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解説編集

大魔王異魔神に仕える四人の魔王の一人。動物系のモンスターからなる獣(ビースト)兵団を率いる。

精悍な顔立ちに金髪の男前だが後述の性格から暴君然とした印象を強める。

大鎌を武器とし、野生の感性と卓越した格闘戦のセンスで、近接戦闘では無類の強さを誇る。

翼の生えた獣人の姿をしているが真の姿はスフィンクスのような魔獣。


魔王軍の中で唯一の真正の魔族である(ジャガンと冥王ゴルゴナは元々人間、竜王は善なる竜の一族の血を引く聖なる存在)。


性格編集

傲慢・尊大にして強気、かつ残虐で例え部下であっても敗者を切り捨てる冷徹な性格。

獣らしく直情的かつ短期で粗暴な面があるがその一方で異魔神の方針に疑問を抱いたり、アルスを追い詰めるために策略をめぐらして孤立させる等、単なる脳筋ではない理知的な面も見られる。


劇中での活躍編集

アルス一行が海王リバイアサンを退けて、アリアハンに到着したことを受け、獣兵団全軍を動員し、総勢十万もの兵を率いてアリアハンへと侵攻。

勇者の故郷として各国から矛を向けられた経緯から、厭戦主義が染み付いたアリアハンに魔法での通信で宣戦布告し、アルスを指し出すよう要求。一対十万という絶望的な戦いを強いることで勝利を確信する。

そのまま疲弊したアルスを追い詰めるも彼を助けるべく、アリアハン城から脱出してきてたパーティーの仲間たちの決死の後援、さらにキラの到着で戦況は一変する。


これにグノンは精鋭の獣兵団四天王を筆頭とする主力部隊を前面に押し出して対抗するもケンオウたちの活躍で四天王全員が討ち取られ(しかも、キラと戦ったリカンタスに至っては敗北しながらも最後の足掻きとしてキラを拘束し、自分ごと殺すようグノンに懇願したにもかかわらず、グノンは「敗者の足掻きなど見苦しい(意訳)」とその行為を唾棄し、リカンタスだけが処刑された)てしまい、さらには全軍でアルス一行を完全に包囲していたことが仇となり、タルキンの命を引き換えにしたメガンテで残っていた獣兵団も壊滅させられてしまう。


それでもアルス一行は既にボロボロでグノン1人となりながらもグノンが優位であったが賢王に覚醒したポロンの力でアルス一行が息を吹き返し、ポロンの合体魔法メラゾーマ×2で瀕死の重傷を負う。


人間相手に大地に膝をつくほどのダメージを負わされたグノンは、切り札の魔獣形態に変身。その圧倒的な力で再びアルス一行を追い込み、今度こそ終わりかと思われた。しかし、立ち上がったアリアハンの人々の力を結集したアルスのミナデインを纏った光の剣が眉間に突き刺さり、そこからダメージを受けると元の姿に戻ってしまう。それでも執念のみで立ち上がるが立ったまま絶命するという壮絶な最期を遂げた。


遺体はそのまま放置されたがジャガンの魔法で消滅させられた。


続編への登場編集

紋章を継ぐ者達へ』において、クインゾルマの手によって再生され、アリアハンを襲撃する。


獣王グノン

以前よりもパワーアップし、さらに自らの配下である四天王の骸が変化した鎧をまとって鉄壁の防御を獲得。


人間に対しては「蛆虫」という蔑称を吐く程に憎悪が加速し、その怒りから今まで以上に容赦がない。

特に“勇者”という存在に特大の憎悪を募らせており、アロスを執拗に追い回す。


クインゾルマから新たな兵力を与えられ、彼女の餌なる恐怖と憎悪の感情をかき集めるべく魔物たちを率いる。

ゾルマの目的はハナから意に介しておらず、ただ勇者と人間への復讐を目的に戦い続ける。


その他編集

獣王という称号から同じドラゴンクエスト漫画作品のダイの大冒険クロコダインと共通点を見るものも多い。といっても武人のクロコダインと軍人よりの考えを持つグノンでは大きく異なるのだが。

また同誌で連載していたハーメルのバイオリン弾きに登場する超獣王ギータとも比較されることがしばし。こちらはグノンに失礼なくらいの卑怯者なのだが…


関連タグ編集

ロトの紋章

魔王軍 モンスター 幹部

獣王 暴君

スフィンクス

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