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ワイズルー

わいずるー

特撮ドラマ『騎士竜戦隊リュウソウジャー』の敵キャラクターの一人である。
目次 [非表示]

「私の一生、全てがショータイム! 孤高・至高・怒涛のグレイテストエンターティナー・ワイズルー! 決まった…。最高オブ最高!」

「丁度いい。最高オブ最高の私が、まとめて始末してさしあげまショータイム!」


CV緑川光 / スーツアクター草野伸介


データ編集

属性/ビショップ級幹部

分類/ドルイドン族

身長/193cm

体重/290kg

分布/孤高のステージ

経験値/142


概要編集

第7話より登場。

タンクジョウが戦死した後に地球へと来訪したドルイドン族ビショップ級幹部ドルイドン。


マント付きの胸鎧を身に付けたマジシャンを思わせる外見で、シルクハットに似た形状の兜を被っている。

ワイズルー様詰め

顔は兜の内部に隠されている様に見えるが、実はアイガードで目を隠しており、鍔をつまむ様な仕草でアイガードを持ち上げると黄色い双眸が見える。


戦闘では持ち替え動作でライフル銃として扱えるステッキ『ステッキラー』を武器とする。杖自体を使った肉弾戦に加え、リボルバーと撃鉄になった柄部分から直接光弾を撃ったり、エネルギーを溜め込んで支柱の部分を鋭い光の剣に変えての攻撃も出来る。また、無数の刃の雨を降らす『チェックメイトデショータイム』も披露している。

マジックよろしく多彩な幻術を使え、普段隠している目元を見せつけて自由自在に相手を操る催眠術瞬間移動、自身や他の対象を別の物に化けさせる変身術(老若男女に関わらず変身でき、しかも親族や親しい知人も騙せる程の高い演技力も持つ)、個別に意思を持った自身の分身を生み出す等と、とにかく多岐に渡る。


よく名乗りや決め台詞を取り、コミカルでノリが良い。

ただ結構短気で、特に相手に自分の真似をされるのを極度に嫌っており、それをされると激しく激昂する。

決め台詞の「最高オブ最高!」を始めに、同じフレーズを繰り返すのが口癖で、「無駄無駄」等と口走るのもしばしばある


しかし、本性は極めて卑劣かつ残忍で、力押しで武闘派のタンクジョウとは対照的に、自身の戦略の為には平気で他の生物を利用し、女子供も容赦なく手を出す卑劣な搦め手を多用する狡猾な策略家。「卑怯」の言葉は彼にとっては褒め言葉であり、反論しても喜んでしまうので無意味である。

ド派手かつ様々な計略を織り交ぜた策略の考案を好む。単に相手を倒すだけなのは『エンターティナー』を自称する、自身のショーマンシップに反するらしい。

作戦を自身が有益になるよう、相手の心に付け込んで脅迫して揺さぶりを掛ける、マイナソーの成長を促す為にターゲットに近しい人間に化けて近付き、相手を絶望させる等の下衆な行為を嗤いながら行う邪悪さを見せている。その為、劇中ではトロールマイナソーの件もあってアスナからは最も嫌悪と敵意の感情を持たれている。

また、騎士竜の力に目を付けており、新たな騎士竜が現れた時は率先してそれを手に入れようともしている。


劇中では、その派手好きで人目を引くパフォーマンスにばかり目が行きがちだが、マイナソーが触媒となった人間や器物が途中で死んだり壊されれば、マイナソー自身もそのまま倒されてしまう事実を熟知している様で、コカトリスマイナソーの体内に依り代となったケフェウス星の王女・フィータを取り込ませた状態にして第三者に始末される事態を防いだり、ミミックマイナソーの依り代となった箱庭にドルン兵の護衛を付ける等の対策を怠らない辺り、策略家として抜け目が無い。


また、自分の考えた作戦に対するこだわりが強く、全てが自身の利益にならないと気が済まない性分な模様。

例えば、クレオンが生み出したマイナソーをさも自分が作ったかの様に振舞ってそれを使役し、第12話でディメボルケーノの捕獲作戦ではしゃいでいたクレオンに「これは私が考えた作戦。さも自分が考えたかのようにはしゃぐな」とステッキラーの先をクレオンの頬に突き付けて叱っている。

端的に自己主張と出しゃばりが過ぎる面があり、プライドは高かったが味方への干渉は控えめだったタンクジョウより厄介な性格だとも見れる。逆に1番目立つのがワイズルーであれば寛容である。

言ってしまえばワイズルーがドルイドンの唯一にして、最大のアキレス腱と化している

しかし、タンクジョウと同様にドルイドンの戦力に関しての把握はキチンと行っており、クレオンの重要性を理解している。

また、無駄を嫌う性格でひたすら「なぜ◯◯する必要がある?」と会話を成立させないガチレウスとは馬が合わない。


約6500万年前の巨大隕石から逃れて宇宙にいる間は、様々な惑星の住民を攫っては、自身の奴隷としてこき使いまくっていた模様。


このように自分本位な面が目立ち、ワイズルー自身も自分以外の存在を蹴落として頂点に立とうとする気質のドルイドンだが、下記のように部下に対しては寛容で傷心のクレオンを気遣う器量を持ち、張り合う場面の多かったガチレウスに対しても、プリシャスがガチレウスを捨て駒にして本当に死なせた事実にショックを受けていたりと、意外にも同族に対する仲間意識はそれなりにあると窺える


だが、致命傷を回避する為にドルン兵を盾にした事はあるが……所詮ドルン兵は人工生物=消耗品なので、仕方ないのは事実である。

また、無用に死に追いやらないだけで、仇討ちや弔う等の死を悼む観念は希薄(もっとも、この点は人間と異なる生物かつ、長い寿命を持つドルイドンなりの死生観や文化があるので、一概に「薄情」と切り捨ててはならない)。


関連人物編集

マイナソーを生み出す部下。タンクジョウが戦死した流れで就いた。

クレオンが陰口を聞き逃す事なく「バカって言った?」とゼロ距離で睨んだり、ミイラマイナソーの力で本音をベラベラ喋るクレオンに怒って銃口を向けたりしたが、一緒に給食を食べたり謎々に取り組んだりと、仲は良好のようである。えげつない作戦を得意とするワイズルーだが、部下には「一緒に笑う」状況を許したりと寛容。

クレオンの方もガチレウスが指揮を担当した際に味わった地獄から解放され、ワイズルーが来た時も「やっぱ、ワイズルー様が1番っす! 仕事は楽しみながらやるのが一番っす!」と大喜び。

22話で、タンクジョウの死を嘆く彼を優しく慰めている。


派手好きと無駄嫌いで全く馬が合わない不倶戴天の相手。クレオンへの扱い以外にも対になる部分が非常に多い。

但し、上記の通り彼の死にショックを受けている事実から、心底から嫌っているのではなく、いわゆる悪友に近い関係なのかも知れない


ワイズルーの恐るべき作戦に一度1人で立ち向かったリュウソウジャー。その鬼畜な作戦には1番怒りを顕にしている。


本編での活躍編集

第7~8話編集

自身が奴隷としてこき使っている宇宙人の中で、逃げ出したケペウス星の王女の姉妹・カルデナフィータを追って地球へと帰還、手始めにとある遊園地でコカトリスマイナソーを暴れさせていた。


コカトリスマイナソーの行方を追うコウの前に先制攻撃を仕掛けて名乗りを行なうが、変身したリュウソウレッドが名乗りを上げた事に「真似するなっ! カブるのが一番嫌いなんだよ!」と憤慨して交戦。

ツヨソウルで竜装したレッドの凄まじい攻撃に押されるも、「弱いものいじめするなんてひどいっ! リュウソウジャーは悪者だ〜!」とわざとらしく泣き叫びながらステッキラーで反撃。

更にコカトリスマイナソーの音波で昏睡し、自身の催眠術で操った子供達を仕向けて上手く戦えないレッドの隙を突いてステッキラーから光弾を放って変身を解除、コウを退却させたが、その後にフィータはグリーンブラックに救助されてしまう。


後日、フィータが彼から逃げる際に持ち出し、騎士竜に飲ませると強大な力を手に入るとされるドルイドンのエネルギー体が入ったカプセルを隠したとある建物へ待ち構え、ドルン兵を率いてリュウソウジャーと交戦。

グリーンに自身の台詞を真似された事に憤慨し、前回の戦いで変身解除に追い込んだレッドの攻撃をその場にいたドルン兵を盾にして防ぎつつ戦うが、レッドのディーノスラッシュを受けて呆気なく倒された。


だが、倒されたのはワイズルーの姿に化かされたドルン兵であり、最初からその場にいなかったが、実はワイズルー本人はリュウソウジャーと同行しているフィータの姿に化けており、本物のフィータはクレオンが彼女を苗床に生み出したコカトリスマイナソーの体内に取り込まれ、マイナソー完全体になるまでのエネルギー源にされていた。

その事を知るカルデナにフィータの安否を散らつかせつつ自身が用意した「ドルイドンのエネルギー体」と称した爆弾を騎士竜に飲ませる様脅迫、2人を利用し尽くして自身の手を汚さずにリュウソウジャーを殲滅しようとしていたのだ。


そして、コウが連れてきたティラミーゴに爆弾を飲ませるのに成功、カルデナを強引に連れリュウソウジャーが爆散する場面を見届けようと、コカトリスマイナソーを暴れさせていた所、案の定リュウソウジャーが駆けつけ、キシリュウオーファイブナイツに合体した途端に大爆発。

「美しい……ビューティフォー! 綺麗な最期だったよリュウソウジャー」と勝ち誇っていると、「本当綺麗に爆発したな!」と何故か背後からコウの声がする。振り向くと騎士竜諸共爆散した筈のリュウソウジャー5人の姿が。


実はカルデナが「騎士竜」の名称や、コカトリスマイナソーとフィータの関係を知っていたり、エネルギー体を早く飲ませようと焦らす様子を怪しんだメルトういのスマホを通じてワイズルーがフィータに化けていた事実を知り、先程の戦いでダミーを倒させたワイズルーの手を利用し、フエソウルを使って騎士竜のダミーを作り出して爆破する作戦で、ワイズルーの策略を崩してみせた。

この事に「なんて良い作戦! やっぱ私って頭良い〜!」と自画自賛していたが、真似されたのに気づき憤慨してステッキラーから発砲、「あと少しでコカトリスマイナソーが完全体に成長を遂げる」とリュウソウジャーに伝え、進化の時間を稼ぐ為にドルン兵を呼び出してリュウソウジャーを倒そうと交戦。

リュウソウジャー5人の名乗りを見て「キマッてる……悔しいくらいにキマッてる……! 私より目立つな!」と更に怒り、ステッキラーを巧みに操ってレッドと戦うが、プクプクソウルの力で風船のように膨らまされてしまい、ツヨソウルの力で強化されたレッドの一撃を喰らって吹き飛ばされて、そのまま撤退。

その先でコカトリスマイナソーが完全体に進化する所を見届けようとするが、結局はリュウソウジャーによってコカトリスマイナソーが撃破された上に、フィータも救出されて作戦は失敗。

だが、「中々やるなリュウソウジャー。良いショーが上演できそうだ」とリュウソウジャーの実力を確かめてタップダンスを踊りながらその場を後にした。


第9話編集

とある骨董品屋を襲撃し、クレオンにそこにあった古い箱庭に宿るマイナス感情からミミックマイナソーを生み出させ、それを使って「リアル宝探しゲーム」というアトラクションを作って人間をおびき寄せ(※)、ミミックマイナソーが作り出したワンダーランドへ永久に閉じ込め、欲しいものが与えられても死ぬまで永遠に続く生き地獄を味わわして、マイナス感情を集めようと目論む。

※この時はアトラクションの進行役である魔女に化けていた。またクレオンもアシスタント役としてピエロに化けさせている。


そのアトラクションにバンバ以外のリュウソウジャーもやって来たので、彼らを永遠にワンダーランドに閉じ込めてミミックマイナソーの力で精神的に追い詰めようとするも、メルトがマスターブルーの手助けもあり、ミミックマイナソーのワンダーランドの秘密を解かれて人間達を解放されてしまい、そのまま撤退。ミミックマイナソーもブラックに誕生元の箱庭を壊された事で消滅した。


第10話編集

別行動を取っていたクレオンの様子を見にとある工場へと来た所、彼がボクシング経験を持つ高校生・森健太から自己的に生み出したトロールマイナソーを見て策略を思い付き、その場を去る(その際、クレオンが「……ったく、急に現れんじゃねえよ! お前も無敵のマイナソーにやられちまえ! バーカバーカ!」との罵詈雑言を聞いたワイズルーは、「バカって言った?」と至近距離で睨んでいた)


そして健太の親友の川村庄司の姿に化けて、この姿で「絶対に許さない」と健太の後悔の念を煽り、彼から大量のマイナス感情を放出させトロールマイナソーを急成長させる。

その際の地響きで危うく転落しそうになった健太を助けようとするアスナを煽って、彼女の怒りを誘発させた。


しかし、アスナが持ち前の怪力を発揮して健太を救助、そして大切な親友の姿に化けて健太の気持ちを弄んだ事実に、怒りを爆発させたアスナがリュウソウピンクにリュウソウチェンジ、咄嗟にドルン兵をけしかけるも瞬く間に全滅、彼女の怒りの覇気に危機を感じてピンクの攻撃をいなすと瞬間移動でこの場を離脱した。


第11話編集

ガイソーグが封印を解いた炎の騎士竜ディメボルケーノを発見、地球を支配する為の手駒としてディメボルケーノを手中に収めようと画策するも、ディメボルケーノの出す超難解なクイズにクレオンが答えられず、ペナルティの火炎攻撃に苦戦。

それを防ぐ為にクレオンに消防学校の生徒・椎名雅章からシンマイナソーを生み出させて、火炎攻撃を逃れる為の準備を整えるもシンマイナソーが何時の間にか逃走(恐らく、宿主の火が苦手な所を受け継いだからと思われる)、結局はディメボルケーノの火炎攻撃を浴びる等作戦が難航。


そこでディメボルケーノの弱点を突く作戦を考えて、ディメボルケーノを探すコウの後を尾行、その先の病院で青い眼鏡をかけた女医の姿に化けて潜入し、目に病気を患って入院している少年・渡辺遙斗とディメボルケーノが楽しそうに会話している所を聞き、彼こそがディメボルケーノの弱点だと断定するとすぐさま誘拐。

そしてディメボルケーノを再度呼び起こすと、「騎士竜、汝に問う。遙斗君はどこでしょう?」と遙斗を誘拐した事実を伝えてディメボルケーノを挑発し、怒って炎を吐こうとしたディメボルケーノに「ちょい待ち! 私に火なんて吐いてもいいのかな? あの子がどうなってもいいのかな?」と火薬の入った土台の上に磔にした遙斗の姿を、クレオンの持つデバイス越しに見せつけて脅し「あの子を無事返して欲しかったら、私の僕となれ」と人質を取ってディメボルケーノの心に揺さぶりを掛ける卑劣な作戦に打って出る。


これにディメボルケーノは自分を恐れず接してくれた遙斗を救う為、やむを得ず従おうとするも、それを咄嗟に止めたコウは自分達リュウソウジャーが遙斗を助けると宣言、そんな姿を見たディメボルケーノはコウに問題を出す。


ディメボルケーノ「作麼生(そもさん)、汝に問う! 『ピザ』と10回言ってみろ」

コウ「ピザ、ピザ、ピザ、ピザ……」

ディメボルケーノ「それでどうだ?」

10回

コウ「ピザ食べたくなった!!」


コウの出した的外れな答えに「ピザ美味しいよね! でもこのタイミングかなぁ?」と笑いつつもペナルティの火炎攻撃から逃れる為にその場を離れたが、その答えがまさかの正解。まさかの展開にクレオンと共にすっ転んだ。

リュウソウ族に作られながらもその凶暴さから恐れられて封印され、孤独を感じていたディメボルケーノは、見た目に惑わされず本質を見抜いた素直な答えを求めていたのである。望む解答を出したコウを認めたディメボルケーノは、彼にメラメラソウルを託した。

これに許さず、ステッキラーから光弾を放とうとするもディメボルケーノの放った火炎が直撃、火がマントに燃え移って熱がりながらその場を撤退。

その後、磔にした遙斗もメラメラソウルを使って強竜装したレッドの手によって救助された。


第12話編集

まだディメボルケーノの捕獲を諦めておらず、シンマイナソーの蜃気楼をスクリーンにして幻を見せる能力を使って、今度こそディメボルケーノを手に入れようと目論む。

以前にタンクジョウに一緒に笑ったら怒られて、それを気にしていたクレオンに「大いに笑って楽しもう!」と一緒に笑っていた所でグリーンとブラックが、元々タンクジョウが地球へと帰還した時からほとんど森林で潜伏している為にすぐに見付かり交戦、クレオンにシンマイナソーを逃がす時間を稼ぐとステッキラーから光線を発射して目眩し、「お前らを倒す時は5人まとめてだ! その方が私がおいしい!」と言い放って退散(その際、一向に自身の笑い声が終わらない状況に、グリーンから「長い!」と突っ込まれた)。


そして、雅章から生命エネルギーを取り込んで成長したシンマイナソーを街に放ち、ディメボルケーノにやきもちを焼いたティラミーゴがシンマイナソーが交戦している所を遠目で見物、ディメボルケーノを召喚する所を虎視眈々と狙う。

レッドがディメボルケーノを召喚したタイミングでシンマイナソーに指示すると、雌のディメボルケーノの姿に化けて色仕掛けを行わせ、その姿に一目惚れしたディメボルケーノに彼女の事を知りたかったらドルイドン側へと就くようにと懐柔しようと畳み掛けるも、宿主の事情を知ったグリーンとブラックが駆け付けて、グリーンがマワリソウルの力で蜃気楼を払いのけられて失敗。

しかし、シンマイナソーは騎士竜を倒す為に生み出されたのもあり、ディメボルケーノを追い詰めていくが、レッドの激励で元気を取り戻したティラミーゴがディメボルケーノと合体、キシリュウオーディメボルケーノに合体させられてシンマイナソーは撃破された。


ディメボルケーノの入手には失敗したものの、先程の戦いを見て満足し意気揚々と歩いていると、封印を解いた張本人であるガイソーグが現れる。

彼に笑われたのに怒って攻撃を仕掛け、「お前がリュウソウジャーをまとめて始末してくれても良かったんだよ?」と問うが、ガイソーグに「それじゃあ、つまらない。“エンターテインメントにはならん”だろ?」と返されると矛を収める。

しかし、ガイソーグが去っていく傍「侮れんやつ」と呟き、警戒心をより一層強めていた。


第13~14話編集

前回でブラックとグリーンによって、自分達の潜伏場所が完全にバレた状況を懸念したクレオンに考えで、新しい潜伏場所として何処かの地下駐車場へと連れて来られるが「ここはゴンドラはあるのか?」「天井にミラーボールは?」とクレオンに難癖を付けまくる。

すると、狩野澪子から自然発生したミイラマイナソーのビームによって、本音をベラベラ話すクレオンにステッキを向けるも気配に気づき、ミイラマイナソーへと発砲するも逃走を許した。


その後は地下駐車場を新しい拠点として決め、クレオンにアジトを作らせていた所、リュウソウジャーを一向に倒せていない事態に業を煮やしたガチレウスが来訪。

全く話を成立させようとしないガチレウスに「お前と話してると、頭がヤンヤンするっ!」とイラ付き、遂にはガチレウスと共の活動に嫌気が指して、クレオンそっちのけで基地を退室。

指揮権を結果的にガチレウスへと譲ってしまった。


第17話編集

ガチレウスが戦死した頃を見計らい、ガチレウスのブラック上司振りから解放されたクレオンと再会し、彼から新しいリュウソウジャー・カナロ/リュウソウゴールドが現れたのを教えられた。

だが、それも離脱していた間に小耳に挟んでいたらしく、その中でカナロの相棒のモサレックスを自分の下僕にしようと作戦を画策する。


日をまたぎ、カナロが海のリュウソウ族の繁栄の為に婚活している情報を利用して、有紀なる女性に化けてカナロに接近、丁度カナロが虹の写真を撮影を望む少年・賢太郎と話していた為に虹を作るアドバイスを教えて海へとカナロ達を誘導し、カナロの指示でモサレックスが飛び上がった瞬間、クレオンに生み出させたゴーストシップマイナソーの投網でモサレックスの捕獲に成功。

カナロに正体を明かし、モサレックスを連れて逃亡した先の公園の池でモサレックスに催眠術をかけて操り、モサレックスを助ける為にやってきたカナロとバンバをモサレックスに攻撃させた。


その後も催眠術を掛け続けていた所、再度モサレックスを救出するべくゴールドが現れ、モサレックスにかつての相棒を叩きのめせと命令するも、モサレックスは自身の命令を無視。それもそのはずモサレックスは洗脳されておらず、ワイズルーが油断する様に操られたフリをしていたのだ。


今までの作戦が徒労に終わった事実に憤慨、実力行使を下そうとゴールドと交戦。

ゴールドを攻撃する傍らモサレックスにも光弾を連射し始めるが、突如強烈な猛火が自身に降りかかってマントに着火し焦って火を消していると、ブラックとモサレックスの網を打破する為、救援を頼んでいたディメボルケーノが現れる。

するとカルソウルの力を使ったブラックが、モサレックスを浮かばせてディメボルケーノの炎で投網を焼却、モサレックスを奪還されてしまうが、水中戦に適するモサレックスが地面に着いている為に自由には動けないと指摘する。

すると、互いに「兄弟」と呼び合う程に仲が良い2体が、合体騎士竜スピノサンダーに竜装合体。


「ちょっと、聞いてないんだけど……」

スピノサンダー「言ってないからな!!」


そして、スピノサンダーの放つ強烈な電撃に圧倒されてしまい、「こんなにやられてたまるか!」と言い放ち、そのまま撤退した。


第18話編集

クレオンにとある神社に祀られている願い石からゴーレムマイナソー生み出させ、ゴーレムマイナソーの人の願いを吸収する能力でリュウソウジャーが思った「マイナソーを倒す」願いを吸収、変身を解除させてリュウソウジャーを含む人間の願いを取り込ませて完全体に成長させようとする(その際、クレオンが物陰で「500体作れ、とか言わないですよね……」とガチレウスの件もあってそれを危惧していたが、「言わない、私は言わない♪」と返してクレオンとを安堵させた)。


その後、願いを吸収されて変身が出来ないリュウソウジャーを挑発するついでに見ていたワイズルーは、クレオンに受験生等願いを持つ人達にゴーレムマイナソーを拝ませる等して、ゴーレムマイナソーの成長を任せ、自身は願い石のある神社へ赴き、願い石を木っ端微塵にしてゴーレムマイナソーを増殖させようとするも、バンバとアスナがそれを阻止してそのまま2人と交戦し、願っている以上はマイナソーのエネルギーとして吸収し、いくら戦っても無駄だと言い放つ。


だが、リュウソウジャー達がマイナソーを倒す“願い”ではなく、人々を守る強い意志だと改めて気づき、決意固めたリュウソウジャーは再度リュウソウチェンジ。ゴーレムマイナソーの能力を突破され、一転してピンクとブラックに追い詰められたが、放っておいてもゴーレムマイナソーは育つのでそのまま様子を見る事にし、「せいぜいフィナーレを楽しんでくれ。バッハッハ〜イ」と呟いて退散。

だが、ゴーレムマイナソーはキシリュウオーディメボルケーノとキシリュウネプチューンが合体したギガントキシリュウオーによって倒された。


第19話編集

新たなマイナソーを生み出す為にクレオンと共に『ひなた小学校』に訪れ、そこで給食を食べていた所をやってきた女性教師を素体に、クレオンが液体を飲ませてアラクネーマイナソーを誕生させた。

大いに高笑いをしていたが、「大声で騒がない」のルールに違反しているとアラクネーマイナソーが判断し、すぐさま幽閉教室へと転送されてしまった。


その直後、カナロが転送されてきた為に人間の子供に化けてやり過ごしていたが、カナロがゴミを道端に捨てたぐらいで閉じ込められたのにキレ始めた一般市民と揉めた為、「喧嘩はしない」のルールを破った扱いになって、室内の天井が落ちてきて自分も押し潰されそうになる。


その後、アラクネーマイナソーが自らルールを破って弱体化した為、教室からリュウソウジャーと共に脱出、こっそりとその場を後にし、迎えに来たクレオンの前で「危うく潰されるところだった……」と変身を解除。

「変なマイナソーを生み出しおって! ぷんすかぷんぷん!」とクレオンに八つ当たりしていた。


第20話編集

クレオンが絵描きの青年・生太郎からグリモワールマイナソーを生み出すも、まんまスケッチブックな姿にクレオンは失敗作と断定して新しいマイナソーを生み出そうした所、グリモワールマイナソーの描いたものを実体化する能力を、「こいつがあれば、私は無敵!」と大層気に入り、その能力を用いてリュウソウジャーを一網打尽にしようと活動を開始。


手始めに宿主の生太郎を囮に、宿主の弟である恭平の頼みで生太郎を探し回っていたトワとバンバにドルン兵を嗾けて2人を分断、外にいたバンバと囮の生太郎を捕縛。

その後はコウ、メルト、アスナを次々と捕縛し、唯一檻から逃れたが焦燥にかられるトワの前に現れて、グリモワールマイナソーの能力を披露しつつ挑発した後、より焦ったトワの後を追ってカナロの居場所を突き止め、その流れでカナロも捕縛(よりも、カナロが絵描きの女性である夏美を助けようと自ら飛びついただけだが)、トワを孤立させる。


その後、作戦の総仕上げにワイズルーは、


「この広大なキャンバスに描くのは、この世で最も偉大な存在! そう、ワタスィ〜〜!!」


と、生太郎のエネルギーを取り込んで巨大化した、グリモワールマイナソーのキャンバスに自分自身を描き込み、巨大化したもう1人の自分を生み出し2人で地球を制圧しようとする

そこへトワが単身で挑み掛かるも、ハヤソウルの力で早く動く相手に巨大ワイズルーの体格差で軽くあしらい追い込み、降参を宣言したトワに檻を落として監禁場所へ転送した。

これで完全な勝利を確信していたが、実は先程の戦いの際にトワがグリモワールマイナソーの能力を利用して『檻の鍵』をキャンバスに描き込んでおり、転送先で檻を開けられたリュウソウジャーは、宿主と共に監禁を脱出されてしまっていた。

この事態にドルン兵を呼び出すも、竜装・強竜装を用いた相手の連携で返り討ちにされてしまい、グリモワールマイナソーはキシリュウネプチューンによって真っ二つになり消滅し、その拍子で吹っ飛ばされた巨大ワイズルーもキシリュウオーファイブナイツの『ファイブナイツドロップスラッシュ』で撃破された。


巨大ワイズルーが撃破され、膝を落として燃え尽きた……真っ白に……と放心状態の自身にクレオンから「ドンマイ……」と慰められていた。


第22話編集

マスターピンクから自然発生したネクロマンサーマイナソーの力によって復活したタンクジョウの作戦には参加しなかったが、タンクジョウが再度リュウソウジャーに撃破されてしまい、号泣していたクレオンに歩み寄ってそっとハンカチを差し出し、今日ぐらいは泣くと良いと慰めた。

但し、ハンカチはクレオンの鼻水でぐちゃぐちゃにされてしまったが……。


第23話編集

今までリュウソウジャーと戦ってきたが、勝率が「0」と聞かされ、(ゼロ個人的に好きな数字等と口にしつつも)状況を打破する為に自ら活動を開始。

オトの姿に化けてカナロに接触して、カナロの持っていたどんな願いも叶える力を持つカナエソウルを手に入れようと目論み、リュウソウジャーの居る龍井尚久の自宅へと侵入、カナエソウルを巡っての喧嘩のどさくさに紛れて強奪して逃走したが、後を追ってきたメルトに正体をバラされ、彼が変身したリュウソウブルーとそのまま交戦。

ハヤソウルを使って距離を詰めたブルーに、手にしたカナエソウルをチラつかせてを挑発するも、ノビソウルで竜装したブルーによってすぐさま奪取されてしまい、そのまま撤退した。


因みにメルトがワイズルーの変装だと見抜いたのは、ワイズルーが自分を「メルト“さん”」呼びに対し、以前にオトから「今度からメルトさんの事、メルト“くん”って呼んじゃおうっと」と発言した事実を思い出したかららしい。


第24話編集

クレオンが空手道場の1人娘・八尾増麻央に接触して生み出したドワーフマイナソーの活躍を基地で様子を拝見していた。

「ドワーフマイナソーの能力があればリュウソウジャーなんて敵じゃない」と意気込むクレオンに「過信するな。奴らは納豆の様にしつこい」とクレオンに忠告を伝えると、作戦が上手く進むようにと自ら動き出す。

そして、麻央の父親の八尾増達造の姿に化けて道場へと忍び込んで麻央に近付き、「カナロが麻央の事を捨てて逃げた以上、自分の言う事を一生聞くしかない」と嘘を吹き込んで彼女を人間不振に陥らせ、マイナス感情を誘発して生命エネルギーを絞り出し、ドワーフマイナソーを急成長させるのに成功した。

ドワーフマイナソーが急成長したのを見るや、トワとアスナがワイズルーの仕業だと勘付き、道場へと駆けつけたものも戦闘はせずにすぐさま撤退した。


第25話編集

クレオンが知り合いの動画配信者・アニキンから偶発的に生まれたグリム・リーパーマイナソーの特殊な性質や能力を理解した上で、クレオンがアニキンと作った動画『ドロドロ・シンドローム』を観た全ての人間の魂を手中に収めようと目論み、クレオンに動画を拡散させて魂を壺の中へと集めていた(抜き取られた者の中にはうい、オト、ティラミーゴの魂も壺の中に入り込んでいた)。


その後、クレオンの後を追ったバンバ達の連絡を受けたコウ、メルト、アスナに見つかるが、クレオンのデバイスを取り上げて『ドロドロ・シンドローム』を観せて魂を奪おうとするも、カクレソウルで姿を隠していたブラックの攻撃でデバイスを手放してしまい、隙を突かれてノビソウルの力でゴールドが壺を攻撃されてティラミーゴの魂を救出されてしまう。


レッドが復活したティラミーゴとコスモラプターと合体させ、キシリュウオーコスモラプターがデータ世界に潜むグリム・リーパーを倒そうとしている間、残りのリュウソウジャーに動画を見せてその魂を抜き取ろうとする……


ところが、肝心の動画はネットから削除されていた


「何故オブ何故に消えている!?」

クレオン「あぁ、動画の配信を止めたからです」


実はクレオンが、作った動画を作戦の為の道具として私物化した上に「くだらない動画」と散々扱き下ろしたワイズルーに腹を立てて、どさくさに紛れて動画を削除していたのである。


クレオン「“くだらない動画”なんで! 今度はもっといいの作りますね」

「ガーーン!!」


動画が消された以上、現実世界に干渉する窓口を失ったマイナソーの分身は全て本体へ回帰してしまい、実体化した所へコスモソウルで強竜装したレッドのが放ったキシリュウオーコズミックブレイカーを叩き込まれてグリム・リーパーマイナソーは爆散。

ワイズルーが携行していたツボもハヤソウルで竜装したブルーに壊されて人々の魂は解放、「私の注目度が〜〜!!」と嘆きながら、クレオンに連れられてその場を退散した。


第26話編集

クレオンが須藤千佳から生み出したドドメキマイナソーと共に、宿主を直接苦しめて早く成長させようと画策。

しかし、既に宿主へ見当を付けていたカナロが千佳に張り付いており、マイナソーの力のせいで失意中のコウ以外のリュウソウジャーと交戦、ドドメキマイナソーの爆撃で怯んだリュウソウジャーへチェックメイトデショータイムを浴びせて行動不能に追い込み、とどめを刺そうとする。

しかし直前、ナダの諭しでマスターレッドの言葉を思い出し、調子を取り戻したコウ/レッドが参戦。彼がカガヤキソウルの力で仲間を回復させられて戦闘は仕切り直しに。


乱戦の中、ドドメキマイナソーがリュウソウジャーに倒されかけるも、突如ガイソーグが現れてリュウソウジャーを妨害して一方的に叩きのめし去って行ったので、その隙にクレオン共に撤退した。


第27話編集

中々成長しないドドメキマイナソーに悩ますクレオンに『「上げて落とす」事で宿主を絶望させる』ようアドバイスしていたが、第16話で死んだはずのガチレウスがアジトへと来訪。

キシリュウネプチューンに敗走時、ギリギリの所で爆発を利用して地球から宇宙へ脱出していた事を『戦死を回避した』と主張するガチレウスに、どう考えても『逃げた』としか思えないとワイズルーが揶揄、子供レベルの口ゲン……否、問答に発展、ガチレウスが「逃げた」と言い間違えたのを笑って馬鹿にした。


しかし、ガチレウスがワイズルーとの問答を一頻りした直後、「“あいつ”も地球を狙っている」と新たな幹部の登場を予感させる台詞を吐いてリュウソウジャーのリベンジマッチへ乗り出していった後、先程のガチレウスを小馬鹿にしていたから様子から一転し、危機感を感じている素振りを見せており、どうやら自分達の身の安全すら危うくなる程の強大な幹部の様だが……。


第30話編集

マイナソーの宿主を探すクレオンが、「外科医のプリンス」ともてはやされている高スペック男子・ 三浦敦史を発見した際にクレオンの元へと来訪。

結果的にクレオンの士気が上がり、敦史からデュラハンマイナソーを生み出させ、マイナス感情を煽ってマイナソーを成長させる為に結婚アドバイザー・西園寺智美を拘束した敦史の前へ連れ出して、彼が結婚できない理由を突き付けて宿主のマイナス感情を誘発、生命エネルギーを取り込んでパワーアップさせたりした。


第31話編集

トランペットを持つとある青年から生み出させたフェアリーマイナソーの能力で、人間達が踊りたくなる程に気分が高揚する人間達の様子を見て大喜び。このまま人間達が高揚して無気力になっている間に滅ぼし、地球を手中に収めようと画策した。

その後、何者かの封印のせいで、本来の力を発揮できないピーたん/プテラードンを抱えたオトを発見。

すぐさま騎士竜だと分かったが、オトが明け渡す素振りを見せなかったので、ワイズルーはすぐさまステッキラーで発砲。高層ビルから彼女を突き落とした。

しかし、ピーたんが「オトを守りたい」と強く願って本来の姿を取り戻してオトを救助、その後フェアリーマイナソーを倒す為にレッドが変形させたヨクリュウオーの姿を見て、「美しい……あのウイングが欲しい〜!」と駄々をこねていた。


第33話編集

トワカナロの2人を急襲するウデンの様子を遠くから傍観。2人を自身の内に吸収するその様子を見て「ウデンか……認めたくないが、相変わらず腕は立つ。ヤツが来たと言う事は、まさかプリシャスも?」と呟くワイズルーに対し、「あぁ、プリシャスも地球に向かっているだろう」と突如現れたガチレウスが答えるのだった。


第34話編集

次の作戦の指揮を巡ってガチレウスとクレオンを奪い合っていると、其処へ新幹部のプリシャスが登場。前回のウデンの登場からその到来を予感していた筈なのに、白々しく「おっと、これは珍しい客が来たな……」と呟く横でガチレウスも「嘗てリュウソウ族に倒された負け犬が、今更何しに来た……プリシャス!?」と口を開くとプリシャスは「あの頃とは違う」と前置いた上で「自分の手足となって動く」様に命令。そしてカードを自身の胸部に投げて貼り付けられ、あろう事かガチレウス共々自らの心臓を奪われてしまった。プリシャスがカードを握り潰すと同時に、突如自らの身体に駆け巡る激痛。負け犬と思って完全に油断していたワイズルーは、ガチレウス共々生殺与奪を握られてしまう。


第35話編集

前回、プリシャスに心臓を奪われたにも拘らず、当人はプリシャスに従う気など毛頭無い様子。クレオンからその事で心配されても「構わん。そもそもあいつの言いなり等、面白くないな~い!」と、何時もの様におどけた調子で余裕ぶって見せる。

ガチレウスが従うふりをしつつ、虎視眈々と心臓を奪い返す機会を窺っているのに対し、こちらは奪い返すのは自分の美学に反するからを理由で従わずにいるが、それでは何時心臓を握り潰されて殺されるか分かったものではない……のだが、当人はこうした状況すら楽しんでいる節がある。

現に「いつ心臓を握り潰されるか分からない方がスリル満点で面白い」と言うクレオンの指摘に対し、「気が付いちゃった? でしょでしょ~?」と鷹揚に返す始末であり、見方によって生存本能の欠落とも刹那主義の極みとも評せる、ワイズルーらしい異常さを垣間見せた。


第36話編集

だが、やはり心臓を奪われた状態では、物理的に胸の鼓動の高鳴りを感じず、フラストレーションが次第に蓄積。心臓がキチンと身体に無ければときめけないと分かった為、遂に彼も心臓の奪還を決意する。


そして、クレオンが幸田沙希から生み出した、目にも止まらぬスピードで動けるシルフマイナソーを生み出すと、その力でプリシャスから自らの心臓のカードを奪おうとするも、相手は自身の魂胆を見抜いていたらしく、ハズレのカードを掴まされた挙句、ズルは良くないなぁ?と小バカにされた上で「リュウソウジャーを倒せたら返す」と告げられ、そのまま取り逃がしてしまう。


ドキドキしない代わりにプリシャスに自分の作戦が見透かされ、イライラだけが募ったワイズルーは、その後はプリシャスが発した「リュウソウジャーを倒したら心臓を返す」のを口実に、トワを探すバンバを待ち伏せし、「お前達のせいで、私はドキドキできないんだ!!」完全に八つ当たりの強襲を仕掛けてブラック/バンバと交戦。駆けつけてきたコウ達にもクレオンやシルフマイナソーを仕向ける。

その後、キングキシリュウオーを合体させた相手に、宿主の沙希のマイナス感情を取り込んで巨大化したシルフマイナソーに逃走を促すも、結局は撃破されてしまった。


第37話編集

クレオンと共に「ガチレウスが今頃何処かで泣きべそを掻いている」と嘲笑っていると、其処へ突如本人が出現。すると彼の口から、


ガチレウス「頼みがあって来た。お前と手を組みたい」

「えっ!? 私と組みたいだと!? どう言う風の吹き回しだ? 気持ち悪っ……」


心臓を掴まされた者同士、ガチレウスの方が恥を忍んで共同戦線を提案、「プリシャスの高飛車な鼻をへし折る」名目で利害が一致する両者だが、ワイズルーはプリシャスの鼻がどの辺に有るのか、内心首を傾げていた。


「んっ? 鼻? う〜ん……。何処にあるんだ……? やっぱ、あの辺りだよね……?」


だが、プリシャスに心臓部を掴まされている状況は同じの為に、止む無く共闘戦線を行う為、リュウソウジャーの戦闘は女医の谷口京子から生み出されたノームマイナソーとガチレウスに任せ、その間に京子の息子で怪我で病院で治療を受けていた谷口一郎を、京子からマイナス感情を絞り出すべく彼女の姿に化けて誘拐。


更には京子自身をも人質に取り、倉庫では我が子を助けたくて泣き叫ぶ京子の中から発せられるエネルギーが地中に向かい、その影響でノームマイナソーは着実に成長、一郎を助けにやってきたティラミーゴを迂闊に手を出せない隙を突いてステッキラーから攻撃する。

だが、倉庫に駆け付けたコウがワイズルーに対して「ワイズルー、見えないミサイルで俺達を攻撃して来たのはお前か!?」と叫んだのに対し、ワイズルーは「私がそんな目立たない作戦をする訳がナッシング! マイナソーの仕業だよ〜ん」と迂闊にもノームマイナソーの存在をバラしてしまった。

しかも先に潜入して一部始終を目撃していたピーたんの言葉から、ガチレウスと戦う5人にマイナソーがいる事実が明るみされてしまう。


そして、お互い自分の非を認めて和解したコウとティラミーゴに銃撃するも、マックスリュウソウレッドに再変身したコウとティラミーゴの進撃に圧倒され、仕向けたドルン兵も一気に倒されて不利を悟り、すぐさま撤退した。


第39話編集

「さぁ、サンタの時代は終わりだ! ノーモアクリスマス! メリーワイズルー!!」


今日はみんなが楽しみにしていたクリスマスの日。だが、ワイズルーは浮かないどころか、疎ましく思っていた。何故なら、この時期になると誰もが口にするサンタクロースの存在があった。


自身よりも派手に目立っているサンタクロースの存在が気に入らず、この世界からクリスマスそのものを消し去ろうと目論み、マイナソー生み出す為にクレオンやドルン兵達に、サンタクロースの格好をした人々を片っ端から誘拐させていた。


そして、拐った人の中からとあるマジシャンの男からウィザードマイナソーを生み出させ、クリスマスを強制的に正月へと作り替えてクリスマスを消滅させようとする。


途中、後がなく追い詰められたガチレウスの乱入もあったが、マジシャンの男性に一枚上手なマジックを見せびらかして相手を傷心させ、マイナス感情を絞り出すのに成功するも、ワイズルー達の潜伏先を突き止める為にわざとドルン兵に拐われてきたアスナとティラミーゴ、続いて追いかけてきたコウとトワ、ピーたん、チビガルー達が潜伏先に突入。


自身もコウがチェンジしたマックスリュウソウレッドに戦いを挑むも圧倒され、別の場所でマイナス感情を取り込む前にウィザードマイナソーがバンバ/ブラック達によって倒されてしまうも、先程プリシャスに弱点を攻撃された為に巨大魔強化の準備に入っていたガチレウスに後を任せて任務完了を宣言し、その場を後にした。


その後、ガチレウスがリュウソウジャーに倒され、プリシャスが持っていたガチレウスの心臓が描かれたカードがドロドロに溶けて消滅し、その瞬間を目の当たりにしたワイズルー。

ガチレウスの死を悟り、プリシャスの気分次第で死期を早められる状況を漸く理解し、今まで自分の命でさえも微塵も思っていなかったのに関わらず、初めて明確な恐怖心を抱いていた。


尚、第37話の件もあって、クレオンと友好的な間柄になっていたプリシャスにジェラシーを燃やしている。


第40~41話編集

前話で恐怖を抱いていたものの、気に食わないプリシャスに突っかかり、「一度はリュウソウ族に負けて、尻尾を巻いて地球から逃げ出した分際で!」と皮肉る。

だが、プリシャスはそれに対し「自身の計画の為に、『大いなる力に頼らなければならない』と意識づける為にわざと負けた」と返し、自身の狙い通りリュウソウジャーがリュウソウカリバーが抜いてくれたので、自身達ドルイドン族の大いなる力となる存在、エラス様」がもうじき復活するとプリシャスが断言すると驚きを隠せずにいた。


そして、エラスが復活した場合、プリシャスはどう動くのかと疑問に思っていたところ、プリシャスの腹心であるサデンが自身の前に出現。

そして彼に「今のうちに身の振り方を考えておけ」と忠告され、今尚心臓がプリシャスに握られている自身の立場が危ういと痛感。

更に、裏ではプリシャスに用済みとみなされ、処分の対象としてクレオンと共に目をつけられることにもなってしまう。


その後、リュウソウカリバーを奪おうと単身で活動するも奪えずに帰還し、自身を探すクレオンの前に出現すると、クレオンに泣きながら抱きつかれる。

そして、自身の存在意義に悩んでいたクレオンがリュウソウカリバーを強奪しようとサデンに襲われるも、リュウソウジャーに救われた事実を正直に話し、自身がリュウソウカリバーをリュウソウジャーに投げ渡して彼等を助けたりとで、心境に変化に生じたクレオンから「プリシャスから心臓を取り返す為、リュウソウジャーとの共闘」を提案されるも……。


グレイテストエンターティナーの最高オブ最高な終幕(第42話)編集

だが、『このような逆境こそ正にエンターテイメント。そして、それを乗り越えてこそ、真のエンターティナー』と考えたのか、ワイズルーの選択は『最高に派手に目立つ舞台でリュウソウジャーを倒し、自分の実力で心臓を取り戻す』だった。


「ドルイドンのアジトを見つけた」とのトワの連絡を受け、集結したリュウソウジャーに対し、ワイズルーはクレオンやファントムマイナソーと共に彼等の前に出現。

「招待する前に来てくれるなんて、気が利くじゃないか」とリュウソウジャーを集める手間が省けたとばかりにほくそ笑むワイズルーは、マイナソーの能力で演劇へと引き摺り込み、自身の書いたシナリオ通りにリュウソウジャーを倒そうとする。


第一幕「オープニングショー」はメルトとトワをバックダンサーにして持ち歌を大熱唱。

歌が終わった後、メルトとトワは我に返るが、ワイズルーの「ダンサー達はお休みなさい」の一言で眠らされて退場させられる。


第二幕「悲恋物語」では『ロミオとジュリエット』をアスナとカナロに演じさせ、原作のエンディング通りに2人を毒殺しようとする。しかも、マイナソーの能力で出演者以外は舞台に上がるのさえ不可能。残されたコウとバンバは、マイナソー本体を探して倒すべく奔走する。


シナリオは着々と進んでいくが、まだ完全に意識を芝居に取り込まれていないカナロとアスナがアドリブを連発して引き伸ばしている内に、コウとバンバはクレオンとファントムマイナソー、マイナソーの宿主の玉田が居る隠し部屋を発見して乱戦状態に。

そうとも知らず、自分が目立たない状態に苛立ったワイズルーが「私が目立たない第2幕はもう終わりにする! すぐラストシーンになる様に書き直せ!!」とシナリオを無理矢理変更するようクレオンに命令してきた。ファントムマイナソーがレッドとブラックと戦っていて能力が使えないので、焦ったクレオンは台本を50ページ程破る非常手段に出て、どうにか物語は一気に終盤まで進行。アスナとカナロに服毒させるのに成功、勝利を確信する。


しかし、「恋のバイブル」として『ロミオとジュリエット』を読み込み、その顛末を知っていたカナロが、劇の最中に仕込まれた毒薬を龍井尚久から手渡された、激辛健康ドリンクにすり替えていた為に毒殺は失敗。「だが台本に書かれた事は絶対のはず……何故!? クレオン!」と焦るワイズルーに対し、クレオンが暢気な声で報告した。


クレオン「アハハ! ト書きの『毒』の部分、破っちゃってました! ハハハハハ!……テヘッ」


このチョンボにより計画は完全に頓挫し、出番が終わって自由の身になったカナロとアスナもそのままリュウソウチェンジして参戦。

だが、玉田が脚本の内容に激怒してファントムマイナソーが巨大化、それによって劇場が崩落した。


そこから脱出したリュウソウジャーはマイナソーを倒そうとしたが、ワイズルーがリュウソウレッドに向けてステッキラーで発砲し妨害。


「リュウソウレッド、今こそ決着を着けよう……」


何度も邪魔してきたリュウソウジャーを倒すべく、今回ばかりはワイズルーも本気であった。

舞台の最終幕である『血湧き肉踊る決闘劇』の開演を宣言し、コウ/リュウソウレッドに挑戦状を叩き付けてきた。レッドの方もそれに応じ、巨大化したファントムマイナソーを仲間達に任せて、戦いのステージに進んだ。


「イッツ、ラストショーーーーーータイム!」のワイズルーの掛け声と共に、ステージの上でリュウソウレッドとの一騎打ちが始まった。

クレオンとドルン兵の掩護(=舞台装置そのものなロープアクションの動作補助)を受け、ヒーローショーのアトラクションさながらの大立ち回りを見せるワイズルー。


「何故お前達は運命に抗う? お前達の運命は死ぬ事にあると言うのに!」

レッド「俺達の運命は……俺たちで切り開くんだ!」

「誰にも運命を変える事など出来ない! それが何故わからない!?」

レッド「信じているからだ……。仲間を、この地球の未来を!!」


正にドラマのクライマックスのように、善と悪の問答を繰り返しながら、両雄は互いに引かない攻防を繰り広げる。


「戯れ言を! お前如きに何が出来る!」

レッド「俺は未来を……絶対に諦めない!!」


そして、空中からステッキラーの集中射撃を喰らわすも、マックスリュウソウレッドへの変身を契機に遂にレッドが優勢に立った……が、ワイズルーは青息吐息になりながらも叫ぶ。


「私は……華麗にお前を倒す! 私の一生、全てがショータイム!」


その雄姿に感動するクレオンが「最高オブ最高です……!」と見守る中、レッドがエバーラスティングディーノスラッシュを繰り出し、ワイズルーもステッキラーにエネルギーを纏わせ、光の剣のようにしてレッドに一閃を放って切り結ぶ。


その直後、ワイズルーは無数のスポットライトに照らされ、沢山の観客からの止む事のない称賛と、割れんばかりの拍手喝采を浴びていた。足許にはリュウソウレッドが倒れ伏している。勝利の喜びを噛みしめながら、勝鬨を上げるワイズルー。


「勝ったんだな……私は! 孤高・至高・怒涛のグレイテストエンターティナー! ワイズルー!!」


しかし、それは今際の彼が見た一瞬の幻。マックスリュウソウレッドの一閃を受け、雨が降り注ぐステージの上で、一声呻いてワイズルーはとうとう倒れ伏せた。

振り向いたレッドがワイズルーの方へ一歩進み掛けた時、クレオンが飛び出し、ワイズルーにすがるようにして彼を庇った。


クレオン「ワイズルー様に触るな! ワイズルー様は変な人だけど!……たまにムカつくけど!……面白くて、僕を認めてくれて……僕の居場所なんだ! やるなら僕からやれよ!!」


何時もはリュウソウジャー達から逃げ回るクレオンが、ワイズルーを守ろうと両手を広げて立ちはだかるその姿を前に、レッドは変身を解いてコウに戻った。元より、正々堂々と戦って敗れたワイズルーに敬意は表しても、トドメを刺すつもりはない。それに最早、その必要もないのもコウには分かっていた。


コウ「もう勝負は着いた……俺は行くよ」


そう言って、コウは去って行く。決闘の間に巨大ファントムマイナソーを倒した仲間達と合流したコウは、別れを惜しむような淋しげな表情を浮かべていた。


一方、泣きながら寄り添うクレオンの声で意識を取り戻し、自分がリュウソウレッドに敗れた事を改めて悟ったワイズルー。


「そうか……私は……負けたのか……。一番のエンターティナーは……あいつだったみたいだな……」

クレオン「1番のエンターティナーはワイズルー様です! だから、また……」


クレオンは懸命に励まして捲土重来を促すが、ワイズルーは自らの命の終焉を悟っていた。

最高の舞台で、最高の強敵を相手に、最高の戦いを繰り広げられた今、もう悔いはない。

あとは潔く舞台から去るのみ。


「ありがとう、クレオン……だが……うっ!……私の役目は終わりだ……終幕!」


次の瞬間、ワイズルーの身体は消滅したものの、まるで彼の意志が乗り移ったかのように、マントだけが軽やかに飛び回った後、絢爛豪華な紙吹雪となって消えていった。イリュージョンショーの幕引きのように……


「私の一生、全てがショータイム!」の言葉通り、ワイズルーは正にクレオンと言う最高の観客を前に、エンターティナーとしての美学を貫いて、華麗なる一生の幕を下ろしたのだった……。


その最期について編集

プリシャスによって生殺与奪を握られたワイズルーだが、その最期はクレオンに看取られ、自身が満足するような形で散って逝った。

同じように生殺与奪を握られたガチレウスは、理不尽に酷使された末にプリシャスに見限られ半ば謀殺される末路だったのとは、正反対なのは指摘するまでもない。

この差を生んだのはやはり、クレオンに対する接し方の一言に尽きる。

時に反目する事があっても、基本的にクレオンを『仲間』と認め、自ら作戦のサポートや気遣いをしていたワイズルーと、『自分以外は道具』の姿勢を貫き、一方的に利己的に酷使してきたガチレウスと、両者のそれは完全に真逆であり、自身が仲間と接していたクレオンから、同じように仲間として見送られたワイズルーは、良い意味で因果応報の最期を迎えた。


更に突き詰めれば、両者のスタンスの差異が命運を分けた。

ガチレウスは結局、自分自身さえ得すれば他を一顧だにしない、狭い視野でしか物事が見れない故に、人望は皆無に等しい状態である。

そんな人物が生殺与奪を握られても、誰からも救いの手も協力も向けられるはずもなく、自分1人で保身に腐心するしかない結果、最後の頼みの綱であろう自身の洞察力さえも、死の恐怖から来る焦燥感により失ってしまった

前者に対し、ワイズルーはたとえ命の危機に瀕しても(生粋の刹那主義なのもあるが)美学を決して捨てず、目立つ為に観客や聴衆(との名目の被害者が正しい)の存在や、その為の下拵えに手を抜かないので、協力する部下の存在を忘れなかった。

この点も2人の結末とクレオンの信用に繋がったのである。



彼のショーはまだ終わらない……?(第43話〜)編集

クレオン「ワイズルー様……いずこへ……?」


前話でワイズルーを喪い、意気消沈するクレオンはドルイドンのアジトでプリシャスが捨てたカードを見付ける。

拾い上げてみると、なんとそれはプリシャスがかつて奪った、ワイズルーの心臓が描かれたカードであった。


クレオン「これは、ワイズルー様の……!」


もしワイズルーが本当に死んでいるなら、ガチレウスが戦死した時の様にカードがドロドロに溶けて無くなっているはず……。

クレオンはこのカードを見てワイズルーが生きていると確信し、プリシャスの新体制には参加せずに、ワイズルーを探す為に独自行動を採ったのだった。


そして、話が進んで第46話。


第45話で突然のヤバソードの暴走に疑問を持ち、エラスに疑念を持ち始めたプリシャス。

再度、ヤバソードが暴走してプリシャスを攻撃しようとした為に怒りのままにヤバソードを攻撃、それと同時にヤバソードの心臓のカードもズタズタに引き裂いた。

とうとうエラスをも攻撃する勢いの怒りをぶち撒けようとした際に、エラスからリュウソウ族とドルイドン族は両方共にエラスから生み出された存在である事実を知り、エラスの意思の元でリュウソウ族を根絶やしにする為に活動を開始。


その場に破れたヤバソードの心臓のカードが放置されていたが、それを拾い上げる者の姿が……。



その後、エラスが鎮座する神殿の奥へと進むリュウソウジャーに対し、ボロボロになり、自身が滅ぼされる恐怖心に苛まれながらもエラスの意思を全うすべく、プリシャスはリュウソウジャーに襲い掛かろうとすると、


「ジャスト ア モーーーメント!!」


突如、何者が空中からリュウソウジャーとプリシャスの間に入り込んでプリシャスの動きを制止する、面を上げると、なんとそれはリュウソウジャーによって倒されたはずのワイズルー本人であった

そう、彼は本当に倒されていなかったのである。


そして、エラスが地球を守る為に生み出したリュウソウ族が、同族間で争った為に地球を傷つけ、それを駆逐しようとした自分達ドルイドンの方も地球を侵略しようとした為、意にそぐわない行動を取った両種族とも駆逐しようとしている事実を全員に伝えようとするも、咄嗟に現れたクレオンに全て暴露されてしまう


「ぜーんぶ、喋っちゃったでしょう……。もうっ! ここは私の崇高な推理を披露する見せ場だったのに! もう、嫌っ!」

クレオン「あっ……サーセンッ! へへっ」


クレオンと久しぶりに、いつも通りのやり取りした後、真実を知って落胆して肩を落としていたプリシャスに近づくと、


「これ以上、観客がいなくなるのは辛い。もう止めよう、プリシャス」


今までの彼ならそのようなプリシャスの姿を見て喜ぶだろうが、既に全ての真実を知っており、いがみ合ってきても今まで仲間の死を見てきたワイズルーは、優しくプリシャスに手を差し伸べ「戦いをやめよう」と説得した


だが、エラスは手を取ろうとしたプリシャスを取り込み、完全体へと覚醒。

眩い閃光を放って自分達もリュウソウジャー共々飲み込まれてしまい、エラスの作り出す夢の世界へと飲み込まれてしまう。


その後のワイズルーは目を覚まし、エラスによって夢の世界へと落とされた人間達を起こそうとしていた所、『「覚醒者」の始末』の任をエラスに与えられたヤバソードに襲われて命辛々逃走。

洞窟に退避していた、メルトとアスナ以外のリュウソウジャー4人にエラスの目的を伝えた。


皆で仲良く新天地へ……編集

最終話にてリュウソウジャーとエラスの戦いを見届けると、彼らが見事な大団円で終わらせた事実にかつての敵でありつつも、「コングラッチュレーション」と偽りの無い感動の賞賛を贈る。

そして、クレオンと合流し、クレオンがマイナソーを生み出せるのを前々から不思議に思っていたと話すと、クレオンの住んでいた惑星を自分達が暮らす新天地と定め、地球を後にすると決めた。


クレオン「えっ! 僕の星!? いきなり家くるタイプっすか? マジか〜」

「お前はいわば“エラス”なのだ! お前の星にとって!!」

クレオン「いや、何言ってるか分かんないっす……。僕はクレオンですっ! ワイズルー様〜、寝ぼけてるんじゃないっすっか〜?」


そして、エラスから解放され満身創痍の身ながら、諦めずにリュウソウジャーを一網打尽にしようとするプリシャスの手をクレオンと共に掴むと、生きているからこそ素晴らしいとプリシャスに伝える。


プリシャス「まだ終わってないよ……僕はまだ……生きてる……!」


「良いね。そう! 生きている事がプレシャ〜ス! プリシャス。楽しければ良いさ! 私達3人で、クレオンの星で楽しく暮らせばいいでショーーーターーイム!!」


ドルイドントリオ

動揺するプリシャスを強引に連れて、リュウソウジャー達に知られずにひっそりと地球を去り、新天地であるクレオンの故郷の星へと出発した。


後日談であるファイナルライブツアーでは、クレオン・プリシャスと共にクレオンの星で劇団「宇宙桟敷」を立ち上げている。本人曰く、「宇宙規模の劇団になればいいじゃないか」「力でなくともエンターテイメントで支配はできる」

余談編集

経験値の合計数の由来はそのまま「ビショップ」の語呂合わせ(〈1〉〈4〉ょっ〈2〉)。

ドルイドンの幹部の中で最下位の合計数である。


ガチレウスと違ってクレオンと割と良好な関係を築いたり、リュウソウジャーと交戦する際は引き際をわきまえて撤退する場面が多いのもあって、ドルイドンの幹部の中ではクレオンを除いて10話以上、途中退場せずに生き長らえていたが、第42話で退場……と思わせて第46話で再度登場を果たし、最終回まで生存した。


CVを担当する緑川氏は前作カーゼミーの声を演じたのが記憶に新しい他、同じく恐竜モチーフの戦隊である爆竜戦隊アバレンジャーにおいてトップゲイラーも演じているが、幹部怪人を演じるのは救急戦隊ゴーゴーファイブ龍皇子サラマンデス以来20年ぶり。

そして、カーゼミーがルパパトの後日談にあたる『ファイナルライブツアー』で倒されたので、彼が演じた役で(圧縮冷凍されたアベルを除いて)初の最後まで生存したキャラクターとなった。


最終的なワイズルーのポジションは、恐竜スーパー戦隊3作目である獣電戦隊キョウリュウジャーに登場した喜びの戦騎キャンデリラに近い物となった。

尚、キャンデリラもまた「その場を楽しめればいい」と考える楽天的な性格だったが、こちらは他者を喜ばせるのを第一に考え(立てた作戦も悪役らしからない内容の物が多かった)、クレオンとほぼ同じポジションに居る直属の部下との関係も初期の頃から良好だった。

そしてそのスタンス故に、戦隊メンバーの1人に感化されて喜ばせる対象が広がった、親しかった仲間が目の前で自分を庇って死んだのを契機に、自分の意思で戦隊側に協力して自身を生んだ組織を離脱・反抗する道を選択。その後は事実上、戦隊メンバー達に認められた身分で地球へと帰化する結果を迎えている。


名前は「Wise(賢い)」と「ズル」を掛け合わせた物とされ、「ズル賢い」のアナグラムとも思われる。

腰のバックルの模様はチェスにおけるビショップの動きを表している。


「『グレイテスト・ショーマン』のヒュー・ジャックマンのようなキャラクター」との監督の意向の下でデザインされ、タキシードや礼服のようなボディや側頭部のピンクのもみあげが造形され、タンクジョウの剣と対比して想定された武器の銃はステッキになった。

また、ビショップ→僧侶との発想から、頭部のアイガードや胸部、膝等と、随所に十字架風のクロスデザインが組み込まれている。


関連タグ編集

騎士竜戦隊リュウソウジャー ドルイドン族

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