概要
初登場は『ドラゴンクエストⅣ』。地獄の業火を操って戦う精霊の戦士で、常時浮遊し、炎を相手にぶつけて攻撃してくる。
『ドラゴンクエストⅣ』では「ギラ」と火の玉で相手全体を攻撃してくる。攻撃力もかなり高いが、「ラリホー」が効きやすいため眠らせてから戦うとよい。またリメイクではイオ系の呪文が必ず効くようになった(ギラ系の呪文もたまに効く)。
『ドラゴンクエストⅤ』でも登場。集団で現れては、「ひのいき」や「かえんのいき」を吐いてくる。
リメイク版では仲間にすることも可能になった。台詞からしてかなりの寒がりと思われる。
「炎の戦士」の名前に違わない攻撃特化の性能で、炎系ブレスの技が非常に強力。さらに見た目通りメラ、ギラ、イオ系への耐性も高い(そして当然のようにヒャド系への耐性は皆無)。ブーメランやムチが装備できるので攻撃範囲が広いのも強みとなっている。
一方で防御のステータスの伸びはイマイチで、HPの伸びこそ良いものの装備グループの関係で身に付けられる防具が魔法使い向けの軽装ばかりなので、耐久面に不安が残りやすいのがたまにキズ。
『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードⅡ』では第一章に登場。その際の表記は「炎の戦士」となっている。使用技は炎を食べて相手全員に火を吐く「火喰い」と両手に炎をまとい、敵1体を殴りまくる「炎のこぶし」である(当然両方とも炎属性の技)。主人公の職業が武闘家だと炎をまとって回し蹴りで敵全員を攻撃する「炎のたつまき」という技が使える。
『ドラゴンクエスト モンスターパレード』では通常攻撃が多段になっており、1ターンに複数回火の玉をぶつけてダメージを与えることができる。
余談だが『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードⅡレジェンド』に登場する炎の精霊は、ほのおのせんしとだいたい同じ外見をしている。使用技とステータスも炎の戦士と一緒である。
2020年版のアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』ではバーンパレス等に配属された魔界のモンスターとして登場。
ほのおのせんし系のモンスター
- ブリザードマン
冷気を操る精霊の戦士。ステータスが炎の戦士より劣っている上に通常攻撃はせず「こおりつくいき」を使ってくる程度だが、「ザキ」や「ザラキ」を使ってくるので油断は禁物。『ドラゴンクエストⅤ』では「ザキ」や「ザラキ」は使わず、「ヒャダルコ」と「こごえるふぶき」を使ってくる。
ほのおのせんし同様、リメイク版Ⅴでは仲間にできる。
ステータスの伸び方はほのおのせんしと全く同じだが、こちらは見た目通りヒャド系の特技を主に習得し、ヒャド系の攻撃を完全に無効化できる。そして、装備グループが異なるので暑がりのくせに炎の鎧が装備できたりする(逆にほのおのせんしは水の羽衣を装備可能。なぜだ)。
ラリホーマが使える点も優秀だが、仲間にできる時期の関係でそれ以外の特技の多くが微妙な性能と化してしまうのが欠点。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』ではAランクのモンスターとして登場。断崖の洞窟を抜けた直後のフロアに出現するが、RTA勢の中には乱数調整で1%未満のスカウト率でスカウト成功に導く猛者もいる。『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズのRTAの花形攻略要員の1体であるギガンテスへの配合素材にうってつけ。
『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードⅡ』では第三章から登場。使用技は氷の剣で敵1体を攻撃する「氷のやいば」と「こおりのいき」で敵全員を攻撃する「こごえるふぶき」。戦士と組むことで「氷のやいば」の代わりに両手から冷気を放ち、相手全員に氷属性のダメージを与えつつ素早さを下げる「氷のじゅばく」という技が使える。
- ゆきのじょおう
妖精の国から春風のフルートを奪って、世界中を凍りつかせようとしたモンスターで、普段は美しい女王の姿に化けて氷の館に住んでいる。
『ドラゴンクエストⅤ』に登場するボスのひとりで、氷の館でザイルを倒した後に登場する。冷たい息に因る全体攻撃、「ホイミ」や「ヒャド」、大きく息を吸い込んで攻撃力を高めたりと攻撃パターンは多彩。加えてザイルと連戦になるのだが、どちらも大したことないのでそれほど苦戦はしないはず。PS2版のみグラフィックが豪華になっている。
小説版では妖精の長ポワンの姉という設定になっており、キリオという名前がある。
ザイルの祖父に愛されるが、その愛やぬくもりを受け入れることができず病的なまでにそれらを排除しようとする冷たい氷のような心の女王とされている。
また、ザイルの目に氷のかけらを突き刺すことで痛みによってあらゆるものを憎むよう仕向けていた。
しかし、最期は彼女を救おうとするザイルと共に崩落する氷の館とともに消滅した。
- モエールとヒエール
『スライムもりもりドラゴンクエスト』に登場するボスで、ほのおのせんしとブリザードマンの兄弟。しっぽ団四天王の一員であり、2匹で1匹という扱いである。初登場は黒いマントを着た大男であるかのように装っていたが、実際は二人羽織りをしていただけである。
2匹の仲はすこぶる悪く、正体がバレると互いに責任を擦り付けあい、戦闘でも自分がスラリンを倒すと我先に争う始末。
モエールは『ほのおのこて』で「メラ」を連発し、ヒエールは『ふぶきのつるぎ』の二刀流で回転しながら吹雪を起こす。互いの攻撃を相手にぶつける事でダメージを与えることができ、どちらかを持ち上げてもう片方にぶつけてもダメージを与えられる。どちらかが倒れると装備を落とすため、あとは装備の力でごり押しできる。ちなみに、落とした装備は資材として町に持ち帰る事ができる。
- ダークファンタズマ
『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』に登場する闇を操る邪悪な精霊。両手に集められた闇の魔力で、人々を闇に落としていく。闇を操る能力だけあって、「ドルモーア」や「ダークブレス」を覚える。
後に『ドラゴンクエストⅩ』と『ドラゴンクエストⅪ』にも逆輸入される形で本編に初登場した。
ポケカに同名のパックがあるため検索の際は注意。
- ジェイドウォリアー
『ドラゴンクエストⅩ』のVer.6で初登場した亜種。
ジェイド(翡翠)の名の通り緑色の炎が燃え盛っている。似たようなモンスターにジェイドフレアがいる。
おもに神話時代のエルトナの混沌に出現する。
- あめおとこ/はれおとこ
『ドラゴンクエストウォーク』に登場する亜種。
『ウォーク』のフィールドの天気はある程度現実の天候とリンクしており、雨の日はあめおとこが、雨が上がるとはれおとこが出現する。
あめおとこはプレイヤーの近くに出現するが、はれおとこは少し遠くに出現する。
- ブラッドフロウ
CV:狩野翔
『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』に登場。
煉獄峠の魔界で暗躍する炎竜三兄弟の一体「ドレンカ」に攫われた仲間を救出するためピサロに協力する熱い心を持った勇士。
シナリオクリア後に仲間に加わる。