概要
名前の通りかたつむりのように殻…というか巻き貝を背負っているスライム。スライム本体部分は黄緑色をしており、マリンスライムの陸上版色違いモンスター。巻き貝が重いのか、他のスライムと違ってちょっと潰れており、ほっぺがふにっとしている
この系統のモンスターは作品によって内部IDがマリンスライムが先かスライムつむりが先かで結構まちまちだったりするのだが、強さに関してはスライムつむりの方が若干上の事が多い。
その背負っている殻による高い守備力と、大群で現れる事が多い事、更に「ラリホー」や「ヒャド」といった呪文を使うためかなり厄介。
初登場は『ドラゴンクエストⅢ』。
HPは20しかないが、守備力は200という驚きの数字な上に仲間呼びでホイミスライムを呼び出して回復させるというとんでもない行動をする。呪文に関しても強耐性で、「マホトーン」「ニフラム」「ザキ」「バシルーラ」を除くとほとんどの呪文が非常に通りにくい。
逆にこの4つは弱耐性のため、マホトーンで黙らせてからじっくり倒すか他の呪文でさっさと排除してしまうのが良い。
なお、『ドラゴンクエストⅢ』ではゾンビキラーのゾンビ系特効効果がニフラム耐性を参照しているため、ゾンビじゃないのにゾンビキラーで大ダメージを与えられるという小ネタもある。
生息地域はムオル、ラダトーム、ジパング周辺。
ジパング周辺には早ければこちらのレベル20前後ぐらいで行けてしまう上、最大で6~8体の群れにエンカウントする可能性がある。
集団でラリホーとヒャドを連打されると、最悪の場合全滅する可能性もあり得る危険なエンカウントであり「時期に対して敵が強すぎるエンカウント」の代表例として語られる事もある。
なお硬いスライム系と言うとメタルスライム系を連想するが、メタル系と異なりスライムつむりはあくまでただのモンスターなため硬くてめちゃくちゃ倒しにくい割に経験値とゴールドはちょっぴり多い程度であり、ドロップするアイテムもひのきのぼうというガラクタしか無いなど、そっちの意味でも嫌な敵である。
リメイク版ではキャラの性格によるステータス補正が加わったことにより、「ごうけつ」「ちからじまん」等の力補正が大きい性格の戦士や武道家、勇者あたりでぶん殴れば普通に倒せるようになっており、脅威度は若干減った。
以後のナンバリング作品ではマリンスライムは出ていてもこちらが出ていない作品が多い。
『ドラゴンクエストⅥ』『ドラゴンクエストⅩ』『ドラゴンクエストⅪ』に登場するが、それほど堅牢な耐性はしていないため普通に魔法で焼き払ったり、特技によってさっさと倒してしまえばそこまで苦戦する事はない。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズでは全ての作品に登場しているが扱いは『ドラゴンクエストⅢ』とは真逆で、守備力はそれほど高くないが素早さが高いというモンスターになっていたりする。
ドラゴンクエストモンスターズジョーカーシリーズではまた守備力が上がり他のステータスが下がった。
同系統のモンスター
カタツムリのような巻き貝の中に薄い水色の身体がある。
- つむりんママ
『ドラゴンクエストⅩ』で登場するスライムつむりの転生モンスター。オレンジ色でホイップのような殻を背負っている。
- つららスライム
殻ではなくつららを背負った白色で目が赤いスライム。
- 石炭つむり
つららスライムの色違い。黒い石炭を背負った赤いスライム。