プロフィール
概要
ニセ勇者一行に属する勇者で、パーティではさり気なく最年少。
真面目にしてればイケメンなのだが、顔芸が凄い。
初登場時は異世界もの小説で言う所の悪徳勇者そのものな悪漢で悪党としての面が強く、目付きがかなり悪く、また子供のダイを殺そうとするなど冷酷であった。
基本は剣を使って接近戦を行う。魔法も「メラ」でデルムリン島の怪物たちを一掃したり、爆裂呪文(イオラ)も使えるなど結構強い。※ちなみに、でろりんのレベルは13。「レベル10代前半で、イオラを習得している」というのは、逆にすごいの事なのでは ないだろうか?(初登場の『ドラゴンクエストⅢ』では勇者が覚える全体攻撃呪文であり、中盤からガンガン使っていける優秀な攻撃呪文)。
もっとも、作中ではポップもギラより先にメラゾーマを習得しているなど、原作での習得レベルなどはあまり考慮されていなさそうではあるが。
恐らくは、少年時代は本当に勇者アバンに憧れ、真面目に修行もしていたのだろう。
ロモスの町の宿でダイ一行と再会した時は、『かつての悪行から反省して、【真の勇者】を目指している』とのこと。その後は、ダイ一行に『ここであったのも何かの縁だ! 一緒に飲んだり、飯食ったりしようぜ!』と席を増やしたり、ワインを用意したりとしていた(意外と御祭り好きなのかもしれない)。
ロモスの町を出発してから別の町で、仲間達と一緒に大道芸をやって資金を稼ぎ出していた。
そこからしばらくして、小舟に乗ってパプニカ王国を目指していたのだが、巨大な何かを観たため進路を変更、魔王軍との戦闘を退けながらオーザムにてビバークしていた。
『立てよォダイ!!
届いたぜ お前の想い! こんな北の果てにも ちゃんと勇者サマはいるから安心しろぃ!!
…偽物(ニセモン)だけどなぁ!!!!』
ダイの願いを叶える為に、野営地から一行を連れて飛び出した。黒の核晶に氷系呪文を使うことにためらうまぞっほを一喝して勇気を与えた。そういう意味では、でろりんもまた勇者になったと言える。
2021年末に発刊された「ダイの大冒険オフィシャルファンブック」の三条先生談によるとずるぼんとは実質カップルな腐れ縁的な感じとのこと。
『まー他にもっといい女(男)がいたら乗り換えるけど、こいつは自分にメロメロだからしょうがないよねー』と互いに思っているらしい。
装備
- 鋼鉄の剣
- 鉄を鍛造して製作された剣。刀身は片刃になっており、ナックルガードが付いている鍔が特徴
- 旅人の服
- 旅人のために製作された丈夫な服。
余談
- 1991年版にて、でろりんを演じた緑川光氏は、兼ね役でパプニカ三賢者のアポロを、劇場版『ぶちやぶれ!!新生6大将軍』の氷炎将軍ブレーガンを、『CDシアター ドラゴンクエストⅢ』の勇者アレルと『CDシアター ドラゴンクエストⅥ』のテリー、そして『ドラゴンクエストヒーローズ』以降は『ドラゴンクエストⅣ』のクリフトを演じている。
- 2020年版にて、でろりんを演じる下野紘氏は『ドラゴンクエストライバルズ』から少年時代のヤンガスを演じている。
関連タグ
でろりんのパーティ仲間
他作品の関連項目
勇者(DQ3):モデルとなった人物。上記の余談にあるように1991年版ででろりんを演じた緑川光氏は『CDシアター ドラゴンクエストⅢ』で彼を演じている。
ボッツ:漫画版ドラゴンクエストⅥの主人公。逆立った髪型に顔芸が得意という点が共通。
悪徳勇者:小説投稿サイトの人気ジャンル『異世界もの』に登場する『悪党そのものな勇者』を指す言葉。でろりんもかつてはこれに属していたが、改心したうえ、きっちり世界を救う一助になったでろりんと異なり、リンク先の悪徳勇者達はでろりんのように改心しないどころか『主人公への逆恨みから世界の平和を脅かす魔王軍と手を組む』等と言った悪行に手を染めるのが定番となっている。