曖昧さ回避
- 『メタルマックス3』の登場人物。→ジャガンナート(メタルマックス)
概要
CV:まるたまり(コミックCD版)
異魔神の配下で4魔王1人で魔人王ジャガンを名乗り、エリミネーターなどの人型モンスターで構成された「鬼(デーモン)兵団」を管理する。アルスと初めて対峙したのはアリアハンであり、勇者ロトの血筋でありながら魔王軍に加担しているのを見てパーティ一同は混乱する。
彼が纏っているロト装備はアルスのとは違う赤色に染まっていた。
実は勇者ロトの長男ローランの子孫で本来ならアルスの立ち位置には彼がいるはずだったのだが、生まれて間もなく魔王軍に国は滅ぼされ彼は本来の名前を与えられる前に呪われた名前である「ジャガン」を与えられてしまう。
本来ロト装備は青色なのだが魔神王戴冠時にロト装備を纏った剣士と戦いには勝利するが、それが自身の父親でありその時に流れた父親の血と異魔神の血で呪いが強化され赤色に変化。それを機にロトの力と魔人の力を併せ持ち黒い稲妻「エビルデイン」を使うようになるほか、ロトの血筋としての聖なる力も変わらず扱える。実際、レイアムランドのほこらでは邪悪な力を弾く結界に対抗するためロトの力を行使している。
人類を脅かしつつ表面上では異魔神に忠誠を誓っているが、自分の運命を弄んでた異魔神に対し強い怒りがあり、異魔神を含めた全てを自分の前にひれ伏させようという野心を抱いている。ただしジパングでアルスと戦った際にはアルスの成長を喜んだり、アルスから「違う出会いなら友になれたか?」に問いかけに対し「かもしれん」と返答し、また必要以上の犠牲者を出さないよう街中では専用の結界を張って自分たちだけで戦おうとするなど、ロトの血筋が反映された立ち回りもみられる。
また、呪われた名前が本来魔王軍の計画ではアルスに名づけられる予定だったことを知ると、アルスをやや逆恨みする場面も見られるなど、運命を狂わされた自身の状況が原因で深層心理はかなり不安定。
初対決ではアルスを倒すが、ジパングでの再選では復活した彼に敗れ、ロトの紋章が全て揃いオメガルーラが発動するのだがジャガンの邪悪な心に反応してしまい、彼だけが弾き飛ばされてしまう。勇者としても魔王軍としても居場所がなくなってしまったジャガンは、以前から言われていた「闇のオーブに異魔神の肉体が封じられている」ことを思い出し、異魔神を服従させる為に闇のオーブを破壊するが、それは肉体を入れた器ではなく肉体の封印装置であった為、予想に反して封印を解く事になってしまい、復活した肉体にジャガンに流れるロトの血を吸収されて命を落とす。
ジャガンという存在を魔王軍が欲した理由は最初からこれを狙ったものであり、異魔神自身が聖なる力への耐性を身に着けるためロトの血を求めたからである。
しかし母であるフレイアが蘇生呪文を唱え彼は復活し、そこで母と再会(と言っても彼は当時は赤子で母を覚えていない)し自分の本名を知る。だが母親とは死別してしまい、自分のせいで両親を失った怒りと悲しみをアルスにぶつけ、アルスも彼の気持ちを汲み戦いを挑む。
アルスが放つギガデインの前に敗れ、黄泉の国へと旅立つ両親の導きにより魔の呪縛から解放され勇者として復活し、ロト装備も本来の青色に戻る。
ここから彼はジャガンからアランとしての人生を歩み始めた。
ちなみに魔神王戴冠時は10歳、最終年齢15歳で作中ではかなり大人びて見えるが、設定上はアルスと同い年である。