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不思議少女ナイルなトトメス

ふしぎしょうじょないるなととめす

「不思議少女ナイルなトトメス」は、1991年に放送された、東映不思議コメディーシリーズ第12作である。
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東映不思議コメディーシリーズ第14作目。同「美少女シリーズ」第4作目にあたる。


あらすじ編集

ごく普通の女子高生・中島サナエは、生まれて初めて行った墓参りの最中に、妹・マナミのブローチを探していた弾みでピラミッド型の墓を壊してしまい、先祖である初代トトメスが封印していた51匹のナイルの悪魔を解放してしまう。サナエは初代トトメスから力を受け継いで2代目トトメスとなり(ごく普通の女子高生をやりながらも)51匹のナイルの悪魔を封印用のピラミッドに封印する戦いを続ける。


概要編集

前作『美少女仮面ポワトリン』とは異なり、仲間の変身ヒロインは登場しない。

その代わり、主人公・中島サナエの妹のマナミ&その友人のイツカ&ハナコが結成する『トトメス少女隊』が登場するのが特徴で、三人娘はおまじないの本を使って、主人公のサナエを影からサポートする(ただし、おまじないに失敗してパニックトラブルを起こしてしまい、トトメスに助けられることが多い)。ポワトリンの変身ヒロイン要素に、『おもいっきり探偵団覇悪怒組』&『じゃあまん探偵団魔隣組』の少年(少女)探偵団要素を織り交ぜているのが分かる。

サナエ/トトメスは感情の起伏が乏しく無感情で理屈っぽい話し方をするためシュール感が増している。

後半は悪役が労働組合という奇抜な展開となっている(企画した小林義明元監督が東映労働組合の幹部だったとか)。


次回作『うたう!大龍宮城』はバブル崩壊を強く反映した内容&バトルではなくミュージカルを題材にした作品となっている。

また、トトメス少女隊の少女のトリオという設定は次々回作『有言実行三姉妹シュシュトリアン』に受け継がれた。


漫画版は『sweetらぶらぶ』の井口ユミが担当していて、ぴょんぴょんで連載された。初代トトメスがサナエの祖母として、常にサナエの近くにいる点が実写版と異なっている。


「イブンバツータ・スカラベルージュ!!」

「何を血迷う、ナイルな悪魔!」

「美しく戦いたい、空に太陽がある限り!不思議少女ナイルなトトメス!」

「星はなんでも知っている、ナイルはなんでも知っている」

「アメンホテップ!!」

「縛れ!パピルス!」

「あと、○匹」


終盤の展開(ネタバレ注意)編集

マナミは最終回で(視聴者にとって)重大な役目を演じる為、前作の主人公の妹・ポワトリンプティットの後継者と言える。

トトメス少女隊は最終回付近で、ラスボス・ワルサ委員長を捕まえて三代目トトメスになることを目論むが、自分たちの未熟さといかにトトメスが一生懸命戦ってきたかを痛感し、一旦夢を諦める羽目になった。

そして、ワルサ委員長との最後の戦いを苦戦の末に制し、封印を果たしたトトメスことサナエだったが、気力を使い果たして昏倒。入れ替わりで意識を取り戻したマナミにトトメスであることを知られてしまう。

しかし、姉の成績が落ちたことに疑問を抱いていたマナミは、その原因がトトメスとしての仕事であるのを思い知り、「もう次のトトメスになりたいなんて思わない。お姉ちゃん……お疲れ様」と涙ながらに姉を労う。

そこにイツカとハナコが意識を取り戻して起き上がりかけたが、マナミが鉄製のボールで二人を殴り倒して気絶させる。

さらにマナミは自らをボールで殴って気絶し、姉がトトメスであったことを忘却の彼方に封印した。


後日、サナエは修復された先祖の墓を詣で、初代からの労いを受けながら、妹たちと共に日常を取り戻したのだった……。



表記ゆれ編集

ナイルなトトメス


関連タグ編集

東映不思議コメディーシリーズ

エジプト ピラミッド パピルス ナイル川 ベール

変身ヒロイン エブリデイ・マジック 家族愛 

山地闘破世界忍者戦ジライヤ)…本作に、そっくりなナイルの悪魔が登場する。

忍者戦隊カクレンジャー:主人公が封印を解いてしまったことが全ての始まりだったスーパー戦隊


ぴょんぴょん…コミカライズを連載していた。


美少女仮面ポワトリン→不思議少女ナイルなトトメス→うたう!大龍宮城

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