概要
妖精の世界の南西にある洞窟に住んでいるドワーフの少年。少年時代におけるシナリオのボスでもある。
見た目はエリミネーター系統のモンスターの頭身を低くしてデフォルメしたようなもの。
地味に色違いのいないオリジナルグラフィックである。
大昔にカギの技法を生み出した事が原因で妖精の村を追い出された祖父と共に洞窟で暮らしていたが、「自身の祖父を村から追い出したのは妖精の女王であるポワンだ」という雪の女王のウソを信じてしまい(実際に追放したのはポワンより先代の女王)、春風のフルートを盗んで氷の館に立てこもっていた。
その後、フルートを取り戻しに来た主人公達との戦闘に敗北した際に自分が騙されていた事を知り、雪の女王が倒された後は盗んだフルートも置いて行って洞窟へと帰って行った。
リメイク版では青年時代に再会すると仲間にできる(後述)。
長命な種族だからか、少年時代から見た目は一切変わっていない。
戦闘能力
敵対時
前述のように、少年時代における妖精の世界のエピソードで戦う事になる。
ゲーム序盤のボスという事もあってさほど強くはないものの、マホトラでMPを奪ってくるのが非常に厄介。
ザイルを倒した後は雪の女王との連戦が待ち受けているので、ここでいかにMPを奪われず迅速にザイルを倒すかで戦闘の攻略難易度が左右されてくる。
仲間として
リメイク版では青年時代後半に再び妖精の世界の洞窟にいる彼に話しかけると、仲間モンスターとして旅に付いてきてくれるようになる(この時に選択肢が出るが、断ると「見かけによらず冷たいヤツ」と罵倒される)。
仲間になった直後のステータスは賢さ以外が非常に低いが、根気強く育てていくと素早さが凄まじい勢いで伸びていき、レベルが50前後になる頃にはほぼ確実に一番手で行動できるようになる。それ以外のステータスもそこそこの勢いで伸びていき、総じて晩成型の強さの持ち主と言ったところ。
加えてマホトーンを除く多くの状態異常にも耐性を持ち、ルカニ系の魔法も効きにくい。
欠点は、ストーリー後半に仲間になるキャラクターとしては習得できる特技がどれも微妙な事。
回復系の魔法はベホイミ、ザオラルまでしか使えず、最後に覚えるバイキルトもたたかいのドラムを入手すれば有り難みが薄まってしまう。
敵だった頃と同じくマホトラも使えるが、特技の使い勝手がどれも中途半端になりがちな関係でこちらも活用させる機会には乏しい。