概要
『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』に登場する、古代のリュウソウ族・ヴァルマが作り出した黒と金の騎士竜。
ティラミーゴと同様にティラノサウルスが進化した物で、外見もティラミーゴとよく似ている。
戦闘の際は2体のコブラーゴにテレパシーを送り、コンビネーション戦術を行う。
コブラーゴとナイトモードのビュービューソウルが合体する事で巨人形態(ナイトロボ)のキシリュウジンとなる。
キシリュウジンがキシリュウオーのプロトタイプである為、ディノミーゴもティラミーゴのプロトタイプだと思われるが、ティラミーゴとは違い自我は希薄な様子。更に野心へ憑りつかれたヴァルマの思惑で、キシリュウジンの状態のままコブラーゴを外された形で封印されていた。
映画終盤では、地球へ迫る巨大隕石を破壊する為未来より起動キーを持って来たリュウソウジャー4人の手で封印を解かれ起動。キシリュウジンの姿で迫り来る隕石に立ち向かい、苦闘の末限界を超えた力を発揮して隕石を破壊するも、機体は耐えられずコブラーゴ諸共崩壊した。
だがそれと同時に、コウ/リュウソウレッドに打ち倒されたヴァルマが改心、そこから新たな騎士竜が多く作られた。そしてディノミーゴが我が身を掛けて地球を守ったからこそ、騎士竜がリュウソウジャーと共に未来の地球を守る道筋が付いたとも言える。
因みにディノミーゴの力を宿したビュービューソウルは映画以降、寿命のある通常のリュウソウルになったと考えられる。
余談
玩具は色と一部のパーツを変更したティラミーゴのリデコ。キャノン・ドリルパーツが削除され代わりにコブラーゴ2体が付属するが、素体とそれへ付いたジョイント自体はキシリュウオーと同一の為、他の騎士竜との竜装合体等も可能。また、付属のビュービューソウルは劇中に登場したガイソーケンによる技の連動の他、リュウソウケンによる強竜装やリュウソウカリバーによる技といった劇中には登場しなかった連動ができる様になっている(ちなみにビュービューソウルはGP版〈ガシャポン〉やSG版〈食玩〉でも購入可能〈現在はホビーショップなどで購入するしかない〉)。
直系の後継機と思われるティラミーゴは、ディノミーゴと比べ単独の武装が充実している一方で高い知能と自律性による自我を与えられており、単なる力では無く他者との繋がりを築きつつ仲間と共に戦うのを想定したかの様な存在となっている。
これは本編では、単なる力扱いされるのを露骨に嫌がる、子供達等リュウソウジャー以外の人々とも仲良くしようとする描写等で記されており、反映元である野心から解放された以降のヴァルマの価値観を窺わせている。
そう考えると、ティラミーゴの第一声である「ソウルを一つにするんだ!」の言葉は、改心したヴァルマがティラミーゴを介して未来のリュウソウジャーに向けて残したメッセージでもあったのかもしれない。