概説
初登場は『ドラゴンクエストⅡ』。同族のどろにんぎょう同様「ふしぎなおどり」を踊って主人公達のMPを吸い取るえげつない攻撃を仕掛けてくる。
対戦する頃にはどろにんぎょうと戦っていたころよりレベルは上がっているが、それでもふしぎなおどりはちょっとした脅威である。
初登場の『ドラゴンクエストⅡ』ではメイン画像の通り水色だが、『ドラゴンクエストⅤ』で茶色になり、『ドラゴンクエストⅥ』でダークグリーンになり、『ドラゴンクエストⅦ』以降は赤色になった(『ドラゴンクエストⅢ』、『ドラゴンクエストⅣ』、『ドラゴンクエストⅨ』には登場していない)。
『トルネコの大冒険2』ではどろにんぎょう同様レベルを下げるモンスターだが、『トルネコの大冒険3』では『風来のシレン』のカラクロイドのように罠を仕掛けるモンスターへと変わった。
仲間としての性能
『ドラゴンクエストⅤ』では仲間にすることができる。名前は、1匹目から順に「パペック」「プッペ」「しのはら」「パットン」。
初期Lv1で「ふしぎなおどり2」を習得済み、最高Lv30まで育てられ、「マホカンタ」「ふしぎなおどり3」「マホトーン」「マホキテ」「トヘロス」「さそうおどり」「バギマ」「バギクロス」を覚える。
能力値は見かけに反して意外とタフで、装備によってはシナリオ中盤における盾役にもなり得る。
代わりにそれ以外の能力はかなり低めで、特に賢さは根気よくレベルを上げないとほとんど伸びず、こちらの命令通りにしっかり動いてくれるのは最低でもレベルが13辺りになった頃。
レベル上限も決して高い数字ではないので、終盤で活躍させるのはかなり厳しい。
小説版での登場
小説版『ドラゴンクエストⅤ』
主人公リュカの仲間モンスターとして登場。モンスターの体当たりを食らうと構成部品が吹っ飛ぶ脆弱な体質であるのだが、すぐに部品をくっつけてあげれば何事もなかったように復活を遂げる。主にスミスが組み立ててくれているようだ
ビアンカを誘拐したグランバニア城の襲撃部隊の一人に組み付き、リュカ達がデモンズタワーへ来れるために道標として自らの身体の一部を落としていった。
リュカ達が無事にデモンズタワーに到着し発見されたが、各部品の時間が経過しすぎて復活することができなかった。
ドラゴンクエスト モンスター物語
どろにんぎょうは水にぬれると溶けてしまうので、その欠点を高熱で焼き陶器に変えることで解消した魔物であると語られた。
余談
ウシくんとカエルくんのお笑いコンビパペットマペットは、元々は芸名を『パペットマン』にする予定であったが、当モンスターとの名前被りを避けて現在の名前となった。
そんな彼らをモチーフとしたモンスターが、後にドラゴンクエストシリーズに登場する事になるとは、世の中分からないものである。