで強竜装したブラックの「バーニングディーノスラッシュ」を喰った。同時に兜が外れ、遂に装着者が判明した。



「バンバ、少しは成長したな。だが、まだまだや」


ナダソーグ

何と兜の下には、ナダの顔が……。

そう、彼こそが現在のガイソーグの装着者であった。

ナダはすぐさまビュービューソウルをガイソーケンにセットして発動したガイソー斬を放って2人を迎撃し、そのまま姿を消した。


第30話編集

「そいつは強いのか?」


三浦敦史から生み出された高スペックな戦闘能力を持つデュラハンマイナソーを追跡していたブラックとグリーンを強襲。


その後、ガイソーグに意識に蝕まれながらも意識を保つナダがトワへ、ガイソーグについての来歴がわずかに語られた。


数百年前にドルイドンの一部が地球に帰還した際、当時のマスターグリーンがこの鎧を装着して戦っていた。

だが、ガイソーグの鎧には「装着者の心の弱さにつけ込み、破壊衝動に駆りたてる」という副作用があり、さらに描写からすると一度装着すると憑依されるような形で取りつかれるらしく、破壊衝動を抑えきれなくなったマスターグリーンは自身が住むリュウソウ族の村を破壊、自責の念に囚われたガイソーグ諸共宇宙の果てへ去り、彷徨い歩いた末にマスターグリーンは死亡。

その後ガイソーグは装着者がいなくなったが、リュウソウジャーに選ばれなかったナダが「周りを見返す力が欲しい」という執念で宇宙の果てから探しだし、新たな装着者となっていたが、強者と渡り合える力を手に入れてもナダの心は喜びに満たされることはなかった。


その後、デュラハンマイナソーに苦戦するリュウソウジャーの前に「強い者と戦いたい」というガイソーグの妄念を誘導する形で現れ、デュラハンマイナソーを圧倒。エンシェントブレイクエッジで両腕のブレードを粉砕し、リュウソウジャー勝利への道筋をつけた。


だが、「これからは一緒に戦おう」と明るく言ってのけるコウの姿に、彼がマスターレッドに認められた理由を理解するも、そこに生じた嫉妬心や悔しさをガイソーグに乗っ取られ、生身のコウを背後から斬りつける凶行に出てしまう。


「オレは、お前のそういうところが……ホンマに嫌いや」


第31話編集

ナダの意識を完全に取り込み、コウを斬りつけた直後に激怒して向かってきたバンバを軽くあしらうも重傷を負ったコウを優先しリュウソウジャーが一時撤退。


その後、音楽を奏でてて人々を踊らせ続けるフェアリーマイナソーを止めるためにピーたんの封印を解こうとするコウとカナロの前に現れ、強者を求める凄まじい怨念のオーラを発しながらレッドに襲い掛かるも、意思を取り込まれてもナダを助けることを諦めないレッドが、オトと封印から解かれて本来の姿を取り戻したプテラードンから受け取ったヒエヒエソウルを使って強竜装。宙を舞い、たちまち凍る氷の刃で攻撃に少しずつ押されていき、レッドが放つ『ブリザードディーノスラッシュ』を喰らってしまった。


大きな痛手を負いながらもすぐに立ち上がり、フェアリーマイナソーの能力から脱したコウ、カナロ以外のリュウソウジャーとの再戦の最中でリュウソウグリーンと斬り合っていると、


「トワ……すまん」


ガイソーグに自我を取り込まれたはずのナダが一瞬だけ現れ、トワに謝罪。その直後にエンシェントブレイクエッジを放ちグリーンを変身解除に追い込むも、怨念に苦しみその場を撤退。


このことから、ナダはまだ完全には取り込まれておらず必死で鎧の怨念と戦い続けているナダの為にも、諦めず必ず彼を救い出すことをリュウソウジャーは誓うのだった。


第32話編集


「無駄な抵抗を…諦めろ」


鎧の呪縛に必死に抵抗するナダを再び取り込み、ガチレウスジャックオーランタンマイナソーと戦うリュウソウジャーの前に出現。

ナダに必死に呼びかけるコウであったが、メルトやバンバ達はもはやナダは手遅れだと諦めかけていた。しかしドッシンソウルで強竜装したグリーンの攻撃でナダが弱ったことで彼から分離し始め、今まで自身の身体として取り込んでいた装着者達の怨念の集合体が姿を現した。


その凄まじい怨念を見てリュウソウジャーはたじろぐも、ナダからその怨念を切り離せればと考えているとコウは変身を解除し、鎧の怨念に対し「ガイソーグ!俺に乗り移れ!」と自身の肉体を差し出す

実はそれが彼の作戦であった。コウは自身の肉体に怨念を乗り移らせ、ジャックオーランタンマイナソーの光線で吸収させることでナダと鎧を分離させる事を思いつく。

だが、その大量の怨念にコウは倒れてしまい、そのままガイソーグは少しずつコウの身体に装着されていきコウの肉体を乗っ取ろうとする。止めようとするリュウソウジャー5人を電撃で反撃し変身解除に追い込む。


それでもバンバ達を筆頭に必死でガイソーグを止め、ナダを説得。そしてコウはナダの意思を読み取り「ナダもリュウソウジャーである」と彼の言葉で騎士としてのソウルを取り戻したナダは鎧から解放された。


そしてジャックオーランタンマイナソーの力でコウに乗り移った怨念を完全に切り離し、憎しみの巨大な暗雲が立ち込める中キシリュウオージェットでジャックオーランタンマイナソーを撃破、マイナソーが倒された影響でガイソーグの怨念も消滅し、晴れていく空を見てナダは笑みを浮かべた。


そして帰還した6人の元に再びガイソーグを纏ったナダが現れ、龍井尚久龍井ういに斬りかかろうとする…


しかし、


「あ~、背中かゆ〜」


とナダは椅子に座りガイソーケンを孫の手代わりに背中を搔き始めた。ガイソーグから怨念が消え去った事で解放されたことでナダは自由にガイソーグの力を扱えられるようになっていたのだった。

そしてナダは鎧から解放されたことを感謝し、彼も正式にリュウソウジャーとなるのであった。


第33話編集

リュウソウジャーの一員としてウデンに立ち向かうもリュウソウジャーを救うために戦死。ナダと共にガイソーグ自体も形を変えマックスリュウソウレッドに受け継がれた。詳しくはナダショック参考。


第45話編集

マスターブラックの回想でマスターブラックと共にプリシャスを迎え撃つマスターグリーンが使用。

プリシャスを撃退した。


タイムスリップ!恐竜パニック!!編集

6500万年前にタイムスリップしたコウ達と戦う。

ガイソーグの鎧の誕生秘話とその開発者が明らかになった。

その正体は6500万年前のリュウソウ族「ヴァルマ」が開発した装備であり、リュウソウジャーのプロトタイプと思われる存在でもあった。


しかし、ガイソーグを装着したヴァルマは力に溺れ暴走。

やがて「世界の支配者になる」という野望を抱くが、6500万年前にタイムスリップしてきたコウ達との戦いでガイソーグの鎧は破壊されたのだった……


……が

それからどういういきさつがあったかは不明だがマスターグリーンを経て様々な者たちの体を乗っ取っていき、遂には怨念が宿ってしまったのだった。


余談編集

名前の由来は鎧(がい)+装具で、海賊も掛かっていると思われる。

紫色のメインカラーや、剣と楯を装備した外見からウルザードに似てる…というか公式も自覚しているのかTwitterのハッシュタグに「ウルザードじゃなくて」と付けている。


スーツは後にリュウソウブラウンへとリペイントされたと思われる。スーツアクターも共通。


声を担当した関氏は、近年では何らかの特撮作品へ出演する事が定番となっていて、2019年度もこれでノルマを達成した事となる。また、関氏はゴーカイジャーの変身アイテム音声も担当しており、リュウソウジャーの変身アイテムに似た外見のガイソーグを演じるのは意図したキャスティングだろう。

そしてリュウソウジャー本編においても、リュウソウルの音声を担当する事になった。

また、関氏の声もリュウソウジャー本編で登場するタンクジョウの声を担当する中田譲治氏と同じように、ノイズの様な特殊なエコーが掛かっている。


「それまでの装着者の記憶を追体験する」という性質上、ナダにも天晴の記憶が流れている可能性が高く、闇堕ちしたのは常人の理解を超えた天晴の人生を垣間見たのも関係しているのでは?」とネタにされることもある。


関連タグ編集

騎士竜戦隊リュウソウジャー スーパー戦隊最強バトル!! ダークヒーロー

戦隊バイオレット


アバレキラーデスリュウジャー:過去の恐竜戦隊に登場したダークヒーロー同士。前者は仲間になるも殉職したことも同じ。

暗黒の鎧怒りの戦騎ドゴルド:過去の恐竜戦隊に登場した、中の人物を操る『意志を持った鎧』たち。

魔導騎士ウルザード:紫の騎士の姿をしたダークヒーローにして、後に仲間になったことや色違いが出たことも同じ。


プトティラコンボ:獰猛で恐竜型の武器を使う体色が紫の仮面ライダー。

キョウリュウバイオレット:ナレーションが演じた紫の戦士で恐竜繫がりも見られる。ただし、こちらは最初から味方。

獣の槍:手にした者は歴代の使用者の動きを我が物とし、素人でも凄まじい戦闘力を得られる武器。反面使い続けると宿った怨念に心身を乗っ取られ、遂には怨敵を憎み続ける化物へと変貌させてしまう呪物でもある。

元々は他者を守り救うべく作られた力(聖剣)だった事や宿った怨念に主人格がある点も類似している。


歴代番外戦士

ジュウオウバードガイソーグステイシーザー/ハカイザー

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