データ
別名 | 魔王軍移動要塞 |
---|---|
高さ | 145m |
重量 | 不明 |
概要
大魔王バーン率いる“魔王軍”の本拠地として『ギルドメイン山脈』に建造された城。ギルドメイン大陸におけるリンガイアの南、またテランの東に位置する。
完成してからまだ1年にも満たっておらず、落成したその日に魔王軍六大団長が初めて一堂に会したとされる。
一見すると人型の重厚な岩の要塞だがその実態は巨大移動要塞で、いわば巨大ゴーレム(ロボット)のような存在であり、本来の構造部は頭部と胴体だけで、手足は肩と腰に当たる部分に設置されている魔力装置が周囲の岩石を吸い寄せて形成される。
また内蔵器官に合わせて用途の異なる部屋がいくつか設置されており、起動キーである「バーンの鍵」を使用する事により、バーンの魔力を受けて起動させる事が可能となるほか、魔影軍団の鎧兵士の生産工場としての役割もあり、“暗黒闘気”の力で無尽蔵に鎧兵士を生み出す機能が備え付けられている。
魔王軍幹部として鬼岩城の位置を知るクロコダインとヒュンケルが離反したことを受け、バーンの勅命によって稼働。ギルドメイン山脈から魔王軍が壊滅させた直後のカール王国を突っ切り、バーンが鎮座する真の本拠地であった北の島『死の大地』に移動している。以降は、死の大地の近くの海底に係留されていたが、パプニカ王国を襲撃するため、再び稼働した。
実は岩石の巨人としての姿は仮初のもので、ミストバーンによるパプニカ王国侵攻の際に、“世界サミット”に参加していたベンガーナ王国軍の攻撃を受けて表面の岩が剥がれ、その真の姿(文字通りの「城」としての姿)を白日の下に晒した。
その圧倒的戦力で、パプニカを蹂躙し窮地に陥れるも、最後はダイの『大地斬』で真っ二つにたたき割られて崩壊。機能を停止した。
なおキルバーンが言うにはバーンのお気に入りの玩具の1つであり、実際に物語の最終盤においてバーンが魔力の源である第三の目である“鬼眼”の力を開放し上乗せした最強の状態をイメージして建造した姿、即ち鬼眼王形態を模して建造したことが明かされている。
内部構造
- 玉座
鬼岩城の顔に当たる部分にある作戦指令室にして操縦席。この座席の後ろの壁に設置されている鍵穴に「バーンの鍵」を差し込んで移動メカニズムを作動させ、玉座にひじ掛け部分にあるコントローラーから魔力を送り込み、鬼岩城を操作する。
- 心臓(ハート)の間
肺の魔の上部分に設置されている部屋。新呪文の契約や習得に使用される。
- 肺(ラング)の間
右胸(図解では左胸)に位置する部分にある部屋。別名「開かずの間」。暗黒闘気を鎧などに吹き込みさまようよろいやデッドアーマーといった暗黒闘気生命体を生産する。
2020年版では、更にキラーアーマーやあくまのきし、デビルアーマーと鎧兵士系の魔物の種類が増えているだけでなく、うごくせきぞう、ひとくいサーベルも生産され、これらはパプニカ侵攻に導入されている。
- 左肩(レフトショルダー)の間
作戦会議室が設けられた部屋。ちなみに「右肩の間」については何があるのかは分かっていない。
- 中央の間
ロビー風の大広間で玉座の真下に位置している。
- 眼部
光線砲が2門武装されている。
- 胸、背中
大砲が92門も配備されている。
- 魔法動力球
両肱と両膝に位置する部分に設置されている魔力を物理的な動力に変換させる装置で早い話がエンジンの様なもの。
この装置により周囲の岩石が曳き溶けられ巨大な四肢を作り出し、鬼岩城を移動要塞としての巨人へと変化させる。
インフィニティストラッシュ
なんとラスボスとして登場。必ずダイを操作して大礼拝堂で戦うこととなる(原作のような空中戦ではない)。
フェーズが複数に分かれており、切り替わるたびにポップ、マァム、ヒュンケルがカットインと共に駆け付けてくれる。
無限湧きする雑魚と鬼岩城の攻撃で攻撃の嵐となるが、鬼岩城が直接攻撃を仕掛けて来た時が反撃のチャンスとなる。
関連タグ
他作品の関連タグ
大地の魔神ガドマ:ダイの大冒険の原作者が脚本を担当した戦隊に登場した悪の組織デーボス軍側の操る巨大兵器。
ドラゴンクエストⅩ:こちらにも同名の建築物が存在している。
暗黒の魔人:敵の拠点が意思を持ったことで誕生したボス。ラスボスの最終形態もこれが関係している