概要
『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』に登場するヴァルマが作り出したコブラ型の金の騎士竜。
騎士竜の中でも特に小型で、目が赤い物と青い物の2体が存在し常に一緒に行動する。
戦闘の際はディノミーゴからのテレパシーを受け取って同時攻撃を行い敵を殲滅する。
キシリュウジンに合体する際は両肩となり、尻尾は分離して手持ちの剣(ナイトビュービューソード)になる。
また、2体が身体を縮小化させて一つに融合する事で金色のアクセサリーになる機能があり(形状がリュウソウ族のマークを思わせる)、コブラーゴを外して待機状態になったキシリュウジンを起動するキーとなる。そして、いつしか騎士竜の力で世界を支配する野望へ憑りつかれたヴァルマはこの機能を持って、キシリュウジンを自分以外では操れない様にしていた。
だが、そんな彼の姿を憂いた娘・ユノが自らより始祖マイナソーを生み出し、その力で遥か未来へとタイムスリップ。…すると、彼女が現れた場所のすぐ近くに建っていた博物館に展示されていた6500万年前の隕石の破片が割れてコブラーゴ2体が出現、ユノの首元に駆け寄りアクセサリー(起動キー)へと変化した。
そこからリュウソウジャーと出会い、彼等と共に元の時代に帰還したユノだったが、そこで地球を壊滅させかねないサイズの巨大隕石が落下してくるのを目撃。しかし自分達が元の時代に帰るのを二の次にしてこの時代の地球を救おうとするリュウソウジャーを見たユノは、キシリュウジンの力で巨大隕石を破壊する方法を提示。自分の首にあった起動キーをリュウソウジャーに託した。
そして託された起動キーを持ってキシリュウジンが封印された神殿に乗り込んだリュウソウジャーは、ヴァルマの妨害を掻い潜ってキシリュウジンの起動に成功。その力で見事巨大隕石を破壊し、同時に生じた時空の歪みを潜ってリュウソウジャーが元の時代へ帰って行った裏で、未来から起動キーとしてやって来たコブラーゴはディノミーゴと共に崩壊していった。
そして、コウによりその心を正されたヴァルマと共にユノは自分の生涯を全うした様だが、その途上で砕かれた隕石の破片の一つにヴァルマの元に残っていただろうコブラーゴ2体を封印。未来へと飛んだ過去の自分を助ける為の布石を打ったと推測される。
余談
コブラは恐竜絶滅後の新生代に登場した動物とされる(そもそもヘビ自体が白亜紀の後期に登場した比較的新しい動物である)。
恐竜より古い動物が原型の騎士竜ならば前例がいる物の、恐竜より新しい動物を原型とする騎士竜はこのコブラーゴが初となる(恐竜より新しい動物をモデルにしたオリジナル恐竜を原型とする騎士竜ならば存在するが)。
歴代の恐竜スーパー戦隊のメカも含めると、初代の二頭(化石が出ていない物を含めれば三頭)以来となる。
関連タグ
騎士竜戦隊リュウソウジャー タイムスリップ!恐竜パニック!!
トリケーン、アンキローゼ:TV本編に登場する小型の騎士竜で、パーツ構成からして直系の機体だと思われる。
アンモナックルズ:海の騎士竜・モサレックスに随伴する2体1対の小型騎士竜。モサレックスがナイトロボ形態になる際の合体要員でもあり、ポジションが一致している。