「ドルイドンなんて、俺が蹴散らしてやる!」
プロフィール
年齢 | 209歳 |
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一人称 | 俺 |
キャラソン | エンドレス・ファイアー |
演 | 一ノ瀬颯 |
概要
マスターレッドよりリュウソウケンを継承し、リュウソウレッドに変身する戦士。
天性の才能を持つ剣士で好奇心旺盛且つ怖いもの知らずな直感で動くタイプ。
人物
『考えるより先に手を出してしまう』事が玉に瑕だが正義感が強く、その純粋さで周りを巻き込み皆を引っ張っていく面もある。行動タイプの宿命なおっちょこちょいな面もあり、フェンシング選手の人をリュウソウジャーの仲間だと勘違いしたり、使う竜装を間違えたりする事もある。
師匠であるマスターレッドはコウの目の前でタンクジョウの攻撃を受けて命を落とした(第1話)。その為、第5話でタンクジョウの地震エネルギー爆弾を食らい、全員が変身を解かれた際には、彼の命を弄ぶ態度に怒りを爆発させ、我を忘れて斬りかかった。再戦時にも同様に我を忘れかけるも、それを止めようとしたメルトの言葉にマスターの面影を重ね、我を取り戻した。
一度懐に入れた人物への信頼は厚く、頑なに手を差し伸べる。他の仲間が疑惑の目を向けたとしてもそこは変わらない。その性格が甘いと評される事も多々あるが、結果的にそれがトワやバンバ、カナロと打ち解けた要因ともなっている。
名前の由来は「向」の音読みから。悲しい事があっても未来へ向かう力、勇気、希望を持つ人物と言う意味合いである。
その過去
今でこそ前向きで穏やかな性格だが、実は幼少期は強さを求めるあまり戦いに熱中すると周りが見えなくなり、相手を過剰に痛めつけたり、周囲の制止も全く耳に入らなくなる程の凶暴性を秘めていた。
そんな彼が現在の性格に変化したのはアスナが自分達の村にやってきて以降であり、中々武術の上達しない彼女にメルトが親切に教えていた姿を見ていたことで徐々にその凶暴さは鳴りを潜めていった。
しかし、第26話では人の優しさを奪うドドメキマイナソーによってその凶暴性が再発し、リュウソウゴールド諸共止めを見舞おうとした上に制止に入ったリュウソウグリーンも突き飛ばすなど暴れまわってしまう。
このことに深く後悔し、一時は戦意喪失まで追い詰めれてしまうが、ナダに「外から手に入れた優しさならもう一度取り戻せる」と説得され、立ち直ることができた。
とは言え、第34話ではマックスリュウソウレッドへとパワーアップしたことで増長する様子が見受けられ、上記の凶暴性と併せても元々の内面的な本質は最早、人の心を持たない怪物で肉食恐竜そのものであった。
それを後天的に得た優しさや協調性を学んでカバーして人格者に成長したとなる(厳密にいうと人らしくなってきた)となると歴代レッドの中でもかなり珍しい人物像をしていると言える。
また、度々劇中で語られた「もともとは凶暴で種族同士で争いを繰り返していたが、いつしか凶暴性はなりを潜め騎士道を歩むようになった」というリュウソウ族の歴史をコウも彼自身の人生で辿った、ともいえるだろう。
戦いを終えて――
以前「戦いが終わったらどうする?」と訊かれた際は「世界を見てみたい」と答えていたが、いざ戦いに幕が引かれた後は特に旅に出たわけでもないらしく、メンバー内ではバンバ同様、具体的な進路は明かされなかった(尤もコウの場合、人間社会に来て間もないので一人ですぐには旅立てなかった可能性も高いが)。
ちなみに彼がかつて使っていたマックスチェンジャーはとある断崖の上の石碑に添えられており、コウはその石碑に、まるで誰かに会いに来たかのような笑みを向けていた。
服装
中世ヨーロッパを思わせるようなリュウソウ族の民族衣装を着用している。
赤いジャケットの下に赤いベスト、赤い紋様の付いた白シャツに茶色の長ズボン、ブーツという服装が基本。
演者について
他のリュウソウジャー役の俳優陣は大なり小なりドラマや舞台などの経験があるが一ノ瀬氏は2018年の12月に芸能界入りしたばかりでコウ役で俳優デビューする事になる。
戦隊レッドで限定した場合、ラッキー役の岐洲氏、アラタ役の千葉氏、椎名鷹介役の塩谷氏などの前例がある。
余談(というかネタ集)
コウ不死身説
第1話のあるシーンが発端となって発生したネタ。
コウの「大丈夫!俺とメルトの剣の腕と、あと…アスナの馬鹿力があれば!!」という発言を聞き逃さなかったアスナが「はあ!?誰が馬鹿力よッ!!」と叫びながらコウに掴みかかって突き飛ばし、コウは岩壁に猛烈な勢いで突っ込んでしまう。その衝突の勢いは大量の煙が発生するほどの激しいものだったが、コウは無傷で「いててて…」レベルのダメージしか受けていなかったのである…。
負けフラグブレイカー?
第6話でタンクジョウを追い詰めた際、「やったか!?」という典型的すぎる負けフラグの台詞を吐いてしまったが、確かに敵は倒れてはいなかったもののその後の追い打ちで今度はしっかり止めを刺した。さらに第15話のパーンマイナソー戦でも優勢に立った際に「もう何も怖くない」なる不吉な台詞を口にし、少なからぬ大友に心配された模様。だがその直後、海から出現したモサレックスにパクリとやられたのはマイナソーの方だった。これも不死身説の延長といえるかもしれない?
お゛い゛し゛い゛そ゛!
初出はプリマハムのリュウソウジャーソーセージCM。商品を紹介する時のコウの演技があまりにも迫力のあるものだった為、ネタとして広まった。
件の「お゛い゛し゛い゛そ゛」はコチラのリンク先の7:37から
一ノ瀬氏もこのネタを認知しているようでキャストブログでもネタにしている。
他にファンの間でセリフの迫力を伝えるために濁点表記されるヒーローとしては朝加圭一郎や南光太郎などが存在している。
後輩に受け継がれるソウル(笑)
関連タグ
他作品の関連項目
スーパー戦隊関連
ゲキ、伯亜凌駕、桐生ダイゴ→ティラノサウルス型の巨大戦力を相棒に持つ恐竜スーパー戦隊のレッド。ダイゴとは名前がダイレンジャーの登場人物と被っている点も共通。
ドグラニオ・ヤーブン→元々はティラノサウルスの如く凶暴だったが組織のボスの地位につくことで落ち着いた気質になったがこちらはリバウンドしており、本能のまま暴れている動物気質だったコウと違い極悪人である(ただしドグラニオはスーパー戦隊作品における悪の組織のボスという戦隊主人公のコウとは真逆の立ち位置である)。
その他
フドウ→性格の変遷が似ている。
ゴジラ→モチーフが共通し本能のままに暴れる危険な存在だったが後に味方側(一部のシリーズを除くと利害の一致に近いが)についた点が似ている。