稲田浩司
いなだこうじ
1964年3月14日生まれ。東京都日暮里出身。
中学生の頃にあしたのジョーを読んで影響を受け、漫画家を志しその頃から漫画投稿やジャンプ等に持ち込みを開始。高校受験の時期に親からエンジニア職を勧められ5年制の高等専門学校に入学するが、どうしても諦めきれず卒業前後から再び漫画を描き始める。ジャンプに再持ち込みをした際以前応対した編集者が不在で、代理で対応した鳥嶋和彦と知り合い稲田の担当となる。
1985年、ジャンプ増刊号で『ルージュ・マジック』、1987年にジャンプ本誌で『クソッタレだぜェ!!』で読み切りデビュー。
桂正和などのアシスタントをしつついくつかの読み切りを発表し、アンケート結果もそこそこ良かったというが連載になかなかこぎつけなかった(鳥嶋曰く、彼は自作品の完成度へのこだわりが強い点や、アシスタントとしても優秀だがそれに安住してしまう傾向があり、積極的にネームを見せに来ないため一度アシスタント禁止令を出したという)。
その頃ジャンプ副編集長となっていた鳥嶋がドラゴンクエストシリーズの支援企画としてダイの大冒険を立ち上げる。最初は別の漫画家に作画依頼を出したが断られてしまったため、稲田ならアクションシーンも描けるし大丈夫だろうと話を持ち込むが、オリジナル作品にこだわるため渋る彼を説得し(「これを断るならもう来なくていいから」とまで言ったとか)、同作の作画を引き受け連載を開始。
ダイの大冒険連載終了後、数本の読み切りを掲載後
冒険王ビィトの連載を開始するが、2006年9月から長期連載休止になっていた。
長期間に及ぶ休止のため、ネット上では病死などの噂が飛び交いがちだが
2012年、病気ではあるものの御存命であることが発表された。
詳しくは→2012.04.04/09:39時点での集英社情報
・・・そして、長く苦しい雌伏の時を経て、稲田浩司は復活を果たした。
2016年4月15日発売の『ジャンプSQ.CROWN 2016 SPRING』にて
冒険王ビィトの連載再開が果たされた。
現在は季刊号である『ジャンプSQ.RISE』に連載の場を移し、鋭意執筆中である。