概要
初登場は『ドラゴンクエストⅢ』。右手に剣を左手にムチを持った持った人型の悪魔。
「メラゾーマ」を唱えて攻撃し、「ベホマラー」を唱えて回復する。時々2回行動をすることもある。
倒すと落とすことがある「ゆうわくのけん」は女性しか装備できない武器である。
…まぁ、仮に悪魔にオス、メスの概念があっても別におかしくはないが。
HD-2Dリメイクではさらにマホトーンが技として追加されている。
しばらくは登場しなかったが、『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』に久しぶりの登場を果たした。Dランクの悪魔系で、所持スキルは「HP回復」。
漫画作品『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』では、妖魔司教ザボエラ配下のモンスターとして登場。一応は軍団最上級のモンスターという設定ではあるが、クロコダインに蹴散らされ、残った個体も突如乱入してきた兵士によって全滅させられてしまった。前日譚にあたる『勇者アバンと獄炎の魔王』においてもクロコダインとこの系統の魔物が戦っていった。
なお、彼らはバルジ島の魔王軍総攻撃の際には出てきていない。
サタンパピー系のモンスター
- バルログ
ラストダンジョンであるゾーマの城に出現する悪魔型のモンスター。名前が某格ゲーに出てくる仮面を付けたキャラと丸被りだが全く関係ない。
「ザラキ」を使ってくるがそれ以外の攻撃は大したことはなく、ステータスも下位種であるサタンパピーよりも劣っている。
しかし倒した時に得られる経験値は3270と高く、落とすアイテムも「ふしぎなぼうし」と豪華なため、狩られやすい。
元ネタはトールキンの小説『指輪物語』等で登場する同名の怪物だと思われるが、その版権絡みの事でややこしくなったようであり、サタンパピーとは異なり中々再登場出来なかった。それどころか見た目もそちらの方と殆ど似せてしまった為、かなりマズい事になったと考えられる。
しかし、後に『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』と『星のドラゴンクエスト』にようやく再登場を果たした。
- ナイルのあくま
HD-2Dリメイクで追加されたボスモンスター。
魔王バラモスの配下であり、砂漠の国イシスの北にあるピラミッドの最奥で「まほうのカギ」を主人公一行より先に奪取するために赴いたところで遭遇し戦うことに。
戦闘ではお供としてマミーズアイを2匹連れている他、自身はマヌーサやバギといった呪文を主体に攻撃してくる。
倒すと消滅する前に「この敵はボストロール様が討ってくれる」と発言しているため、地位的にはボストロールより格下らしい。
豆知識によると頭が悪いのかたまに任務を放ったらかしにして遊ぶことがあり、その都度マミーズアイから睨まれるという。
まぁあっさりとバラモスやボストロールなどの上司の名前をペラペラしゃべるくらいなので頭は良くないというのは間違いないのだろう。
あとナイルの悪魔とは言うがどっかの不思議少女や某悪魔超人とは関係ない。
余談
『ドラゴンクエストⅢ』で初登場したモンスターのほとんどはリメイク版・後のシリーズ・外伝作品にて色違いが2体以上登場しているが、このモンスターとまほうおばばは2024年まで未だ色違いが1体しかいないという不遇なポジションにあったが、HD2D版にて新たな色違いであるナイルのあくまが登場(それもボス枠)した為、実質的に色違いが一体しかいないのはまほうおばばのみとなった。