概要
アレフガルドから来たラダトームの王子として登場。死産とされていた勇者ロトの第三子である長女フローラの血を引いており、表舞台には出ずに闇のオーブを守り続けていた。中性的な顔つきをしており、髪の色もアルスやアランのように黒ではなく桃色。性格も穏やかで冷静な話し方をし高貴な感じを出している。
竜王に支配されたラダトーム城奪回のため、助力を求めて同じロトの子孫たちがいる地上へ行くが、その際に闇のオーブを偽物とすり替え本物を聖域に封印するために赴きアルスの協力もあり、ラーミアの卵が置かれた聖域にオーブを封印し自身の持っていたロトの紋章を託してアレフガルドへ帰還。
帰還後は仲間の大切さを知りレジスタンスを結成。竜王からラダトーム城の奪還に成功したが、その直後に闇のオーロラがアレフガルドにも発生、異魔神の復活を悟り対抗する為に光の玉を取りに行き、その時に竜王とも和解する。そしてジャガンがアランに転生したのを聞きレジスタンスメンバーと共に、再度地上に行きアルスたちと合流した。
当初は常に1人で戦ってきたために全部1人で背負い込んでしまう所があり別行動をとる事が多かったがアルスたちの助力もありその重圧から解放されパーティに加わる。
ロトの紋章以外は特別な装備は所持しておらず(聖なるナイフ、旅人の服)そのスペックの高さが窺える。
自らを王子を名乗る、見た目は少年の姿、一人称は「僕」、アリアハンではルイーダを含む女性たちに見惚れさせる、アルスの事を遠い兄弟だと語る…とアステアが男性だとを思わせる描写は多々あったがこれらは全てミスリードで彼女は立派な女性である。
『ロトの紋章』の本編内では彼女の性別には触れてはおらず、公式に女性と判明したのは番外編の『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 Returns』及び続編の『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 〜紋章を継ぐ者達へ〜』での描写であり、『ロトの紋章 Returns』ではおさげ姿で、『紋章を継ぐ者達へ』では髪を伸ばしドレスを身にまとっている。
元々は兄であるアロイスが正式な後継者だったのだが竜王軍にアロイスが倒されてしまい、彼女がロトの紋章を継ぎ第三のロトとなり兄の後を継いだ。その時に魔王軍に勝つまで「女を捨てる」覚悟を持ち自身を髪を切り男装するようになった。
終盤ではラダトーム城の地下聖域に向かい、そこに安置されている光の玉を入手しようとする。そこへ因縁深き竜王が現れ対峙するが、彼は既に戦えるような状態ではなかった。それでも戦いを挑む竜王の攻撃をいなし、和解の手を伸ばしたことで改心させた。そして光の玉を渡され、異魔神に苦戦するアルスたちの下へ駆け付け闇の衣を無効化。トリプルギガデインに協力して一度は勝利する。
その後、密かにアランに憑依していた異魔神が復活。消滅した世界樹を舞台に最後の戦いを繰り広げる。戦闘は主にアルス、アラン、アステアと3人で勤め、世界中から集った仲間たちの援護や、途中から剣王キラ、拳王ヤオ、賢王ポロンと交代して戦闘を繰り広げる。
しかし異魔神の「りゅうせい」によってアルス以外のPTメンバーが死亡してしまう。だがわずかに生き残った戦士たちのマジックポイントを集めたアルスの「ミナデイン」によって異魔神との決着を迎えた。
異魔神との戦いが終わりアランと共にするシーンが描写されていたが、続編である『紋章を継ぐ者達へ』で登場した時は2人は夫婦となっており、そして双子も授かり平穏な日常へと戻っていた。
アランと結ばれた後は隠す必要がなくなったのか口調も女性のものに戻っており国の女王としてアレフガルドとラダトームの復興に力を入れている。