概要
子供の遊びやアウトドアの趣味として行われる事もあれば、人生を賭けて宝を発見しそれで生活を賄っていることまであり、非常に大小が極端である。文字通りの宝探し(トレジャーハンティング)の対象となるものは砂漠や森林や遺跡などに人知れず眠る遺物や、かつてその存在を知られながら今では失われた財宝などである。
また、財宝ではないが、ロストダッチマン鉱山のような、(場所が分からなくなって)失われた鉱山(ロストマイン)も同様に宝探しの対象となりうる。
沈没船探索はカリブ海や東南アジアや北欧など各地で学術研究グループなどの手により行われ、一例としては、カリブ海では金貨や宝石、東南アジアでは中国製陶磁器、北欧ではシャンパンやワインなどさまざまな貴重な遺物が見つかっている。しかし古文書の船の沈没に関する記述を読み、これらを勝手に、個人的に探索するトレジャーハンターも多い。
余談
人生を賭けた宝探しとは、実際に生涯に渡って姿のある宝を探し続けることのほかに、ひとつの職を生涯に渡って続けていく上で、その職業に対して最も大切なものは何かということを見つけ出すために精を尽くすという、半ば比喩的表現としても使われる。
エンターテイメント作品のジャンルとしての『宝探し』
映画・漫画・ゲームの題材になりやすいジャンルではあるものの、宝そのものよりも、宝探しに執着する人間模様を描くのが主体になっている事が多く(そのため、狭義のトレジャーハンターばかりでなく、マフィア・ギャング・ヤクザといったアウトローやドロップアウトした人間が登場する事も多い。この場合、目標となる「宝」は犯罪がらみである事が多い)、宝そのものはいわゆるマクガフィンである事が多い。