概要
初登場は『ドラゴンクエストⅡ』。騎士の屍が邪神官によって操られたモンスター。『ドラゴンクエストⅪ』では、「邪悪なチカラに支配されて心を亡くし、骨だけになってもいまだに酷使されている人間の兵士」ということになっている。
一人の相手に集中攻撃で攻めてくる。倒すと「ふくびきけん」を落とすことがある。『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードⅡ』にも登場、盾からレーザーを放って相手全員を攻撃する「闇の刻印」と、生前に身につけた剣技で相手1体をマヒ効果のある攻撃をする「じゅくれんのわざ」を使ってくる。僧侶と組むと「じゅくれんのわざ」が呪いの剣で敵1体を攻撃して動けなくする「かなしばり」になる。
『ドラゴンクエストⅡ』以降の出番はあまりなかったが、『ドラゴンクエストⅪ』で念願のナンバリング再出演を果たし、「だつりょくおどり」という相手全員の攻撃力を一段階下げてくる踊りを使ってくるようになった。
上記の『ドラゴンクエストⅡ』の後日談に当たる『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』にも登場。
冒頭でビルダー(主人公)が囚われていた船の船長がこの個体である。途中で嵐に遭遇し行方不明になるが・・・?
アンデッドマン系のモンスター
- スカルナイト
深紅の鎧を装備した黄色いガイコツの騎士。『ドラゴンクエストⅪ』の豆知識によれば「死にたくないと願った騎士が邪悪なチカラで復活した姿」とのこと。
「ルカナン」を唱えてくるガイコツのモンスターの元祖である。ダークアイと共に、倒すと防御力はトップクラスだが呪われている盾系の装備品「しにがみのたて」を落とす。
『ドラゴンクエストⅪ』ではアンデッドマン同様「だつりょくおどり」を使ってくるが、連携技で「ヘロヘロダンス」も使ってくる。ムービー内には最後の砦襲撃イベントや過去のユグノア襲撃イベントでモブモンスターとして登場している。
小説『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 それぞれの道』では、不死騎団の残党としてヒュンケルに変わり新たな団長になり変わらんとした。
人間たちを捕まえて奴隷としてコキ使い、新たなアジトを建設しようとしていた。ヒュンケルのことは「人間のくせに偉そうにしやがって」と語っており、前々から気に入らなかったという。
アジトに乗り込んで来たヒュンケルに対して揉み手しながら擦り寄るが、本性を現して間もなく一刀両断にされ敗北する。配下たちもクロコダインによって蹴散らされた。
ちなみにこのエピソードに登場する少女「ティカ」は、『ドラゴンクエストⅪ』のマヤと類似点が多く、スカルナイトがやったこともこのキャラと同じである。
- ハーゴンのきし
大神官ハーゴンの直属のアンデッドの騎士。その割にはラストダンジョンである「ハーゴンのしんでん」には出現せず、その手前のダンジョンである「ロンダルキアへの洞窟」に出現する。連続で相手を攻撃し、「ベホイミ」や「ルカナン」を唱えてくる。おまけに、「つうこんのいちげき」を放ってくるといった強敵である。かなりの低確率だが、倒すと「いなずまのけん」を落とす。
そのネーミング故、再登場は絶望的だったが『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードⅡレジェンド』のレジェンドクエストⅡにて再登場を果たした。登場ストーリーは第五章の「極寒の大地」。その後は『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』のイベントや『ドラゴンクエストビルダーズ2』で再登場。
- 黄金兵
『ドラゴンクエストⅪ』に登場した金色のガイコツの兵士。正体は鉄鬼軍王キラゴルドによってモンスターの姿にさせられたクレイモランのバイキングで、盾や鎧にはバイキングの物に似た紋章が付けられている。通常攻撃のほかに「しびれる剣技」という相手を3回攻撃したあとマヒ状態させることがある攻撃を使う。また、黄金兵長と共にゾーン状態に入っていると「ゴールデンコンビ」という連携技を使ってくる。見た目はガイコツだが、ゾンビ系ではなく物質系のモンスターである。
- ニズゼナイト
『ドラゴンクエストⅪ』に登場。復活した邪神ニズゼルファによって生まれた意思なき屍の兵士。盾のには、アンデッドマンやスカルナイトとは異なる紋章が描かれている。通常攻撃のほかに、「ルカナン」「だつりょくおどり」「しびれる剣技」といった下位種が使ってきた特技を使う。PlayStation 4版のみハッスルじじい・邪の増援として出現することがある。名前が名前だけに、ハーゴンのきし同様に今後の再登場が絶望視されている。
- メダル兵
『星のドラゴンクエスト』のちいさなメダル集めイベント『メダル魔王からの挑戦状』に登場する。外見的には上記の黄金兵の持っている盾がちいさなメダルに変わっただけである。